報道陣向けの公開ゲネプロと囲みには脚本・演出の霧島ロック、主演の越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)、出演の室龍太が出席し、上演にあたっての気持ちなど語った。
大阪の街の片隅を舞台に、世間からちょっとはみ出した登場人物たちが、 ほんの少し前に歩き出す姿を描いた笑って笑ってちょっと泣ける本作。
霧島が所属する劇団「ここ風」が2019年に初演しており、今回2年ぶりとなる今公演では、舞台を中心に活躍するジャニーズ事務所の4人組グループ「ふぉ~ゆ~」の越岡裕貴が主演、 関西ジャニーズJr.を卒業したばかりの室龍太が共演として参加し、初演メンバーでもある後藤英樹、天野弘愛、斉藤太一、三谷健秀、斉藤ゆき、香月健志が顔を揃えた。
大阪出身の霧島によって描かれた舞台「ッぱち!」は全編ほぼ関西弁。特有のテンポや笑いによって、その奥に込められた感情が心にスッと入り込む。
物語は、吉岡雅人(越岡)の実家である古道具屋に、小学校時代の友人・河野裕之(室)が「たまたま近くに来た」と20年ぶりに訪ねてくるところから始まる。
雅人と河野だけでなく、雅人の妹や同居人、友人など、個性的な人ばかりが集う古道具屋は賑やかで笑いに溢れた日常が描かれている。
物語が進むにつれ、その一人ひとりが抱えるものも見えてくる。
脚本、芝居、関西弁などさまざまな要素が温かに絡み合い、観劇後には小さな一歩を踏み出す勇気が湧くような作品となっている。
初日を迎えて
越岡裕貴「(緊急事態宣言における、 政府や府からの要請に鑑み)残念ながら大阪公演は中止になってしまいましたが、東京公演の幕が開き、お客様に観てもらえる嬉しさを感じています」
室龍太「キャストスタッフみんなで力を合わせてつくった作品をこうして世に出せることが幸せです」
霧島ロック「僕たちは3人とも地元が関西なので、大阪公演の中止は残念さも倍増ですが、東京でこの芝居がお客様に披露できることに感謝しています。とにかく稽古が楽しかったので、 お客様にも楽しんでもらえるお芝居に」
稽古場での越岡裕貴、室龍太の印象
霧島ロック「キラキラ輝いていて、稽古場にあらわれた時から太陽のようでした。(座長の越岡は)俺についてこいというタイプではないけれど、自然と周りがついていきたくなるような存在です」
越岡裕貴「(初共演の室について)めちゃくちゃいい役者です。舞台でいろんな経験をしてきているので、刺激を受けています」
室龍太「(越岡について)全然飾らないし自然体。 ほんまに吉岡の役がピッタリです。これまではシュッとした役のイメージがありましたが、今回真逆のイメージのこっしゃんさん(越岡)を見て、すごいなと思いました」
全編関西弁の芝居は初の主演・越岡裕貴
越岡裕貴「関西出身なので、普段、親と喋る時は関西弁ですし、違和感なくやることができました」
作品について
越岡裕貴「この作品で描かれるのは、“大きく踏み出す一歩”ではなく、“少しだけ踏み出す一歩”。それは割と難しいことやったりもします。自分自身も、人に支えられているんだってことを強く思いました」
最後にメッセージ
越岡裕貴「今後も引き続き対策をしながらキャストスタッフ力をあわせて、いい作品になるように突っ走っていきます」
室龍太「万全の対策でお待ちしておりますので、お客様には安心して劇場に足を運んでいただきたいです」
舞台「ッぱち!」の上演時間は約1時間55分(途中休憩なし)。
5月13日(木)から5月19日(水)まで銀座 博品館劇場にて上演中、
5月28日(金)から6月6日(日)まではニッショーホールにて上演。
舞台「ッぱち!」
作・演出:霧島ロック
出演:越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)/室龍太/三谷健秀/天野弘愛/香月健志/
斉藤太一/斉藤ゆき/後藤英樹
【東京公演】
公演日程:2021年5月13日(木)~5月19日(水)全10公演
会場:銀座 博品館劇場(東京都中央区銀座8-8-11)
【大阪公演】※大阪府からの要請に従い、 全日程中止となりました。
【東京凱旋公演】
公演日程:2021年5月28日(金)~6月6日(日)全14公演
会場:ニッショーホール(東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル)
チケット:全席指定9,300円(税込)
問い合わせ:
<東京公演>サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(平日12:00-15:00)
<大阪公演>キョードーインフォメーション
0570-200-888(月~土11:00-16:00)
公式サイト:https://pachi-stage.com
公式Twitter:@pachi_stage
企画・製作:ニッポン放送/ミックスゾーン/ポニーキャニオン