7月22日(木・祝)の公開を前に、映画『犬部!』完成披露イベント7月3日(土)が都内劇場にて開催された。主演の林遣都をはじめ、中川大志、大原櫻子、浅香航大、メガホンをとった篠原哲雄監督、そして劇中にも出演を果たしたミックス犬、柴犬らが登場した。

映画『犬部!』の原案は、片野ゆか著の「北里大学獣医学部 犬部!」(ポプラ社刊)。
2004年頃に⻘森県十和田市にある北里大学(十和田キャンパス) を舞台に、実在した動物保護サークル“犬部”を設立した獣医学部の学生をモデルにした青春ストーリー。
主人公の獣医学部の学生とその仲間たちと共に動物を守ろうと奮闘した過去と、獣医師となって一人で新たな問題に立ち向かう現代という二つの時代構成で、かつての“犬部” の仲間たちを再び巻き込んで、信念を曲げずに突き進む姿を描く。

超が付くほどの動物好きで、一匹でも多くの命を救うため、どんな状況でも諦めない熱血主人公・花井颯太を演じるのは、林遣都。その相棒で心優しい同級生・柴崎涼介を中川大志。さらに、“犬部”の心強い後輩メンバーであり颯太の心意気を慕う”猫好き”・佐備川よしみ役を大原櫻子、教授の手伝いで実習用の動物を世話していた秋田智彦役を浅香航大が演じる。
メガホンをとったのは、人の心の機微を繊細かつ堅実に描いてきた篠原哲雄監督。

映画の公開に先駆け、完成披露イベントに登壇したのは、林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大と、篠原監督、そして実際の撮影で林遣都や中川大志とバディを組んだ犬たちと猫も含めた4 匹。

花子を演じたミックス犬・ちえが元気いっぱいに走り回り、振り回され主演の林遣都ら登場し、挨拶

専門の動物プロダクションの監修のもと撮影された本作。本イベントも同じプロダクションの監修のもと、なるべく動物達に負担がかからないよう、登壇時の音量を抑えたり、登壇時間を短くするなど、動物達への配慮のもの実施された。

林遣都「難しいシーンばかりでしたが、しっかりと応えてくれました。素敵で愛くるしい心揺さぶられる表情を見せてくれました」

中川大志「とにかくきぃが可愛くて...。あれやって!」
中川大志が、きぃに合図を出して、中川の胸元まで届くハイジャンプを披露。

画像: 花子を演じたミックス犬・ちえが元気いっぱいに走り回り、振り回され主演の林遣都ら登場し、挨拶

中川大志「きぃにも、挨拶を...(ときぃにマイクを向ける)」

きぃ「ワン!」

息のあったバディぶりを披露
会場「拍手」

中川大志「一緒に芝居を作っていく のが楽しみだったし、犬たちが沢山の奇跡を起こしてくれました。映画にもその瞬間が残っています」

大原櫻子「動物たちの芝居が上手くいかないときは、そのたびに何度も『頑張って!』と願いながらテイクを重ねました」

浅香航大「お芝居といっても犬たちが毎回同じことをやれるわけではないので、毎回新しい風を吹かせてくれました。NGや失敗も笑顔になるのがいい」

実在したサークルが元になった物語を演じて

画像: 実在したサークルが元になった物語を演じて

林遣都「責任を持ってやらねばと思ったし、素晴らしい活動をしてきた方々の物語なので、その気持ちや思いを伝えたいと思いました。半端な気持ちではダメだと覚悟を決めました。動物に対する想いや優しさ、モデルとなった太田先生が放つオーラを出さねばと思いました。(映画を通して動物保護の活動について詳しく知り)今までは可愛がることしか意識しなかったけれど、動物との接し方も教えてもらいました。撮影が終わった後には、動物たちから与えられているものの方が多いことを強く感じました」

中川大志「撮影を終えてから(幼少期から飼っている)自分の犬に会ったときには、それ以前と感覚が違っていてグッときました」

大原櫻子「(ロケ先の)十和田市の皆さんの協力のもと沢山のワンちゃんネコちゃんと撮影することができました。獣医学部は思った以上に動物園!大学というか、動物園にいるような気分になりました」

浅香航大「ロケーションが素晴らしくて、景色も綺麗。自分たちも本当に部活をしているかのような没入感がありました」

中川大志「撮影地はのどかな場所で、東京では味わえないスローな時間が流れていました。休憩中には、スマホを使わずに近くの畑に生えている野菜を当てようという話で一番盛り上がりました。そんなのどかな時間、東京では絶対にないです。ただみんなそこまで草や野菜に詳しくなくて、結局スマホ検索。現代っ子が出ましたね」

一同「(笑)」

最後にメッセージ

篠原監督「⻘春映画でもあるので、生き生きとした若者たちの姿も楽しんでください」

浅香航大「心温まるハートフルな物語となっています」

大原櫻子「タイトルは『犬部!』ですが、劇中での私は猫担当。猫バカぶりが溢れていたら嬉しいです」

中川大志「きぃたちと一緒にいると、みんな犬のことしか見ない。 今日だってそう。『僕を見てくれ!』というジェラシーもあります。映画では猫ちゃんワンちゃんも可愛いかもしれないけれど、僕たちのことも見てください」

林遣都「自分を犠牲にして、誰かのために信念を持って突き進む人たちの姿はカッコいい。今はくたびれがちな日々が続きますが、大切な人や自然に目を向けると気持ちも軽くなる。そんなことをこの映画を通して感じました」

STORY

青森県十和田市に、一人の変わり者がいた。花井颯太(林遣都)22歳、獣医学部の大学生。
子どもの頃から大の犬好きで、一人暮らしのアパートには保護動物がぎっしり。
周りからは変人扱いされても、目の前の命を救いたいという一途な想いで保護活動を続けていた。
ある日颯太は、心を閉ざした一匹の実験犬を救ったことから、
ひとつでも多くの命を救うため、動物保護活動をサークルにすることを思いつき「犬部」を設立。
颯太と同じく犬好きの同級生・柴崎涼介(中川大志)らが仲間となり
動物まみれの青春を駆け抜け、それぞれの夢に向かって羽ばたいていった。
颯太はひとつでも多くの命を救うため動物病院へ、そして柴崎は

動物の不幸な処分を減らすため動物愛護センターへーー。「犬部」から16年後。

獣医師となっても一途に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたという報道をうけて、
開業医として、研究者として、動物愛護センター所長として、
それぞれの想いで16年間動物と向き合ってきたメンバーたちが再集結するが、
そこに柴崎だけがいなかった……。

映画『犬部!』

7月22日(木・祝)全国ロードショー

林 遣都 中川大志
大原櫻子 浅香航大 / 田辺桃子 安藤玉恵 しゅはまはるみ 坂東龍汰 田中麗奈/酒向芳 螢雪次朗 岩松了
監督:篠原哲雄
脚本:山田あかね
原案:片野ゆか「北里大学獣医学部 犬部!」(ポプラ社刊)
主題歌:「ライフスコール」Novelbright(UNIVERSAL SIGMA / ZEST)
配給:KADOKAWA

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