2021年5月23日に映画化が発表され話題となった『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』がいよいよ11月に日本公開を迎える。
2018年11月から2019年12月まで1年以上に渡って、1つのツアーとして、計50公演、日本史上最大の累計237万5千人の動員を記録した嵐20周年のツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」。
このツアー中、「映画を撮影するため」に1日限定で開催するという「シューティング・ライブ」が敢行された。
2019年12月23日、東京ドームにて『ピカ☆ンチ』(02)で嵐初主演映画を監督した堤幸彦をはじめ、これまで嵐に関わり、彼らを知り尽くした映画とライブのスタッフが集結し、嵐が5人だから見られた景色、52,000人の観客が5人と一緒に見た景色を計125台のカメラで余すことなく収めた。
日本公開に先んじて、第24回上海国際映画祭にて6月12日(土)にワールドプレミアとして Dolby Vision部門で世界初上映され、現地の観客200人が本作をいち早く“体感”したマカライン・シネマ・ワールド(会場の名称)は撮影が行われた東京ドームさながらに熱狂の渦に包まれた。
9月15日、都内劇場にて櫻井翔、堤幸彦監督が登壇しジャパンプレミアが開催。
冒頭の挨拶
櫻井翔「久々の登壇で少し緊張しているのですが、たくさんのチャレンジが詰まった作品をお届けできること、とてもわくわくしております」
堤監督「撮影の技術は色々ありますが、今回のライブフィルムは我々、映画撮影をするスタッフが総力を結集して撮ったといっても過言ではないものに仕上がっております。ご期待頂ければ幸いです」
いよいよ日本のファンのもとへ
櫻井翔「“嵐”初のライブフィルムを今日9月15日僕たちがハワイで結成した記念日に、こういった形でお伝え出来るというのが、とても嬉しく思っているのと、およそ2年前のコンサートなんですけれど、とにかくあの時の皆の熱気や我々の思いを真空パックのように閉じ込めたいなと思っていたところだったので、今その真空パックを開いて時の流れを感じずに楽しんで頂ける作品になったのではないのかなと思っております。(まるで実際のライブ会場の客席にいるような一体感を感じる本作に対し)このタイミングで満員のファンの方に埋め尽くされた会場をご覧頂きたいですし、その満員の会場をご覧頂いた中で劇場で感じる一体感のようなものもあると思うので、楽しんで、思い出して頂きたいのと、またそんな日が 1日も早く来るようにという願いも込めながらご覧頂けたらなと思っております」
堤監督「2年前とはいえ、我々の日常だった風景がここにあります。その時は52,000人のお客さん凄いなと思いながらも、ある種自分が挑むべき仕事がそこにある。この人達に届ける、それを見る多くの人たちに届けるという使命感で心がいっぱいだったんですけれど、こういう事態になり、そのことを伝え
る意味が大きくなっていきました。いつかネガティブな状況が解消され、人類はそれに打ち勝ち、また日常の風景に戻っていけるように期待しております」
本作を観た感想
櫻井翔「凄く印象的だったのが客席にいる所から僕たちが上を通る映像とかまるでその会
場の客席にいるようなことが体感できるという所と、会場では味わえない興奮や距離感が感じられる作品だなと思っています。通常の DVD、Blu-ray は、いつもコンサートやっている風景を撮ってもらうんですれども、撮影の為に集まってもらったので、我々嵐、スタッフ、そしてファンの皆さん。全員で1つの作
品を作ろう!という意気込みで作ったので、ファンの皆さんはもちろん、今まで嵐のライブを見たことがない方にもチーム嵐の熱気を感じてもらいたいなと思います。総力戦です」
125台のカメラを使った特殊な環境での撮影
櫻井翔「スタッフのほとんどが過去に僕ら5人、あるいはそれぞれで仕事したスタッフに集まって頂いたので、僕でいうと『ヤッターマン』(09)でご一緒したカメラマンや他の作品でご一緒した方ばかりで、温かく撮影出来ました」
堤監督「5×20 なので、“100 台”っていうイメージはあったんですよね。やっぱりメンバー1人1人を多角的にもぎ取ろうと、一瞬たりとも撮り忘れている場所を無くそうと思って撮影していました。この映画は途中の MC やアンコールの間や楽屋裏もほとんどないです。ステージの上に登場するところから始まって、本当に一瞬です。だからこそ、そこに嵐がいるというライブな雰囲気を作ることが出来ました。一瞬5人が寄った時にちょっとした手の触れあいだったり肩に手を乗せていたり、“嵐っていいな”って思えることが出来るカットが撮れて、125台で正解だったなと思っております」
櫻井翔「初のチャレンジ、初の試みと言うのは、ファンの皆さんの協力あってこそで、普段ライブの映像というのは、ご来場頂いたファンの皆さんの視界を遮らない場所にカメラを置くんですね。でも今回はそれをご理解いただいて、熱気も凄かったんですよ。凄く素敵な時間になりました」
堤監督「やっぱり日本のアーティストの最
高峰でありつつも、嵐はエンターテインメントの中心にいる人の余裕を感じますよね。振付、歌い方、立振る舞い、サービス精神。何を撮っても素晴らしいなと思います。そして、ピアノやダンスなど様々なチャレンジをみんなするし、観てて、惚れ惚れします」
公開日は…
櫻井翔「映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、僕ら嵐がデビューした日、11月3日にドルビーシネマにて先行公開、そして(リーダー大野智の誕生日!)11月26日より全国の劇場にて公開いたします。そしてドルビーシネマチケット、前売り鑑賞券(ムビチケカード)の発売日も決まりましたので本作の公式ホームページ、SNS にて是非チェックしていただければと思います。9月15日にこれをお伝えすること、そして11月3日のデビュー記念日に公開することは我々5人とスタッフがこだわり続けた日にちだったので、やっとお伝えすることが出来て、嬉しく思っております。参加してくださったファンの方々はこれは一体何になるのか知らないまま2年近く待ってくださったので、やっと言えたという気持ちです」
没入感に浸るシネマ体験を実現したドルビーシネマ
堤監督「没入感が全く違いますね。まさにドームの中にいるような感じ。もしかしたら、ドームで生の音を聞いているよりももっと耳
や目に訴える作品となっていて、自分でもびっくりしましたので、ぜひ劇場で堪能して頂ければ」
櫻井翔「僕も改めてドルビーの環境で見たのですが、最高峰。監督もおっしゃっていた没入感。これは DVD 作品とは違う、映画館で見
てほしい作品だなと思います。音源で聞くのと会場で聞くのとまた違う音に包まれているような感覚になるかと思います」
最後にメッセージ
櫻井翔「改めてこうして公開をお伝え出来ること嬉しく思っております。劇場のポスターに“さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。”と書いてあるんですが、本当に僕にとって夢の詰まった作品となりました。2年前のあの頃の夢、観客が埋め尽くされているという今となってはの夢。そのたくさんの夢の詰まった作品を見て、これからの夢をご覧になった方に感じて頂けたらなと思っております。そして何より、松本潤も精魂込めて作ったコンサートですので、ぜひ嵐のコンサートに触れたことがないと言う方にもご覧になって頂けたらと思っております。松本と2人で観たんですけど、コンサート部分のエンドロールで、“Directed by Jun Matsumoto”のクレジットをもの凄く恥ずかしがってました(笑)。僕は誇らしい気持ちになりました」
『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』
11 月 3 日(水・祝)ドルビーシネマ限定 先行公開
11 月 26 日(金)全国公開
◆出演:嵐
◆監督:堤幸彦
◆撮影日:2019 年 12 月 23 日 東京ドーム
配給: 松竹
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