撮影/奥田耕平(THE 96) スタイリスト/MASAYA(ADDICT_CASE) ヘアメイク/Misu(ADDICT_CASE) 文/内埜さくら
衣裳/ジャケット¥66,000、カットソー¥7,500、パンツ¥31,000以上3点ともに(RABD/レイヴ03-6805-1506)、シューズ¥62,000 (both/both-tokyo 03-6712-6466) ※すべて税込み価格
――本ドラマに出演前、原作の『キン肉マン』はご存知でしたか?
「名前を知っている程度でしたが、なぜか家に『キン肉マンⅡ世』の映画があった記憶があります。出演が決まってから漫画やアニメを見始めたのですが、どっぷりハマってしまいました。友情、努力、勝利という王道のストーリーに、心を奪われたんです。いつもはふざけてばかりなのに、仲間のことになると一生懸命になるキン肉マンのキャラクターも魅力的だと思いました。あとは、悪者が最終的にはとことんよくなっていくというギャップがあるストーリー性にもグッときて、どんどん引き込まれていきました」
――では、今作の構成台本を一読した時の感想は。
「事前にドキュメンタリードラマということは聞いていましたが、内容はフィクションも盛り込まれていたので、“僕はどう演じたらいいのだろう”と、現場で実際に演じている自分の姿が想像できませんでした。コンセプトはとてもおもしろいと思いましたが、“どうやってリアルに仕上げるのだろう”という不安もあり、細部や全体像が見えなかったというのが本音です」
――その気持ちで実際に現場に入ってみた感想は。「こういうことだったのか」と、撮影とドキュメンタリーのギャップを埋める作業は必要でしたか。
「基本的には順撮りだったので、その場を役として生きていくうちに、ドラマの設定も自分の中ではかなりリアルに感じていくことができました。自然とその場をただただ生きていたという感じです」
――本作で眞栄田さんは、ウォーズマン役を演じています。役との共通点はありましたか?
「共通点は、父が超人だという点でしょうか(笑)。ウォーズマンにも僕にも、偉大な父がいる。ウォーズマンは永遠の強さを求め機械超人となった父親・ミハイルマンに影響を受けた部分が少なからずあると思います。僕はかなり似ている部分があると思っていて、たとえば母親思いなところや、恥ずかしがり屋なところなど。挙げたらキリがないほど酷似している気がしました」
――ちなみに、ウォーズマンが繰り出す中で好きな必殺技は。
「関節技のパロ・スペシャルです」
――撮影で驚いたこと、楽しかったことは。
「驚いたのは、綾野さんと僕が出会うシーンの撮影など。綾野さんは、園子温さんが監督を務める『キン肉マン』の実写版映画『MUSCLEMAN』のプロデューサー兼ロビンマスク役を演じていらっしゃるのですが、2時間以上もカメラを回しっぱなしだったんです。わりと撮影序盤で、車内でもずっと撮影が続いていたのでビックリしました。そこまで長時間の撮影は、今まで経験していなかったので。しかも、大枠の流れはあったのですが、その通りにはならなかったという経験も初めてでした。というか、セリフ通りにいかないんです。逆にセリフを意識しすぎないために、あまり台本構成を意識しないようにして撮影に臨みました」
――となるとほかのドラマと比較して、やりやすかったですか? それとも、難しかったですか?
「以前出演させていただいたドラマとはまったく別の作品と捉えていたので、やりやすいとか難しいと感じるよりも、その場を生きることに集中していました。構成通りにならないので、“何を仕掛けよう”とか“どんなおもしろい展開にしようか”という思いは持っていましたが、それも作為的ではなく、という感じだった気がします」
――芝居とは別にラストでは毎回、ドラマの主題歌を特技でもあるサックスで演奏されています。撮影でのエピソードがあれば教えてください。
「周りに映り込んでいる人は本当に偶然通りかかった方々なので、ナチュラルな映像になっていると思います。雰囲気や世界観は、素敵だなと感じました。実は、この作品のお話をいただくまで、テーマソングを聴いたことがなかったんです。サックスで演奏すると決まり聴きましたが、難しさを感じるよりは放送回のテンションに合わせて吹きわけているので、回ごとの違いを楽しんでいただけたら嬉しいです」
――最後に、眞栄田さん思う本作の魅力をお願いします。
「劇中で原作の『キン肉マン』の説明はされていますが、原作を知らない方でも設定自体を楽しめるストーリーになっていると思います。これまで映像化は不可能と言われてきた『キン肉マン』を実写化しようとしている、役者の日常が描かれているので。役者の日常を見られるドラマはあまりないので、そこも見どころだと思います。ある意味、パラレルワールド的な世界観で、途中で何が現実なのかわからなくなるかもしれませんが、絶対におもしろいのでぜひ観てください」
PROFILE
眞栄田郷敦 GORDON MAEDA
2000年1月9日生まれ、ロサンゼルス出身。
第31回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 「京楽ピクチャーズ. PRESENTS ニューウェーブアワード」男優部門賞 受賞
〈近年の主な出演作〉
映画『小さな恋のうた』(2019年)
映画『午前0時、キスしに来てよ』(2019年)
映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(2021年)
映画『東京リベンジャーズ』(2021年)
ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(2020年)
ドラマ「私の家政夫ナギサさん」(2020年)
ドラマ「星になりたかった君と」(2020年)
ドラマ「教場Ⅱ」(2021年)
ドラマ「レンアイ漫画家」(2021年)
ドラマ「プロミス・シンデレラ」(2021年)
WOWOWオリジナルドラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」
シリーズ累計発行部数7,700万部突破のゆでたまご作大人気漫画「キン肉マン」の実写映画化にまつわる謎を追う俳優たちの奮闘を描いたドキュメンタリードラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」。
主演を務める眞栄田郷敦が、劇中の「キン肉マン」の実写版映画「MUSCLEMAN」のプロデューサー兼ロビンマスク役の綾野剛にウォーズマン役にキャスティングされる“本人役”を務める。
共演のミート君役にキャスティングされた玉城ティナとともに、これまで幾度となくトラブルに見舞われてきた「キン肉マン」実写化の“謎“に、関係者への取材を通して迫っていくドキュメンタリードラマ。
STORY
2019年11月、園子温が監督を務める、国民的ヒーロー漫画「キン肉マン」の実写版映画「MUSCLEMAN」 の企画製作が進行していた。これまで映像化は不可能と言われた「キン肉マン」の禁断の実写化であり、しかも「7人の悪魔超人編」「黄金のマスク編」「キン肉星王位争奪編」という3部作で展開する壮大な企画になるという。しかし満を持しての制作発表前日、製作チームは突然のトラブルに見舞われる。
時を同じくして、ジムでトレーニングに励む俳優・眞栄田郷敦のもとに、映画「MUSCLEMAN」のプロデューサー兼ロビンマスク役の綾野剛から連絡が入りウォーズマン役として映画に出演してほしいというのだ。映画への出演依頼に素直に喜ぶ郷敦だったが、この実写化には隠された“過去”があった。
郷敦は、綾野の指示の下、ミート君役にキャスティングされた玉城ティナとともに「キン肉マン」実写化にまつわる不可思議な現象を調べ始める。果たして3人は、隠された“謎”の真相にたどり着くことができるのか?そして、これまで何人たりとも成しえなかった「キン肉マン」の実写化は実現できるのか!?
WOWOWオリジナルドラマ「キン肉マン THE LOST LEGEND」
〈CAST/STAFF〉
出演:眞栄田郷敦 玉城ティナ/磯村勇斗 袴田吉彦 園子温 ハリウッドザコシショウ 元井美貴 金田治 坪井篤史 谷垣健治 山本義徳 石黒浩 ・ 小沢仁志 小沢和義 ・ 神谷明 /ゆでたまご(嶋田隆司・中井義則)/綾野剛
監督:松江哲明
構成:竹村武司、大江崇允
音楽:フジモトヨシタカ
プロデューサー:長谷川徳司(WOWOW)、山本晃久、涌田秀幸(C&Iエンタテインメント)
制作力:C&Iエンタテインメント
企画協力:ゆでたまご
10月8日(金)より毎週金曜夜11:30放送・配信中(全10話)
WOWOWオンデマンドにて放送同時配信、アーカイブ配信あり。
公式HP(https://www.wowow.co.jp/drama/original/kinnikuman/)、WOWOW公式YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=560K75x_lZcにて、第1話無料先行配信も実施中。
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2021年10月17日(日)23:59まで