2021年10月1日に公開した映画『護られなかった者たちへ』。山路ふみ子映画賞で、山路ふみ子新人女優賞、山路ふみ子映画功労賞を受賞した。

「このミステリーがすごい!」受賞作家・中山七里の傑作小説を映画化した『護られなかった者たちへ』。
東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く、感動のヒューマン・ミステリー。

殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根役に佐藤健、彼を追う刑事・笘篠役を阿部寛が演じる。加えて、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人などそうそうたるキャストが集結した。
メガホンをとったのは、瀬々敬久監督(『64-ロクヨン-前編/後編』)、そして脚本を林民夫(『永遠の0』)・瀬々敬久が手がける。

そして桑田佳祐が歌う主題歌の「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」が、人の心にもそっと寄り添い、感動の余韻をより一層深いものにしている。

佐藤健が演じるのは、過去に起こした放火事件で服役し、出所したばかりの男・利根泰久。
連続殺人事件の容疑者として阿部演じる刑事・笘篠に追い詰められるが、彼はなぜ捜査線上に浮上したのか?過去の事件と連続殺人事件との関連は――?

10月1日の公開後、SNSでは感動の声とともに「キャスト陣の演技が凄まじい!」 「圧倒された」と演技にも話題が集まっている。

映画人の育成を図り、功績を称える目的で毎年発表されている「第44回 山路ふみ子映画賞」の本年度の受賞者が発表され、新人女優賞を清原果耶が、山路ふみ子映画功労賞を倍賞美津子が受賞した。
清原は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でも主演を務めるなど注目の若手女優。本作では福祉保健事務所でケースワーカーとして働く円山幹子役を演じており、被災地で信念と現実の間で葛藤する難しい役どころに挑戦している。その堂々たる演技に主演の佐藤健も「10代というのが信じられない」と驚嘆していたほど。

画像1: 映画『護られなかった者たちへ』〈山路ふみ子映画賞〉2冠受賞

そして倍賞が演じたのは、震災直後の避難所で佐藤健演じる主人公・利根と出会う女性・ 遠島けい。親の愛を知らず孤独に育った利根を無償の愛で包み込み、いつしか利根にとって本物の母親のような存在となっていく“けい”を圧巻の演技で魅せている。

画像2: 映画『護られなかった者たちへ』〈山路ふみ子映画賞〉2冠受賞

贈呈式は11月26日(金)に一ツ橋ホールにて行われる予定。

STORY

全身を縛られたまま“餓死”させられるという不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第三の事件が起きようとしていた―。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく―

映画『護られなかった者たちへ』

大ヒット上映中

出演:
佐藤健 阿部寛
清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 吉岡秀隆 倍賞美津子
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫 瀬々敬久

音楽:村松崇継
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」(NHK 出版)
主題歌:桑田佳祐「月光の聖者達(よみ:ミスター・ムーンライト)」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
配給:松竹
©2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会

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