薮宏太(Hey! Sɑy! JUMP)主演ミュージカル『ジョセフ』2022年4月東京、5月大阪にて上演決定

本作は、2020年4〜5月に同劇場にて上演を予定し、準備を進めていたものの新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防対策として、開幕を目前で全公演が中止となっていた。しかしながら、上演に向け一心に稽古を重ね、準備を続けてきたキャスト・スタッフの思い、そして観客の皆様の思いを受けて、2022年 4 月に東京・日生劇場にて、5月に大阪・オリックス劇場での上演が決定した。

本作は、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの処女作。『エビータ』『ライオンキング』などの作詞を手掛けたティム・ライスが、まだ学生だった頃に、初めて作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーとタッグを組んだ作品だ。イギリス・ウェストエンドでの上演が好評を博し、その後1982年のトニー賞では7部門にノミネートされ、世界中で長きにわたり愛され続けている。

旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、波乱に満ちたジョセフの人生が全編楽曲でて綴られる。数奇な運命を辿るジョセフの人生に相応しく、ロック、 バラード、シャンソン、カントリー、ロカビリー...といった多彩なジャンルで展開。天才作曲家がまさに誕生した瞬間のきらめきを感じさせ、そして今この時代に改めて、瑞々しい希望と生きる喜びを吹き込む輝かしい作品となる。

日本版初演となる本作の演出には、『ミス・サイゴン』 (14)演出補、『ゴースト』(18・21)演出などを手がけた演出家ダレン・ヤップが抜擢。上演台本・訳詞は、数多の翻訳ミュージカルの訳詞、脚本で珠玉の言葉を紡いできた高橋亜子が担当。また、この日本版上演にあたり、海外バージョンとはまったく異なる数々の舞台装置や衣裳が準備されている。
主人公・ジョセフ役を務めるのは、Hey! Sαy! JUMPの薮宏太。初主演ミュージカル『SHE LOVES ME』(2009年)、オリジナルミュージカル『ハル』(2019年、栗山民也演出)に出演し、好評を博した。薮宏太の温かみと芯のある確かな歌唱力でHey! Sαy! JUMPの音楽を屋台骨として支える。今回は、多様なジャンルの音楽が盛り込まれており、薮にとって新たな挑戦となる。

薮 宏太 コメント

昨年、幕開け直前に公演中止となってしまったこの作品。スタッフ、出演者一同、本番への準備を万端にしていた矢先での中止でした。楽しみにして下さっていたお客様の気持ちを思うと、とても悔しく、己の無力さに不甲斐なさを感じていました。あの日からジョセフの名曲たちを思い出さなかった日はありません。そして必ず皆さまにこの作品を届けられる日が来ることを信じ、準備を続け遂に来年の4月にその願いが叶います。万全の準備をし、この作品のテーマでもある「夢を見る大切さ」を感じていただけるよう努めていきたいと思います。ご来場心よりお待ちしております。

STORY

旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、全編音楽で綴るミュージカル。
カナンの地に住むジョセフは、12人兄弟の 11 番目で父ジェイコブが贔屓する一番のお気に入り。ある日、ジョセフだけに父からカラフルなコート(=テクニカラー・ドリームコート)を授けられたが、残る11人の兄弟から妬まれてしまい、策を講じられて奴隷として売り払われてしまった。奴隷となってエジプトで暮らすことになったジョセフだが、持ち前の真面目さで献身的に仕えるうち、主人に信頼されていくように。しかし、主人の妻から一方的に想いを寄せられたことがきっかけで、投獄されてしまう。牢獄でジョセフは、 “夢を読み解く”能力を生かして登りつめていき、ついにはエジプト国王に仕える立場になっていたある日、かつて自分を売り飛ばした兄弟たちがジョセフの前に現れて...。