50万部突破の小坂流加による「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)。
2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらず、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を、藤井道人監督(『新聞記者』、『ヤクザと家族 The Family』)がメガホンをとり実写映画化が実現。
脚本を手がけたのは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年公開)『雪の華』(19年公開)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子。
難病を発症し、余命10年となった高林茉莉役に小松菜奈。数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、自らの余命を知りもう恋はしないと誓いながら、和人に惹かれていく。
茉莉と出会い、恋に落ちる真部和人役を坂口健太郎が演じる。茉莉を変えていくきっかけをつくる役どころ。
原作小説の著者(小坂流加)は、主人公の茉莉と同様に難病を抱え本作の文庫化を待たずして亡くなっている。著者の遺した想いを本作で小松が引き継ぎ、全身全霊で演じる。
あわせて今回特報映像、そしてキャスト&スタッフコメントが解禁となった。
茉莉に優しく寄り添うような和人の目線で綴られる切ない映像は、ビデオカメラで切り取られ、2人の何気ない日常が次々に映し出されるのに呼応して、RADWIMPSの旋律が物語を彩る。
まさに「君と出会って、この世界が愛おしくなった」という言葉どおりに、藤井道人監督の透明感のある映像美が、かけがえのない2人で過ごす一瞬一瞬を鮮明に映し出し、誰もが経験する「普通の毎日」の素晴らしさを伝えてくれる。
“涙より切ない”との評価が高い『余命10年』。
藤井道人監督×感動ラブストーリーの名手といえる岡田惠和、渡邉真子の初タッグに、ダブル主演の小松菜奈×坂口健太郎の2人を迎え2022年春に公開となる。
特報映像
コメント
●小松菜奈/茉莉役コメント
撮影は約一年かけて季節を追いながら、息をする事さえも丁寧に向き合って来ました。このお話しは、題名の通り、命のお話しです。もちろん、命なので軽いものではないからこそ、簡単には挑めないことも分かっていましたし、どのように 伝え、どのように受けとられるのか、正直、私も演じる前はいろいろ考えました。でも、最後を見るのではなくその人が生 きている過程をどう生きてあげるか。生きている証をどう刻むのか。その気持ち次第で見え方と演じ方が 180°変わる、 私が彼女の人生を生きようと覚悟が決まった瞬間です。カメラが回ってない時にも涙が止まらなかった事は今でも忘れ ません。自分じゃないのに自分の人生の中に2つの人生を歩んだ一年は本当に何にも変えられない変えることの出来 ない、かけがえのない時間が詰まっています。2022年春、是非楽しみにお待ち下さい!
●坂口健太郎/和人役コメント
すごい瞬間を観た、確かに生きていた、と思った。 自分がそこにいる作品で、こんなに泣いたのは初めてでした。 改めて命を考える、一人でも多くの人に見てほしい作品になりました。
●藤井道人/監督コメント
小松さんと坂口くんと駆け抜けたこの1年間は、宝物のような時間でした。
そして、関係者試写を終えた二人の表情を観て、この映画の監督が出来て本当に幸せだなと思いました。 二人が演じた10年の月日が刻まれた『余命10年』を楽しみにしていて下さい。
●楠千亜紀/プロデューサーコメント
小松さんは、役に向き合う為1年間に及ぶ減量に取組み、私達はその姿をただ見守るしかありませんでした。茉莉として真剣に 10 年を生き切った彼女を見届けて下さい。
坂口くんは、本当に20歳から30歳までの10年間を撮影したかのように声や顔、目つきまでも変化させ、和人という難し い役柄を完璧に演じ切っていました。
STORY
数万人に一人という不治の病で、余命が 10 年であることを知った 20 歳の茉莉(まつり)。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは 決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人(かずと)と出会い、茉莉の 10 年は大きく動いていく......。
2022年春 ROADSHOW
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
音楽:RADWIMPS
【配給】ワーナー・ブラザース映画
©2022映画「余命10年」製作委員会
【映画公式ツイッター/インスタグラム】@yomei10movie #余命10年
【映画公式サイト】yomei10-movie.jp