片山慎三監督がメガホンをとった2022年公開の最新作『さがす』(英題:Missing)に、伊東蒼、清水尋也、森田望智が出演することが発表となった。

長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』でポン・ジュノ監督、山下敦弘監督、香川照之など各界からの激賞が相次ぎ、国内外から高い評価を受けた片山慎三監督。本作では、メガホンをとっただけでなく、自ら脚本も手がけた。
そしてアジア最大規模の映画祭である第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ(コンペティション)部門への出品が決定した。ニューカレンツ部門は、釜山国際映画祭唯一の国際コンペティション部門であり、アジアの新進気鋭の映画監督の第1〜2作目が対象となる部門である。デビュー作で国内外から大きな評価を受けた片山監督の最新作に、注目が集まり始めている。

主演を務めるのは、映画、テレビドラマ、演劇、バラエティ番組、映画監督とマルチに活躍する佐藤二朗。不穏な言葉を残して娘の前から姿を消した父・原田智役を演じる。

今回発表となったのは、佐藤二朗演じる突如姿を消した父・智を懸命にさがす娘・原田楓役の伊東蒼、そして、指名手配中の連続殺人犯・山内照巳役の清水尋也、さらに、清水演じる連続殺人犯と関わりをもつ女性・ムクドリ役に森田望智の3名のキャストだ。

3名のキャストからのコメントが到着した。

佐藤二朗がユーモラスなパブリック・イメージを封印し挑んだ佐藤二朗とともに今後の日本映画界を担う実力と魅力を兼ね備えた個性派キャストが集った唯一無二の衝撃作『さがす』は2022年ロードショーとなる。

■キャラクター/キャスト

・原田智役 :佐藤二朗(52)/不穏な言葉を残して消えた父
・原田楓役 :伊東蒼(15)/消えた父を懸命にさがす娘
・山内照巳役:清水尋也(22)/正体不明の連続殺人犯
・ムクドリ役 :森田望智(25)/連続殺人犯とかかわりをもつ女性

コメント

伊東蒼 コメント
初めて台本を読んだとき、難しそうだけどこの役をやりたい、この機会を逃したくないと思いました。撮影中、片山監督が「もう一回、もう一回」と何度も同じシーンを繰り返されるので、はじめは不安が大きかったのですが、楓と私 の境目がわからなくなるくらい、思い切って、がむしゃらに頑張りました。楓の抱える悲しみや不安がどのように変化していくのか、是非劇場でご覧頂きたいと思います!

2005年9月16日生まれ、大阪府出身。
6歳の時、ドラマ「アントキノイノチ〜プロローグ〜天国への引越し屋」(11/TBS)でデビュー。国内外の映画祭で話題となった 『湯を沸かすほどの熱い愛』(16/中野量太監督)で映画出演2作目にしてその演技が認められ、第31回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。その後、初主演を果 たした『島々清しゃ』(17/新藤風監督)では、第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。そのほかの出演作に、『花戦さ』(17/篠原哲雄監督)、『ギ ャングース』(18/入江悠監督)などがある。今年に入り、「ひきこもり先生」(21/NHK)、連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)、『空白』(9月23日公開/吉田恵輔監督)などの話題作に出演。

清水尋也 コメント
山内照巳役を演じさせて頂きました清水尋也です。
片山監督・佐藤二朗さんをはじめとした素晴らしいキャスト・スタッフの方々と共にこの作品に参加できた事、光栄に思います。台本を読ませて頂いた時、ページを捲る手が止まらなかったと共に、山内という印象的なキャラクターを演じる事への不安と興奮が入り混じった気持ちを抱きました。また、現場では監督と日々ディスカッションを重ね、不穏で底の見えない山内の空気感を丁寧に作り上げました。決して妥協せず、より良いモノを追求する監督の気持ちに応えられるよう、一層気持ちに熱が入りました。 目の背けられないリアルな温度感のストーリーを映像に落とし込む事が出来たと思います。 皆様にお届け出来る日が大変楽しみです。

1999年6月9日生まれ、東京都出身。
2012 年に「高校入試」(12/CX)でデビュー。以降、『渇き。』(14/中島哲也監督)、『ソロモンの偽証 前編・事件/後 編・裁判』(15/成島出監督)、『ストレイヤーズ・クロニクル』(15/瀬々敬久監督)、『ちはやふる』シリーズ (16、18/小泉徳宏監督)、『ミスミソウ』(18/内藤瑛亮監督)、「anone」(18/NTV)、「インベスターZ」(18/TX)など多数の話題作に出演。近作に『ホットギミックガールミーツボーイ』(19/山戸結希監督)、『東京リベンジャーズ』(21/英勉監督)、「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」(21/TX)など。現在放送中、連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)では主 人公の同僚役として出演、注目を集めている。待機作に『スパゲティコード・ラブ』(2021年公開/丸山健志監督)などがある。

森田望智 コメント
初めて脚本を読んだ時、これはすごい話だと衝撃を受けました。 粛々と不穏な空気が漂う中に、見過ごせない何かを感じました。それが何か知りたくて、私が演じるムクドリさんと共に撮影期間を過ごした気がします。片山監督の丹念で奇抜な演出は、役の着地点がどんどん変化していくので、想像を超える発見があり、とても楽しかったです。
コロナ禍で、なかなか思うように作品作りが出来ない今、キャスト、スタッフさん、それぞれの濃密な想いが各シーンに刻み込まれています。
そんな色濃いこの作品が早く皆さんの元に届くといいなと心から待ち遠しく思います。

1996年9月13日生まれ、神奈川県出身。
2011年にデビューし、『リュウグウノツカイ』(14/ウエダアツシ監督)、『一週間フレンズ。』(17/村上正典監督)、『世界で いちばん長い写真』(18/草野翔吾監督)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20/瀬田なつき監督)などに出演。2019 年に Netflix ドラマ「全裸監督」のヒロイン・佐原恵美/黒木香役に体当たりの演技で挑み、話題を集める。また同作で第24回釜山国際映画祭アジアンフィルムマーケット アジアコンテンツアワード 最優秀新人賞を受賞。その後も「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(20/NTV)「恋する母たち」(20/TBS)「一億円のさようなら」(20/NHK BS プレミア)など多くの作品に出演。 連続テレビ小説「おかえりモネ」(21/NHK)や Netflix ドラマ「全裸監督 シーズン 2」(21)で黒木香役を続投するなど、話題作に出演し続けている。

STORY

「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」 そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。 孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始める――。

映画『さがす』

2022年テアトル新宿ほか全国公開

監督・脚本:片山慎三
出演:佐藤二朗 伊東蒼 清水尋也 森田望智

製作:アスミック・エース、DOKUSO 映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛:CRG
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
©2022『さがす』製作委員会
英題:Missing
公式 HP: https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/ 公式 twitter: @sagasu_movie

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