2021年10月より東京・東京グローブ座、11月より大阪・サンケイホールブリーゼにて、 『LUNGS(ラングス)』を上演することが発表された。

2011年の初演以降世界中で上演され続け、2019年には作者ダンカン・マクミランがさらに戯曲をブラッシュアップし、ロンドンのオールドヴィック・ シアターにて、マット・スミス、クレア・フォイというスターキャストにより上演され話題になった「LUNGS」が、日本初上演となる。

演出を手がけるのは、『福島三部作』第二部『1986年:メビウスの輪』で第23回鶴屋南北戯曲賞を受賞するなどポップでロックな創作スタイルの谷 賢一。

主演を務めるのは、単独主演・二人芝居ともに初挑戦となるジャニーズ WESTの神山智洋。
2018年の舞台『オセロー』では、確かな演技力で高い評価を受け、2020年8月の『正しいロックバンドの作り方 夏』以来、約1年ぶりの主演となる。

「この作品は、素舞台で上演されることを想定している。 背景も、家具類も、小道具も一切なく、マイムもしない。衣裳替えもしない。 照明変化や音響で、時間や場所の移動を示すことも行わない。」
台本の 1 ページ目に書かれた作者の言葉からもわかるように、この戯曲は、二人の俳優、演出家をはじめとするクリエーションチームの想像力、そして客席のお客様の想像力のもとに立ち上がる作品。
そろそろ子供をもつべきなのか......。という若いカップルが直面する問いを発端に、リアルでシャープな言葉で、スピーディーに男女の会話が展開していく。人生を変えてしまうような大きなできごとから、日常のほんの些細なことまで、日々の出来事から人は何を想い、考え、立ち止まり、そしてまた前に進もうとするのか。 自分たちの物語として、誰しもの心に強く響く、特別な作品となるだろう。

演出の谷と、主演の神山より、コメントが到着。

【演出】谷 賢一 (たに・けんいち)
1982年5月11日生まれ 福島県出身

コメント
戯曲を初めて読んだとき、手が震えました。こんなにすごい本があったのか!と。演劇は俳優の演技を通じて、観客が自分の想像力のキャンバスに絵を描いていく芸術です。演者と観客で共に描く絵画なのです。すべての演劇がそうですが、この 『LUNGS』は俳優の身体を通じて時間も空間もすべて観客が描き、塗る。演劇の究極の形です。
奇しくも昨年、同じ作者ダンカン・マクミランの作品『エブリ・ブリリアント・シング』を演出・上演して、そのパワーとユーモア、演劇的可能性に圧倒されました。またこうして世界最先端・最高峰の作品に関われることを誇りに思います。 主演の神山さんと手を取り合い、息を合わせ、同じ理想を共有し、日本の観客にこの素晴らしい作品を最高の形でお届けしたいと思います。

画像: 神山智洋初単独主演舞台『LUNGS』10月東京、11月大阪にて上演決定!神山「初めて尽くし、楽しみながら頑張ります!」

明治大学演劇学専攻、英国にて演劇学を学んだ後、2005年劇団 DULL-COLORED POP を旗上げ。 ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに高い評価を受けている。13年に『最 後の精神分析』の翻訳・演出にて第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。19年 には『福島三部作』を一挙上演し第64回岸田國士戯曲賞、第二部『1986 年:メビウスの輪』にて 第23回鶴屋南北戯曲賞を受賞。一方で、劇団外の活動も活発に行っており、海外演出家とのコラ ボレーション作品も脚本や演出補として数多く手がけている。最近の主な作品に『17 AGAIN』(21/ 翻訳・演出)、『チョコレートドーナツ』(20/翻案・脚本)、『人類史』(20/作・演出)、『アンチフィ クション』(20/作・演出・出演)、『エブリ・ブリリアント・シング』(20/翻訳・演出)、『マクベス』 (19/翻案・演出)、『福島三部作・一挙上演』(19/作・演出)、『三文オペラ』(18/演出・上演台本)な ど。

【主演】神山智洋 (かみやま・ともひろ)
1993年7月1日生まれ 兵庫県出身

コメント
単独主演も二人芝居も初めてで日本初上演の作品、お話をいただいたときは「いよいよきたか」と思いましたが、ここまで初めて尽くしを一気にやらせてもらえることは燃えますし、とてもありがたいことだなと感じています。二人芝居は未知数すぎて、ワクワクしている部分ももちろんありつつ、素舞台という絵変わりがないチャレンジングな作品なので、魅せるためには細かいとこまで詰めていかないとと思っていて、稽古期間中は追い詰められているかもしれないです(笑)。 日本初演ということで参考にできるものがないのですが、今後どこかで上演されるときには今回がベースになることもあ ると思うので、僕たちなりの『LUNGS』を創り上げたいです。 「子供をもつ、もたない」という、今の時代にリアルで身近なテーマを持つ作品です。演出の谷さんともう一人の出演者の方と三人四脚で、スタッフの皆さんにも支えてもらいながら一丸となって、皆さんに楽しんでもらえる、面白いものを創りたいと思います。僕自身初めて尽くしだからこそ、まずは楽しみながら、せりふの一言一言に想いをこめ、意味を持って伝えられるよう頑張ります!

2014年に“ジャニーズ WEST”のメンバーとして「ええじゃないか」で CD デビュー以降、幅広いジャンルの楽曲を次々と発表。現在はバラエティー番組『パパジャニ WEST』(TBS)、『あなたの代わりに見てきます!リア突WEST』(ABC)にレ ギュラー出演中。また、音楽好きが高じて音楽雑誌『MG』にて「神山智洋の音学〜E7〜」を連載している。近年の主な出演作は、【舞台】『正しいロックバンドの作り方 夏』(20)、『オセロー』(18)、SHINKANSEN☆RX『VampBambooBurn~ ヴァン!バン!バーン!~』(16)、『ブラッドブラザース』(15)、【ドラマ】『正しいロックバンドの作り方』(20・NTV)、 『宇宙を駆けるよだか』(18・Netflix)、『名奉行!遠山の金四郎』(18・17・TBS)、『大貧乏』(17・CX)、『炎の転校生 REBORN』 (17・Netflix)、『信長燃ゆ』(16・TX)など。

舞台『LUNGS』

作 ダンカン・マクミラン
演出 谷 賢一
主演 神山智洋 
東京公演 2021年10月 東京グローブ座
大阪公演 2021年11月 サンケイホールブリーゼ

主催・企画製作 東京グローブ座

お問合せ
東京公演:東京グローブ座 03-3366-4020
大阪公演:キョードーインフォメーション
0570-200-888(11:00〜16:00 ※日祝休業)

This article is a sponsored article by
''.