これまでファンやメディアの前で語られることのなかった言葉、見せることのなかった姿―。そのすべてに優しさが宿っていると感じるのは、何があっても自分を信じ、ひたすらに前を向いて歩み続ける中で備わった、ジェジュンのしなやかな強さによるのかもしれない。
美しい映像と音楽と共に、その人生を辿るこの作品を観終える頃には、アーティストとしてだけではなく、一人の青年としてのジェジュンへの思いを新たにすると同時に、ジェジュンという人物が纏う優しい空気感で、今を懸命に生きるすべての人をそっと包み込んでくれていることに気付くだろう。
Photographer:Choi Seung Kwang (STUDIOESKEY) Photography assistant:Rachel Choi (STUDIOESKEY) make up:Moon joo young Hair:Park ok jae Stylist:Cha oh reum Text:Yumiko Yasugi
――ドキュメンタリー映画『ジェジュン:オン・ザ・ロード』は、ジェジュンさんが大好きな映画『頭の中の消しゴム』の監督であり、尊敬されているイ・ジェハン監督が撮影されました。
「この作品でご一緒するずっと前から、イ・ジェハン監督とは友だちとして過ごしてきました。今までは友だちとして、距離が近い方だと思っていたんですけど、映画で監督からいろんな質問をされて、今までお互いのことを、すべてを100だとしたら20ぐらいしか知らなかったんだ、そこまで深く話していなかったんだと思いましたし、まさか監督からこういう質問が来るとは思わなかったという質問もあって意外でした。今まで18年間活動してきて、マスコミの方に質問されたことがなかったり、ファンのみなさんにも話したことがない質問が多かったので、もしかして仕事だと思っていたら答えづらい質問も多かったです。ちょっと答えるのが怖かったですね。でも、イ・ジェハン監督のおかげです。すごく自然な対話に引っ張ってくれる魅力を持っている方なんじゃないかなとあらためて思いました」
――撮影をする中で、イ・ジェハン監督との印象に残っているエピソード等はありますか。
「今後、映画をご覧になる方々は、編集された映像をご覧になると思いますけど、NGになっていない公開されている映像だけでも、家族のことや、僕が子供の頃にどう育ってきたかを素直に話したのでびっくりされると思います。僕はまだ完成した作品を観れていないので、編集された後に、僕が伝えようとした話がどこまで公開されるかわからないですけど、1回は観られても、僕からしたらすごく恥ずかしいので2回は観れないと思うんですよね(笑)。「ここまで言っちゃったのか」と後悔したシーンもありますし。監督との対話では、お酒を飲む機会が多かったんですけど、人ってお酒を飲むと深い話をするじゃないですか。その時もこれまで考えたことがないような話を、監督が聞いてくださったので、真剣にたくさん考えて気付かされたことに感謝の気持ちが大きいです」
――作品の中では、ジェジュンさんにゆかりのある方々が登場されていますね。
「中学生の時の担任の先生に久しぶりにお会いできました。すごく久しぶりだったんですが、歳をとられた先生の顔を見た瞬間、すごく胸が熱くなってきちゃって、あの時もすごく印象的でしたね。あと、チャン・グンソクくんの最後のインタビューは、僕は全然知らなかったので、そのインタビューを見た瞬間はびっくりしました」
――親しいご友人の方とリラックスして食事をされているシーンも収録されています。
「軍人の時の仲間たちとか、仲良くしている芸能界の後輩たちとかとご飯を食べているシーンがあるんですけど、みなさんにお見せしたことが今までなかったので、仲の良い友だちを紹介できることがすごく楽しみだと思いましたし、カメラの前のみんなの姿が見られてすごく楽しかったです。(友だちが)どこまで素直な姿を見せてくれるのかもおもしろかったですし。逆に個人的にごはん会をする時より言っちゃいけないことを言っちゃったりして困ったこともありました(笑)」
――ジェジュンさんのご自宅でも集まって食事をされていましたね。
「最近はお店でご飯を食べることよりも、お家でのご飯を食べる機会が多くなってきましたので、撮影という感じは正直あまりしなかったかもしれないですね。後輩の二人が最終的にはカメラを意識する感じがして、これどうすればいいんだろうと思ってたんですけど、監督のおかげできれいな会話になっていてよかったなと思いました(笑)」
――作品の公開を心待ちにされている日本のファンのみなさんへメッセージをお願いします。
「みなさん、会いたいですね、本当に。いつも映像を通してお会いする時に、まだまだ僕のことを知らない方にも知っていただけたらうれしいなっていうメッセージを伝えてきたと思うんですけど、映画を通じてみなさんにご挨拶できるのがうれしいです。ドキュメンタリー映画なので、僕のことを全く知らない方が観てどう感じていただけるのかも気になります。正直に言うと、みなさんの前で裸になっているような少し恥ずかしい気持ちなんですよ(笑)。だけど、本人としては恥ずかしがる内容だけど、すごくきれいな映像を作ってくださった監督の才能のおかげで、すごく良い作品になっていると思いますので、ぜひ観てくださるとうれしいです。よろしくお願いします!」
ジェジュンさんの近況など、SCREEN+Plusだけのグラビア&インタビューの詳細は、6月30日発売の「SCREEN+Plus(スクリーンプラス)Vol.73」本誌にてご紹介しています。
PROFILE
ジェジュン J-JUN
1986年1月26日生まれ、O型。
韓国出身。シンガー・ソングライター、俳優。
2004年に韓国で芸能界デビュー。その後、日本を含むアジアや欧米で活躍。
また、俳優として映画『コードネーム:ジャッカル』(12/ぺ・ヒョンジュン監督)に主演したほか数々のTVドラマに出演。日本でもTVドラマ「素直になれなくて」(10/CX)などに出演し、演技力の高さで話題となった。
兵役を経て、18年より日本での活動を本格化。19年に日本初オリジナル・アルバム『Flawless Love』を発表。同年のカヴァー作『J-JUN/Love Covers』で日本レコード大賞企画賞、第34回日本ゴールドディスク大賞ベスト3アルバム(アジア)受賞。今年3月29日からBSスカパー!で新番組「ジェジュンJ!」がスタート。更に3月31日にはニューシングル「BREAKING DAWN(Japanese Ver.)Produced byHYDE」をリリースするなどマルチに活躍中。
映画『ジェジュン:オン・ザ・ロード』(原題:「ON THE ROAD an artist’s journey」)
7月2日(金)~ ユナイテッド・シネマ豊洲、新宿ピカデリー他にて公開
日韓で活躍するアーティスト、ジェジュン。これまでの彼の人生を辿りながら、その真髄に迫る感動的なドキュメンタリー映画。ステージで見せるアーティストの姿ではなく、まっさらな一人の青年としての悩みや価値観、夢、そして音楽活動における思いなど飾らずに語る姿をイ・ジェハン監督が密着して映し出した。
〈CAST/STAFF〉
出演:ジェジュン / チャン・グンソク(友情出演) ほか
監督:イ・ジェハン(『私の頭の中の消しゴム』『サヨナライツカ』)
音楽:パク・ソンイル(『梨泰院クラス』)
配給:ローソンエンタテインメント
©STORY WORKS
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