東京・大阪にて上演の桐山照史(ジャニーズWEST)主演の舞台『赤シャツ』が、9月5日に東京建物 Brillia HALL(池袋)で初日を迎え、公開ゲネプロと取材会を行った。
写真左から:高橋ひとみ、桐山照史、松島聡

取材会に参加したのは、主演の教頭(赤シャツ)役の桐山照史(ジャニーズWEST)、そして赤シャツの弟役の松島聡(Sexy Zone)、「赤シャツ」家の下女・ウシ役の高橋ひとみの3名。

本作は、夏目漱石の名作「坊ちゃん」の敵役である“赤シャツ”を主人公に「坊ちゃん」の物語を赤シャツの視点から劇作家・マキノノゾミが書き下ろした喜劇作品。
演出を手がけるのは、マキノといくつもの作品でタッグを組んできた宮田慶子。

無鉄砲で血気盛んな坊ちゃんによる語りから見えていた世界と、同じ筋書きを辿っているはずなのに、赤シャツの視点を通して見れば、まったく異なったような世界が広がっている。
同じ出来事を見ていても人によって見えるものと見えないものとがあり、考え方も人それぞれ異なり、時には誤解や思い込みといった偏りも生じる――人と人とが触れ合い、関わり合うことから生まれる可笑しみやままならなさ、そして温かさ。血の通った役者が生で演じるからこそ真に迫って描き出される作品だ。

主演の桐山照史(ジャニーズWEST)が演じる“赤シャツ”に加え、赤シャツの弟・武右衛門役には、本作で舞台初出演を果たす松島聡(Sexy Zone)が出演。
ほか、狸こと校長役をおかやまはじめ、「四国新聞」の福地記者を矢柴俊博、芸者の小鈴を桜咲彩花、宿屋兼料理屋「角屋」の番頭の金太郎を植本純米、数学教師の山嵐こと堀田を神農直隆、画学教師・野だいここと吉川を越村友一、マドンナを北香那、英語教師のうらなりこと古賀を吉村卓也、捕虜となったロシア人将校・ウラジミールをパシャ・ペチコといった個性豊かなキャスト陣が揃った。さらに、赤シャツに仕える下女・ウシを、ドラマ・映画・舞台、バラエティ番組や情報番組などで活躍する高橋ひとみが出演。

初日を迎えた心境

画像: 写真左から:桐山照史、松島聡

写真左から:桐山照史、松島聡

桐山照史「1カ月弱みんなで和気あいあいとお稽古してきましたし、僕のことですけども前作の舞台がコロナで途中で止まってしまったという悔しい思いがあって、今回またお客様の前でお芝居ができる、板の上に立てるということが、すごく楽しみです。僕は楽しみがすごく溢れているんですけど、両隣のお二方が、めちゃくちゃ緊張されているので(笑)。さっき、聡ちゃんが胸を触ってくださいというので触ったら、心臓飛び出るんちゃうかなというくらい鼓動があったので。聡ちゃんは初めての舞台ということで、カッコいい先輩というか、赤シャツってこういう人なんだなという背中を見せられるように頑張りたいと思います。僕も先輩のバックにつかせてもらったりした時の、先輩たちの背中、特に僕は関ジャニ∞さんのバックをよくつかせてもらってましたけど、言葉ではなく背中から感じるものってあったんですよ。それが感じてもらえたらなと。一緒に板の上に立てて、お芝居って楽しいとか、お客様の前でパフォーマンスをするということが、楽しいと思ってもらえるように頑張りたいなと思います」

松島聡「はじめにお話をいただいた時は、不安でしかなくて“舞台ってどういうものなんだろう”という、もちろん期待もあったんですけど、自分が生芝居ができるのかという不安のほうが大きくて、でもいざ稽古が始まったら演出家の宮田さんや、(桐山)照史くん、いろんなキャストのみなさんが、アドバイスしてくださって、今は楽しい気持ちのほうが強いです。とにかくSexy Zoneの松島聡としてではなく、あくまでも武右衛門としてみなさんに観ていただけるように頑張りたいと思います。緊張はしてるんですが、めちゃくちゃ楽しみです。照史くんは、気配りがすごくて、僕に対してもそうですし、スタッフのみなさん、キャストのみなさんに対しても気配りをされているので、自分もいつかもし座長として舞台に立つ機会があった時に、照史くんの背中を見て育ってきたんだよ、というのを受け継いで出していけたらいいなと思います」

桐山照史「キュンです♡(指ハートのジェスチャーしながら)」

高橋ひとみ「この歳になっても吐き気がするくらい緊張しています。聡ちゃんの胸に手を当てさせてもらって、あのドキドキからみたら、自分のほうが落ち着いてました。今回、下女役・ウシという割と老けた感じの役をやらせていただくのが初めてなんですけど、ものすごく楽しみで、お稽古も楽しくて、照史くんも座長として素晴らしくて。本当に毎日楽しくて幸せで、お誕生日を迎えることがありましてお二人からステキなプレゼントをいただいて、涙がでるくらいうれしかったです。(レポーターから何をいただいたんですかと、質問され、「言っていい?」と確認し)照史くんからは、美味しい美味しいヨーグルトとステキなペアのグラスカップ。聡ちゃんからは、私の役がドラえもんのような役、二人にとってはドラえもん的な役と言われているので、バカラの招き猫」

桐山照史「あ、えー、ビックリしたー、どこでもドアあげたんかと思った」

高橋ひとみ「毎日撫でてくださいと言って」

先日8月31日に誕生日を迎えた座長・桐山照史(32)

桐山照史「稽古期間中にスタッフさん含めたカンパニーのみなさんから。僕、沖縄がすごく好きなんですけども、高い(値段の)僕では買えないような泡盛をいただいたり、キャストのみなさんから、劇中にも出てくるウィスキーがあるんですけど、そのラベル、照史Happy Birthdayとなったデコ瓶、デコお酒というかデコ、、なんというのかちょっと言葉が出てきませんが、ラベルがしっかり舞台に関連するお酒をいただきました。本当はね、みんなでこう、例えば今日とか初日開けた後、みんなで乾杯とかしたいんですけども、みなさんで一緒に写真を撮らせてもらったので、それを今、部屋に飾ってるんですけども、それを見ながら自分1人で酔いたいと思います。(レポーターから松島くんからはプレゼントはあったんですか?)白いお花くれたんですよー。そんなセクシーなことあります!?ちょっと稽古が1、2日ちょっと武右衛門(松島聡)が早く終わったんですけど、最後の稽古の日にブワーと走ってきて“照史くん、おめでとうございます!”って白いお花ですよ、丁重に断りましたよね(笑)。お花と一緒に、僕お酒が好きなんですけど、赤ワインとオシャレグラスを一緒にもらいましたね。(レポーターより、セクシーローズじゃないんですね?と)あれ、セクシーローズやった?」

松島聡「セクシーローズです」

桐山照史「セクシーローズだそうです。ねー、中島(健人)くんといい、なぜSexy Zoneは花を!?聡ちゃん、歳も下ですけど、本当にしっかりしてますし、カンパニーのみなさん、ほかの演者さんとしゃべってたんですけど、初めての舞台の感覚じゃないですよ。吸収力が半端ないし、演出家の(宮田)慶子さんも言ってましたけど、意欲というか、ここで頑張りたい、自分がわからないことがあったら勉強したいという意欲がすごくあって、僕もそうだと初心に返らせてもらうことがすごくありましたね」

最後にメッセージ

高橋ひとみ「2人を包み込めるドラえもんのように頑張りますので、明治の時代を楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします」

画像: 高橋ひとみ

高橋ひとみ

松島聡「このご時世ですが無事に初日を迎えることができて、大変うれしく思います。千秋楽までみなさんケガすることなく、突っ走っていけたらいいなと思います。とにかく楽しく演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いします」

桐山照史「聡ちゃんもひとみさんも言ってくださったんですけど、この時期舞台に立てるという喜びをカンパニー一同感じながら、感謝しながら立ちたいと思います。坊ちゃんのストーリーは夏目漱石さんのファンのみなさんにも、楽しんでいただけると思いますし、坊ちゃんを読んだことがないんだという人でも楽しんでいただける作品になっているかなと思います。明治の時代、今はなかなかこういう作品が少なくなっていますが、令和と違う空気感とか、坊ちゃんのサブストーリーみたいな、実はこうなってたんだ、本当はこうだったんじゃないか、本当はいいヤツだったんじゃないか、とか今風に言うと謎解きっぽくもなっていると思うので、そちらも楽しんでもらえたらなと思います」

画像: 桐山照史

桐山照史

舞台の模様

第一幕

画像1: 第一幕
画像2: 第一幕
画像3: 第一幕
画像4: 第一幕
画像5: 第一幕
画像6: 第一幕

第二幕

画像1: 第二幕
画像2: 第二幕
画像3: 第二幕
画像4: 第二幕
画像5: 第二幕

舞台「赤シャツ」

【作】マキノノゾミ
【演出】宮田慶子
【出演】
桐山照史(ジャニーズ WEST):赤シャツ(教頭)
松島聡(Sexy Zone):武右衛門(赤シャツの弟)
おかやまはじめ:狸(校長)
矢柴俊博:福地記者(「四国新聞」の記者)
桜咲彩花:小鈴(芸者)
植本純米:金太郎(宿屋兼料理屋「角屋」の番頭)
神農直隆:山嵐(数学教師 堀田)
越村友一:野だいこ(画学教師 吉川)
北香那:マドンナ(代議士令嬢 遠山はる子)
吉村卓也:うらなり(英語教師 古賀)
パシャ・ペチコ:ウラジミール(捕虜となったロシア人将校)
高橋ひとみ:ウシ(「赤シャツ」家の下女)

ヴァイオリン 長崎真音 志賀恵子 向江陽子/ヴィオラ 成瀬かおり/チェロ 向井航 下島万乃

美術 池田ともゆき/照明 中川隆一/音楽 山下康介/音響 長野朋美/衣裳 半田悦子/ヘアメイク 西川直子/殺陣 清家利一/演 出助手 斎藤理恵子/舞台監督 二瓶剛雄
宣伝美術 榎本太郎/宣伝写真 端裕人/宣伝スタイリスト 内田あゆみ/宣伝ヘアメイク メーキャップルーム 丹澤由梨子/宣伝製作 エム。シ ィオー。/宣伝パブリシティ ディップス・プラネット/制作協力 ニューフェイズ/協力 キョードーマネージメントシステムズ
票券 須藤千代子/制作 三瓶雅史 杉上紀子 小倉千明 清水佑夏 アシスタントプロデューサー 古川友莉 石田芙弓/プロデューサー 堂本奈緒美 古田直子
エグゼクティブプロデューサー 藤島ジュリーK.

主催・企画製作 東京グローブ座

■東京公演
日程:9月5日(日)〜9月20日(月・祝)
会場:東京建物 Brillia HALL
料金:S席:10,000円 A席:8,500円 B席:6,500円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止
お問合せ:東京グローブ座 03-3366-4065

■大阪公演
日程:9月25日(土)〜9月28日(火)
会場:森ノ宮ピロティホール
料金:10,000円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜16:00 ※日祝休業)

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