2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』が、9月17日(金)東京・TBS赤坂ACTシアターにて初日を迎えた。
いのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇となる本作の主演を務めるのは、中村倫也。「狐の子」を名乗る宮廷陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)を演じる。2016年の『Vamp Bamboo Burn〜ヴァン! バン! バーン!〜』以来、新感線の舞台へ5年ぶりに出演する。
共演キャストに、若手実力派女優・吉岡里帆が新感線初参加。九尾の狐と因縁のある狐霊を演じる。
そして、2017年『髑髏城の七人』Season 風以来2度目の参加となる向井理が、陰陽師に化け日の本の支配を企てる九尾の狐役を演じ、晴明との頭脳戦を繰り広げる。
さらに、浅利陽介、竜星 涼、早乙女友貴、千葉哲也。そして、高田聖子、粟根まことら劇団員も出演。
コメント
劇団☆新感線 主宰・演出 いのうえひでのり1960年1月24日生まれ 福岡県出身
アクションあり、エフェクトを使った妖術・呪術もあり。さらに妖怪といった人外のものもたくさん出てくる、最近のいのうえ歌舞伎では珍しくなった、初期のいのうえ歌舞伎を彷彿させるストーリーです。3時間弱のコンパクトな公演になっていて、テンポよく進みますので、いのうえ歌舞伎の”寄り道な演出”が好きな方にはちょっと残念かもしれません(笑)。久しぶりの出演となった中村君と向井君は、二人の友情とお互いへの想いが芝居の肝となっているので、その部分をよく理解して稽古中も支えあい、演技にもきちんと出ていると思います。初参加の吉岡さんは、ダメ出しを受けても、持ち前のガッツとガムシャラさで日々進化しています。
今回はこれまでとはまた違う、新しい世代のいのうえ歌舞伎をお見せできると思います。お客さんにも新鮮に感じてもらえると思うので、是非お楽しみください。
中村倫也(なかむら・ともや)1986年12月24日生まれ 東京都出身
いよいよ初日です。7月の真ん中から、9月の真ん中まで、夏休みの自由研究のように楽しく稽古してまいりました。
吉岡さんがチャーミングです。向井くんが胸キュンです。友貴と竜星はおバカでやんちゃです。
浅利と千葉さんはセクシー×セクシーです。劇団員の先輩方は、まっすぐにキューティーでファニーです。
主演のワタクシは、「こんなに代謝良かったっけ?」と首を傾げるくらい、ヘラヘラと汗をかいております!とにかく見所たくさんの『狐晴明九尾狩』。
ルールとマナーを守って、是非気持ちよく楽しんでくださいませ!
吉岡里帆(よしおか・りほ)1993年1月15日生まれ 京都府出身
夏は全てを新感線に!ついに公演が始まります!! 演出のいのうえさん始め共演者の皆様やアクションチームの皆さんからアドバイスを貰いながらコツコツ積み上げてきた稽古場。陰陽師に貴族に武士、荒くれ者や妖怪それぞれの個性が面白おかしく魅力的な作品だなぁと毎日気持ちが高まっておりました。こうしてお客様に無事に観劇して頂ける事、一参加者として大変嬉しく思っています。
季節が変わりゆく時期ではありますが、今作には夏休みのワクワク感がギュッと詰まっています。汗と汗と汗の結晶です!(笑)
涼やかでどこまでもカッコ良い陰陽師のお二人と、熱気と妖気の上がる魑魅魍魎達のマリアージュをどうぞお楽しみに。皆様に楽しんで頂けるよう全力で狐霊として舞台上でお迎え致します。コンっ!
向井 理(むかい・おさむ)1982年2月7日生まれ 神奈川県出身
稽古期間が通常より長く、じっくりできた感覚はあります。稽古場では、自分が出ていないシーンでは他の出演者の稽古を見 ているのですが、吉岡里帆さんの出ているシーンはコミカルな動きも多く、毎回新鮮に笑わせてもらいました。
そして、通し稽古を重ねて行く中で、この物語は晴明と利風の物語でもあるのだと感じました。冒頭のメインテーマの歌詞に も注目してもらえればより楽しんでいただけると思います。
ただ、ここまで来るのは本当に険しい道程でした。こうして本公演まで辿り着けたのは多くのスタッフの皆さんの努力のお陰です。表には出ないスタッフの力が無ければ、公演自体成り立ちません。頭が下がる思いです。
劇団☆新感線のフルスペックをご覧いただける公演になっています。色々な仕掛けや演出効果が隠されていますので、一つたりともお見逃しなく!では、後ほど。
舞台稽古映像
舞台の模様
あらすじ
ときは平安時代の中頃。貴族たちが雅な宮廷生活を送る京の都。そこで宮廷陰陽師として仕える安倍晴明(あべのせいめい/中村倫也)。人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。 ある夜、九つの尾を持つ凶星が流れるのを見た彼は急いで参内する。それは唐の滅亡以降、大陸を戦乱に陥れた九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印であった。しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂利風(かものとしかぜ/向井 理)に命じられる。だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた。それを見抜いた晴明は、九尾の妖狐を倒さんと動き出す。しかし妖狐も利風の記憶や術を利用して、晴明の息の根を止めようとする。晴明には大陸から妖狐を追ってきた狐霊のタオ(吉岡里帆)たちが加勢。だが、タオとの因縁を逆手に取った妖狐の策略に翻弄されてしまう。混沌とする戦いは逆転、また逆転の連続に......!狩られるのは妖狐か、それとも晴明か。
術と頭脳、そして陰陽師の誇りを懸けた死闘が今、幕を開ける――!
2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演
いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』
【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】中村倫也 吉岡里帆 / 浅利陽介 竜星 涼 早乙女友貴
千葉哲也 高田聖子 粟根まこと / 向井 理 他
【東京公演】2021年9月17日(金)~10月17日(日)/TBS赤坂ACTシアター
【大阪公演】2021年10月27日(水)~11月11日(木)/オリックス劇場
【ライブビューイング】2021年10月6日(水) 11:30 / 16:30 公演
追加公演概要
《東京》9月29日(水)18:00 / 10月13日(水)18:00 2ステージ
【先行販売受付期間】9月17日(金)12:00~9月20日(月祝)23:59【抽選先行】
【受付URL】https://eplus.jp/kyubi_official2/(イープラスでの受付)
*9月29日は緊急事態宣言下での公演のため、収容率 50%での販売となります。
*機材席開放につき、同時に10月5日(火)・6日(水)公演の追加席も受付いたします。
お問合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00〜15:00)
《大阪》11月3日(水祝)16:30 / 11月8日(月)13:00 2ステージ
【先行販売受付期間】9月17日(金)12:00~9月20日(月祝)23:59【抽選先行】
【受付URL】https://pia.jp/v/kyubi21hp2/(チケットぴあでの受付)
お問合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜16:00/日祝休業)
【ライブビューイング概要】
2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演
いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』ライブビューイング
2021年10月6日(水) 11:30 / 16:30 公演
※映画館によってはいずれかの回のみの上映。大阪府・群馬県では条例により 16 歳未満の方で保護者同伴でない場合、終映が 19:00 を過ぎる回にはご入場いただけません。予めご了承ください。 国内/新宿バルト9他、全国映画館 約100館にて上映(予定) 海外/台湾(台北・台中 他)の4劇場にて上映(予定)
※最新の上映館情報、台湾での上映詳細・チケット料金などは公式サイトをご参照ください。
4,600 円(全席指定・税込み)
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料。
<各映画館販売★先着販売>
・インターネット販売 10月4日(月)AM0:00 より順次販売開始
※残席がある場合のみ販売 ・窓口販売10月4日(月)劇場 OPEN 時より
※窓口販売の有無については各劇場へお問い合わせください。
※オンライン販売で完売した場合、窓口販売はございません。
【LV公式サイト】 http://www.vi-shinkansen.co.jp/kyubi/LV/