小松菜奈初の長編映画単独主演となる9月10日公開の映画『ムーンライト・シャドウ』より、メインビジュアル、本予告映像、そして追加キャストの発表と場面が到着した。

1989年に刊行された吉本ばなな著「キッチン」は社会現象ともいえる大ヒットを飛ばし、これまでに世界30か国以上で翻訳され、発売から30 年以上経った今でも世界中の人々に愛されている。
原作は、その「キッチン」に収録されている短編小説「ムーンライト・シャドウ」。1987年に吉本ばななが大学の卒業制作として発表し、吉本自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る作品で、実写映画化として2021年9月10日全国ロードショーが決定した。
実写映画化としてメガホンをとったのは、以前から原作のファンだったというマレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督。

本作は、ある日突然、愛する人を亡くした主人公のさつきが、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象〈月影現象〉を通して、哀しみをどう乗り越えるのかを描いた「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。
主人公・さつき役を演じるのは、小松菜奈。そして小松菜奈演じるさつきの恋人・等役を宮沢氷魚が務める。

画像1: ©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

そして今回発表されたのは、等の弟・柊(ひいらぎ)役に佐藤緋美(さとうひみ)、柊の恋人・ゆみこ役に中原ナナ、そして、等を亡くしたさつきの前に現れる不思議な女性・麗(うらら)役に臼田あさ美、ほか吉倉あおい、中野誠也など追加キャスト。

画像2: ©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

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©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

画像5: ©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

映画化を知った原作ファンの間で、「柊役はいったい誰がやるのか?」と真っ先に大きな注目が集まっていた柊のキャスティング。柊は兄の等と自身の恋人・ゆみこを同時に亡くし、兄の恋人であったさつき(小松菜奈)ともに深い哀しみに打ちひしがれながらも、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく難しい役どころである。
そんな柊役を今回見事オーディションで勝ち取ったのが、注目の若手俳優・アーティストの佐藤緋美(21)だった。
2018 年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」(18)で主演デビューし、その後『#ハンド全力』(20/松居大悟)などの映画に出演、【HIMI】としてのアーティスト活動でも、才能あふれる独自の存在感を発揮している。柊は亡くなった恋人・ゆみこのセーラー服を着て日々を過ごし何かを感じようとする、原作でも非常にインパクトのあるキャラクター。佐藤は演じることが決まった際、「まさかこの役をいただけるとは思っていなかったのでびっくりした。柊は僕自身と合致する部分が全くないので、正直すごく難しかったけれど、だからこそ挑戦してみたいと思った」と語っている。印象的なもみあげ・おかっぱの髪型も「素の自分とは違う姿で演じたい 」と自ら監督に提案。監督は佐藤を起用した理由として「オーディションで、独自のリズムとテンポによって出来た別世界に住んでいるような印象で、原作で描かれる柊にとても近いと感じた」と語り、現場では「自由奔放で、刺激的なエネルギーを発していた」と振り返る。

そしてもう一人、原作ファンが注目していたキャラクターで、さつきの前に現れる不思議な女性・麗(うらら)役には、映画『南瓜とマヨネーズ』(17/冨永昌敬) 『愚行録』(17/石川慶) 『美人が婚活してみたら』(19/大九朋子)『架空 OL 日記』(20/住田崇) など、幅広いジャンルの作品でどんな役でも演じきる、臼田あさ美が挑んだ。麗は、どこかミステリアスな存在感を放ちながら、「満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない」という不思議な現象〈月影現象〉へ、さつきと柊を次第に導いていく。臼田自身も「とても不思議なキャラクターで、答えがないと感じた。『監督はこの作品をどんな風に撮るんだろう?』と、予測できない部分に興味が湧いた」とオファーを受けたときを振り返る。麗がどんな風に作品にスパイスを加えているのか、期待が高まるばかりである。柊の恋人・ゆみこを演じた中原ナナは、「カネボウ」や「コカ・コーラ」、「Adidas」などの海外広告のイメージモデルとして活躍するが、本作でゆみこ役のオーディションを見事に勝ち抜き、鮮烈な女優デビューを果たした。そしてさつきの親友・蛍役を吉倉あおい、さつきや柊と麗を巡り合わせる充役に中野誠也など、原作にはないオリジナルのキャラクターも登場する。

本作のコラボレーションソングとして起用されたのは、小袋成彬による「Parallax」(ソニー・ミュージックレーベルズ)。
2019 年 12 月にリリースされた 2nd アルバム「Piercing」以来 1 年 9 か月振りとなる新曲で、本作の予告映像で楽曲も同時に初解禁となった。
2018 年に宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム『分離派の夏』 でメジャーデビュー、現在はロンドン在住で、アーティストとして活動する傍ら、プロデューサー、作家としてもマルチに活躍する小袋成彬。彼の研ぎ澄まされた感性による洗練されたミュージックが、本作のどこか日常から少し浮いているような世界観とマッチし、その美しくも儚いメロディーが映像を彩る。

本予告映像

画像: 映画『ムーンライト・シャドウ』本予告映像(9月10日公開) youtu.be

映画『ムーンライト・シャドウ』本予告映像(9月10日公開)

youtu.be

STORY

さつき(小松菜奈)と等(宮沢氷魚)は、鈴の音に導かれるように、長い橋の下に広がる河原で出会った。恋に落ち、付き合うまでに時間はかからなかった。等には 3 つ下の弟・柊(佐藤緋美)がいて、柊にはゆみこという恋人(中原ナナ)がいた。初めて 4 人で会ったときから意気投合し、自然と一緒に過ごす時間が増えていく。食事をしたり、ゲームをしたり、ゆみこが気になっているという〈月影現象〉について「もしも現実に月影現象が起きたら、誰に一番会いたいか?」を語りあったり。何気ないけれど穏やかで幸せな日々が過ぎていくなかで、別れは前触れもなくやってきた。等とゆみこが死んだ──。深い哀しみに打ちひしがれるさつきと柊。愛する人を亡くした現実を受け止めきれず、ショックで食べることも忘れ、ひたすら走るさつき。そんなさつきを心配しながら、ゆみこの制服を着て何かを感じようとする柊。それぞれの方法で哀しみと向きあおうとしていた。ある日、2 人は不思議な女性・麗(臼田あさ美)と出会い、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく。そして、以前みんなで語り合った〈月影現象〉に導かれていく。もう一度、会いたい、会いに来てほしい──。その現象とは、満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象だった......。

映画『ムーンライト・シャドウ』

9 月 10 日(金)全国ロードショー

原作:「ムーンライト・シャドウ」吉本ばなな(新潮社刊「キッチン」収録作品)
出演:小松菜奈 宮沢氷魚 佐藤緋美 中原ナナ 吉倉あおい 中野誠也 臼田あさ美

監督:エドモンド・ヨウ
脚本:高橋知由
宣伝:S・D・P  配給:エレファントハウス
©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会

公式サイト:moonlight-shadow-movie.com
公式Twitter: @moonlight_sdw     
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