『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』などの作品を世に送りだしてきたタナダユキ監督が、主演に高畑充希を迎えオリジナル脚本で挑んだ映画『浜の朝日の嘘つきどもと』。
福島県・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身26歳の茂木莉子(本名:浜野あさひ)が恩師との約束<「朝日座」再建>のため、小さな“嘘”をついても映画館を守ろうと奮闘するストーリー。
「朝日座」再建に奔走する主人公・茂木莉子(本名:浜野あさひ)を演じるのは、主演の高畑充希。 そして「朝日座」の支配人・森田保造役には今最もチケットが取れないと言われる落語家の柳家喬太郎。莉子の高校時代の恩師・田中茉莉子役にはバラエティ番組だけではなく女優としても多くの作品に出演の大久保佳代子。さらに、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、竹原ピストル、光石研、吉行和子という個性豊かな俳優陣が集結した。
今回解禁された映像は、茉莉子先生(大久保佳代子)が放課後、高校の視聴覚室で元気のない様子の浜野あさひ(高畑充希)にこっそりお気に入りの映画を見せた後、おもむろにフィルムの説明を始める部分からスタートする。あさひにフィルムの投影方法を説明する茉莉子先生。あさひはそこから映画の魅力に気づき、のちに朝日座再建に乗り出すことになる。
大久保はこのシーンで長台詞に挑戦している。どんな工夫をしたかというと、5月に行われた本作の完成報告イベントでは「セリフすべてを覚えなくてもいいパターンもあるのかな?と思って、先輩(高畑)にコソッと聞きました」と話した。その質問に対して高畑は「最悪カンペを近くに置いて読んじゃえば?」と助言したそう。注目の長台詞シーンだが、そんな不安を感じさせない、魅力溢れるシーンとなった。
本編映像
STORY
100年近くの歴史を持つ福島・南相馬の映画館「朝日座」。ある日、茂木莉子と名乗る 女性(高畑充希)が支配人の森田保造(柳家喬太郎)の前に現れる。莉子は、<経営が傾いた 「朝日座」を立て直す>という高校時代の恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)との約束のため東京からやってきた。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だが、見ず知らずの莉子の熱意に少 しずつ心を動かされていく。果たして「朝日座」の運命やいかに......。
映画『浜の朝日の噓つきどもと』
9月10日(金)全国ロードショー
(8月27日(金)より福島県先行公開)
出演:高畑充希
柳家喬太郎 大久保佳代子
甲本雅裕 佐野弘樹 神尾 佑 竹原ピストル
光石 研/吉行和子
脚本・監督:タナダユキ
主題歌:Hakubi「栞」(unBORDE)
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン
©2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会