10代の11年間を海外で過ごし、英語が堪能。容姿端麗な上に演技力も評価され、中国でも絶大な人気を誇る俳優・古川雄輝が出演するドラマ『ごほうびごはん』が、BSテレ東ほかにて10月2日(土)より放送スタートした。古川が演じるのは主人公・池田咲子と微妙な間柄を構築する、磯貝誠。「ごはんが主役」と語る、作品へかける思いとは。彼自身が感じた作品の魅力とは。本誌(SCREEN+Plus vol.74)では、プライベートの「飲食」に関する情報を山盛りで交えつつ語ってもらったのでそちらもぜひご一読を。
撮影/宮本賢一 文/内埜さくら

――最初に、本作の台本を読んだ感想を教えていただけますか。

「人ではなく、ごはんが主役のドラマという印象を受けました。ごはん系のドラマはいろいろありますが、観る人が癒やされたり心がほんわかするような作品になるといいな、と思いながら読みました。台本は基本的に自分が演じる役柄を中心に読むのですが、僕が演じる磯貝誠は、桜井日奈子さんが演じる主人公の池田咲子と、恋愛的な関係に発展しそうな予感もあるような相手役のポジションなんです。回を重ねるごとに食べ物を通して関係性が変化していきそうなので、僕もワクワクしています」

画像1: 《古川雄輝》真夜中ドラマ「ごほうびごはん」インタビュー「前向きな気持ちになれるような作品としてお届けしたいです」

――桜井日奈子さんとは初共演ですが、共演前に持っていた印象は。

「女優さんとしては、主人公の咲子に似て、周りを元気にするような、イキイキとしている印象を持っていました。最近だと、オリンピックのバスケットボールについてコメントされていて、その試合を僕も観戦していたんです。先日、初対面の時にその話をしましたが、咲子役にピッタリだと思いました。好印象で、想像ができるんです。桜井さんが美味しそうにごはんを食べている姿が」

――では古川さんが磯貝誠を演じるにあたり、意識していることはありますか。

「磯貝はギャップがある人物で、咲子にそっけない対応をすることもあるのですが、名古屋のご当地グルメである台湾まぜそばについては、咲子に熱く語るんです。普段はクールですが、好物に対しては熱弁を振るうという差を、演じわけていきたいです。役作りに活かすため数日前、実際に台湾まぜそばを食べに行きました。セリフに“東京で台湾まぜそばのオススメは、麺屋はなびの下北沢店”という実在する店名の記述があったので。セリフだと、“卵黄を混ぜるとほどよくマイルドな甘辛”と書いてありましたが、僕自身にとってはかなりピリ辛でした。辛さが1辛から7辛まで選べるのですが、僕には1辛がちょうどよかったです」

画像2: 《古川雄輝》真夜中ドラマ「ごほうびごはん」インタビュー「前向きな気持ちになれるような作品としてお届けしたいです」

――ちなみに、磯貝のように古川さんが情熱を持っている食べ物は。

「牛タンが、自分にとっての“ごほうびごはん”です。こだわりは、レモンを搾らないことです。もともとレモンは肉を冷やすための食材で、必ずつけて食べなければいけないわけではないらしいんです。焼き立て熱々のままレモンを搾らずに、牛タン本来の味を楽しみます。磯貝の台湾まぜそばのように、情熱を持てているかは断言できませんが」 

――磯貝のように、食に情熱を傾けられる人は少ないかもしれませんね。

「そう言われて思い出しましたが、僕は磯貝のように、食に多大な情熱を傾ける方と一緒に食事をした経験があります。カウンター席が並ぶお寿司屋さんへ行き、話をしていたら“シャリの鮮度が落ちるから早く食べなさい”と怒られたんです(笑)。今思い出すとその方は、お寿司屋さんでの大人の流儀を教えてくださったのだと思います」

画像3: 《古川雄輝》真夜中ドラマ「ごほうびごはん」インタビュー「前向きな気持ちになれるような作品としてお届けしたいです」

――タイトルにちなんだ質問も。古川さんにとっての“ごほうびタイム”は。

「趣味のゴルフへ行く時間です。なかなか行く時間を確保できない中、わざわざゴルフ場へ行くこと自体が贅沢だなと感じます。始めたばかりですが、“これほど難易度の高いスポーツがあったのか”と実感してハマりました。大抵のスポーツは、トライしてみるとなんとなくはできるじゃないですか。野球やダーツなど、たとえ最初は下手ではあっても。ですがゴルフは初心者にはまったく歯が立たないので、負けず嫌い精神が発揮されて、“もっと上手になってみせる!”と、やる気を奮起させられるんです。外ですし誰とも密にならないので、コロナ禍にもピッタリのスポーツだと思い、息抜きのためにも定期的にしています」

――打ちっぱなしとコースの両方に通っているのでしょうか。

「あとは、レッスンにも通っていますが、何度行っても思うように上達できません(笑)。ゲームと同じで、簡単にクリアできたらすぐ飽きてしまっていたと思います。最終的に上手くなったところでなにもないのですが……」

――ですね(笑)。ゴルフを始めたきっかけもお伺いしたいです。

「古い考え方かもしれませんが、目上の方と仲良くなる手段は、お酒か麻雀かゴルフが定番だと思っていたんです。僕は麻雀しかできず、お酒は苦手ですしゴルフも経験がなかった。ですが最近、お酒を飲めるようになったので、次はゴルフかな、と思い始めました」

画像4: 《古川雄輝》真夜中ドラマ「ごほうびごはん」インタビュー「前向きな気持ちになれるような作品としてお届けしたいです」

――役者としてのお話も。現在33歳ですが、40歳になった時の理想像は。

「今回ごはん系の作品に初めて出演させていただくので、役者として技術的に成長できると考えています。技術を身につけると後々楽になるかな、と。定番のドラマである医療作品と刑事作品は専門用語やセリフ量が多く大変ですが、できる限り経験しておきたいです。40歳になった時の自分を今は想像できませんが、見た目も変わってくるので、演じる役柄も変わってくるような気がしています」

――最後に改めて、ドラマの放送を楽しみにしている方々へメッセージを。

「冒頭でも言いましたがごはんが主役のドラマです。ご覧になるみなさんには、桜井さんが演じる咲子が美味しそうに食事をする表情を観て、元気になったり幸せな気持ちになっていただけたら嬉しいです。僕が演じる磯貝に関して言うと、そっけない部分はありながらも食に対しての情熱や、かわいらしい一面も出てくると思うので、楽しみにしていてください。ただ、僕はこの作品に対して、あえて“飯テロ”という言葉は使いません。“テロ”だとは思ってほしくないからです。ニュースやバラエティ番組での食コーナーのように観るのではなく、美味しそうに食事をする表情を観て“いいな。幸せそうだな”と感じていただきたい。“明日、ドラマで観たごはんをつくってみよう”と、前向きな気持ちになれるような作品としてお届けしたいです」

画像: 古川雄輝さん:真夜中ドラマ「ごほうびごはん」コメント ごほうびごはんver. youtu.be

古川雄輝さん:真夜中ドラマ「ごほうびごはん」コメント ごほうびごはんver.

youtu.be

PROFILE

古川雄輝 YUKI FURUKAWA
1987年12月18日生まれ、東京都出身。
「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」 注目俳優賞受賞

画像: PROFILE

〈近年の主な出演作〉
映画『風の色』(2018年)
映画『曇天に笑う』(2018年)
映画『となりの怪物くん』(2018年)
映画『屍人荘の殺人』(2019年)
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年)
映画『リスタートはただいまのあとで』(2020年)
ドラマ「LINEの答えあわせ~男と女の勘違い~」(2020年)
ドラマ「働かざる者たち」(2020年)
ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」(2020年)
ドラマ「RISKY」(2021年)
舞台「神の子どもたちはみな踊るafter the quake」(2019年)

真夜中ドラマ「ごほうびごはん」

累計約120万部(紙・電子合計)突破のこもとも子の同名人気コミック「ごほうびごはん」(芳文社「週刊漫画TIMES」連載中)を原作に連続ドラマ化。新社会人で、慣れない仕事でお疲れ気味の主人公・池田咲子を演じるのは、桜井日奈子。日常の中で喜びを見出す会社員を演じ、思わず試してみたくなるような「ごほうびごはん」は食欲の秋、少しお疲れな週末の深夜に元気がわいてくるほんわか癒やし系グルメドラマ。

STORY

長野から上京した、文房具メーカーに勤める社会人一年生・池田咲子(桜井日奈子)。慣れない仕事にお疲れ気味の咲子の楽しみは、自分を思い切りねぎらう「ごほうびごはん」。仕事を1週間がんばった自分へのごほうびとして、自宅で様々な工夫を凝らしてひと手間かけたお料理や、気になるお店へ行っておいしいグルメをいただくなど、食べることを全力で楽しむ咲子。1人でじっくり味わったり、誰かと一緒に食べたり…にっこりな日も、しょんぼりな日も、おいしいごはんでしあわせ!等身大ごちそうダイアリー。

真夜中ドラマ「ごほうびごはん」

〈4K制作ドラマ〉
※この番組は 4K制作です。BSテレ東4Kでは、超高精細映像をお楽しみいただけます。

【放送局】 BSテレ東(BS7ch)/BSテレ東4K(4K7ch)全国無料放送
【放送日時】 2021年10月2日(土)スタート
BSテレ東 毎週土曜深夜0:00〜0:30
テレビ大阪 毎週土曜深夜0:56〜1:26
【配信】 NTTぷらら「ひかりTV」で1週間先行配信
※広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京 HP、TVer、GYAO!、ニコニコチャンネル)では、 テレビ大阪での放送直後から配信開始
【原作】 「ごほうびごはん」こもとも子(芳文社 刊)
【出演】 桜井日奈子 岡崎紗絵 / 古川雄輝
【監督】 金澤友也、苗代祐史、柿原利幸
【脚本】 鹿目けい子、ニシオカ・ト・ニール、いとう菜のは
【プロデューサー】 園部雄一郎 (テレビ東京制作)、石井満梨奈 (テレパック)
【制作】 BSテレ東/テレパック
【製作】 「ごほうびごはん」製作委員会 2021
【公式HP】 https:www.bs-tvtokyo.co.jp/gohoubigohan/
【公式ブログ】 https:ameblo.jp/gohoubi-gohan-blog
【公式Twitter】 @gohoubi_BS7ch
【公式Instagram】 @gohoubi_bs7ch
©「ごほうびごはん」製作委員会 2021

サイン入りチェキプレゼント:1名様

画像: サイン入りチェキプレゼント:1名様

《サイン入りチェキ応募方法》

<Twitter>よりご応募ください。
①SCREEN+Plus公式アカウント @SCREEN__Plusをフォロー
②Twitterの「(下記の)該当ツイート」をRT
「古川雄輝さんサイン入りチェキ」

 
応募にはTwitterへの登録が必要となります。
「該当ツイート」のリツイートまたは、引用リツイート(RT)または、リプライのご投稿をしていただいた方にキャンペーンの当選権利がございます。
当選者の決定前にフォローを解除されると抽選、選考の対象外となります。
すでにフォローされている場合は、抽選、選考の対象となります。
記載メンション、#タグ、URLの変更・削除は抽選、選考の対象外となります。
プログラム等による自動投稿は抽選、選考の対象外とさせていただく場合があります。
当選した権利を第三者に対し譲渡・転売することはできません。オークションへの出品等転売行為は固く禁止させていただきます。
当選者には、DM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。
賞品のお届け先は、日本国内に限らせていただきます。

[応募締切]
2021年1017日(日)23:59まで

This article is a sponsored article by
''.