1997年にオフ・ブロードウェイで誕生したミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。主人公の少年ハンセルがアングリーインチという悲しみを抱え、性別を超えたドラッグクイーン・ヘドウィグとしてロックバンドのライブステージに降臨。これまでの生い立ちと現在の心情を表す歌と共に、一人語りで展開される。
ヘドウィグを演じるのは、4年ぶりの舞台主演となる丸山隆平(関ジャニ∞)。作品のファンだったという丸山は、本作で初めてミュージカルに挑む。
そして恋人でありバンドメンバーとしてヘドウィグを陰ながら見守るイツハク役をさとうほなみが演じる。バンド“ゲスの極み乙女。”で、ドラマ ーほな・いこかとしても活動のさとうが本作で新たな魅力を発揮する。
ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、ジョン・キャメロン・ミッチェル作・主演で 1997 年にオフ・ブロードウェイで初演され、マドンナやデヴィッド・ボウイなど数々のセレブリティ達も熱狂しロングランを記録してきた。2001年には同じくミッチェルによって映画化され、サンダンス映画祭 観客賞、監督賞など数々の賞を受賞するなど、舞台・映画共に世界中に一大ブームを巻き起こした。2014年にはリバイバル作品としてブロードウェイに進出し、トニー賞4部門という快挙を遂げ、2015年公演では、ミッチェルが本作においてトニー賞名誉賞も受賞。
日本では、2004年、2005年に三上博史で初演、2007年〜2009年には山本耕史により全編英語詞の歌唱で、2012年は森山未來により日本を舞台としたオリジナル解釈で、そして 2019年には浦井健治で原点回帰ともいえる形式で上演された。
また、2017年には生みの親であるミッチェル本人によって「SPECIAL SHOW」が開催され、本作の底知れぬ魅力と音楽の力で観客を魅了。2年ぶりとなる日本での上演において、ミッチェル自らが舞台版の演出を初めて手掛け、さらに、山本版ヘドウィグの演出を手掛けた鈴木勝秀が脚本とアドバイザーを務める。
演出・ミッチェルと、キャストの2人からのコメントは下記の通り。
演出・キャスト コメント
ジョン・キャメロン・ミッチェル
丸山隆平さんが主演を務める新公演の演出を手掛けることになりました。丸山さんとは既に話し合いを進めていてご一緒出来ることを今からと てもワクワクしています。実は舞台版のヘドウィグは今まで一度も演出したことがなく、今回の公演用に新しいアイデアも用意しており、長年信頼してきた日本の制作チームとのコラボレーションも楽しみ。コロナの問題もありますが、私も初日には来日できることを願っています。いい公演になるように、そして皆さんに新しいヘドウィグを楽しんでいただけるように力を注ぎます!
プロフィール
ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』をスティーブン・トラスクと共同制作し、主演を務める。本 作でミュージカルのベストブロードウェイリバイバル賞を含めトニー賞2部門を受賞し、映画版ではゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされた。 映画「ショートバス」(06)、「ラビット・ホール」(10)、「パーティーで女の子に話しかけるには」(17)で監督を務め、「ラビット・ホール」ではニコール・キッドマンにアカデミー賞ノミネートをもたらす。俳優としては、TV ドラマ「シリル」「ザ・グッド・ファイト」、22年にはネットフリックスの「サンドマン」出演、ドキュメンタリーシリーズ「タイ ガーキング: ブリーダーは虎より強者?!」のドラマ版主演が控えている。 2020年に、自身の名前でファーストアルバム 「ニューアメリカンドリーム」をリリースした。
丸山隆平(まるやま・りゅうへい)1983年11月26日生まれ 京都府出身
僕にとって新しい愛の起源とカタチを提示してくれた、厳しくも温かい大好きな作品です。いつか演じることができたらと、思っていたことが叶うに至り、言葉に表せない喜びと、怖さが同時に押し寄せてきました。さとうさんは、女優さんとしてどの作品を観ても素敵です。そして、彼女はドラマー!僕は、ベーシストでもあるので、いいバディーになるのではないかしら、と思いますし、とてもワクワクしてます。今回のビジュアル撮影前はとても不安でしたが、皆様にヘドウィグを彩っていただけたおかげで、堂々と一瞬で入り込むことができました。この感触をヒントにさらにヘドウィグの世界にdiveしたいです。リモートですが、ジョン・キャメロン・ミッチェルさんと顔合せが出来て、感激でクラッときました。ほんものやぁーーっ! って。「ヘドウィグの世界へようこそ!」と、歓迎していただけて、より気が引き締まりました!作品のことから他愛もないお話もして、今後さらにコミュニケーションを取っていけたらと思います。1ヶ月先のことさえ霧の中の話の様で、来年の2月のことなんて想像出来ないですよね。世界 中のみんながそうである様に、僕もそうです。公演が叶った時は、このミュージカルで皆様の心に彩をそっと贈らせてください。健康な身体でお逢い出来ることを心待ちにしております。
2004年に関ジャニ∞のメンバーとして CD デビュー。以降、個性あふれる楽曲を次々と発表している。音楽活動のほか、バラエティ、情報番組の司会など多岐に渡って活躍し、俳優としても、ドラマ・映画・舞台とジャンルを問わず高い評価を得ている。近年の主な出演作に、【舞台】『泥棒役者』(18)、『マクベス』(16)、【映画】『泥棒役者』(17)、『円卓 こ っこ、ひと夏のイマジン』(14)、【ドラマ】『着飾る恋には理由があって』(21・TBS)、『大江戸グレートジャーニー〜ザ・お伊勢参り〜』(20・WOWOW)、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』(19・TX)など。現在『関ジャム完全燃 SHOW』(EX)、『関ジャニ∞クロニクルF』(CX)、『サタデープラス』(TBS/MBS)、『関ジャニ∞のジャニ勉』(KTV)、『ありえへん∞世界』(TX)にレギュラー出演中。
さとうほなみ1989年8月22日生まれ 東京都出身
最初にお話を頂いた時は、バンドメンバーでお誘いいただいているのだと勘違いしていて、イツハクでと聞いたときは正直とても驚きました。この作品はとても魅力的で、イツハクという複雑だけど人間味の溢れる人物で出演させていただけること、心より嬉しく思います。ビジュアル撮影で 丸山さんにお会いした時には「目の前にヘドウィグがいる...」と見惚れてしまいました。とてもお綺麗です。そしてライブを模して撮影をしたときに、胸が高鳴り、私自身本番がとても楽しみになりました。ヘドウィグの人生と、イツハクとの関係。切なく儚く美しい。そんな物語をイツハクとしてパワフルにお届けできればと思います。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。
映画・ドラマ・舞台と幅広いジャンルの作品に出演し、現在大注目されている女優。近年の主な出演作に【舞台】『カノ ン』(21)、『レネゲイス』『虎は狐の井の中に(仮)』(19)、【映画】『愛なのに』(22)、『彼女』(21)、『窮鼠はチーズの夢 を見る』(20)、【ドラマ】『誰かが、見ている』(Amazon Prime Video・20)、『ルパンの娘』(19・CX)、『まんぷく』(19・NHK)など。バンド「ゲスの極み乙女。」のドラマーほな・いこかとしても活躍。
STORY
少年ハンセルは、自由の国アメリカに渡りロックスターになるのが夢だった。
彼は幼少時に母親からプラトンの魅惑的な「愛の起源」の物語を聞かされる。以来、彼は自分の“カタワレ”を見つけようと心に決める。ある日、彼は偶然一人の男と出逢う。その男に見初められ、彼との結婚の道を選んだハンセルに待ち構えていたのは、アメリカへ渡るための“性転換手術”だった。しかし、手術を受けたハンセルの股間には手術ミスで「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。その後、ヘドウィグを名乗り渡米を果すも離婚、ベビーシッターなどをして日々の糧を得つつロックバンドを組むも、なかなか成功への道が見えず生活に追われていた毎日だった。やがて17歳の少年トミーに出逢い、愛情を注ぐようになるヘドウィグだったが、トミーはヘドウィグの曲を盗んでビルボード No.1 のロックスターに上り詰める。最愛の人に裏切られたヘドウィグは自らのバンド「アングリーインチ」を率いて、ストーカーのようにトミーの全米コンサート会場を追い、スタジアム脇の冴えない会場で巡業する。果たして、自分の魂である歌を取り戻し、捜し求めていた“カタワレ(=愛)”を見つけることができるのか...?
ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーイ ンチ』
作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
アドバイザー:鈴木勝秀
出演:丸山隆平 さとうほなみ
[BAND]GUITAR/山岸竜之介 GUITAR/イイダケイスケ BASS/FIRE DRUMS/ナガシマタカト KEYBOARD/Robin
企画・製作:テレビ朝日/ニッポン放送/東京グローブ座
公式サイト:www.hedwig2022.jp
チケット一斉発売日:2022年1月8日(土) am10:00〜
チケット料金:全席指定 11,000円(全席指定・税込)※未就学児童入場不可
プレイガイド:
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/hedwig2022/ (東京・福岡・名古屋・札幌・東京凱旋公演)
イープラス https://eplus.jp/hedwig2022/ (大阪公演)
【東京公演】
公演期間:2022年2月3日(木)~13日(日) 全14回公演
会場:EX THEATER ROPPONGI
主催:テレビ朝日/ニッポン放送/東京グローブ座
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00〜15:00)
【大阪公演】
公演期間:2022年2月16日(水)~19日(土) 全7回公演
会場:Zepp Osaka Bayside
主催:サンライズプロモーション大阪
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜16:00/日・祝休業)
【福岡公演】
公演日時:2022年2月23日(水・祝) 13:00/17:00 全2回公演
会場:Zepp Fukuoka
お問合せ:キョードー西日本 0570-09-2424 11:00〜17:00(日曜日/祝日休)
【名古屋公演】
公演期間:2022年2月25日(金)~27日(日) 全4回公演
会場:Zepp Nagoya
お問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日 12:00〜15:00)
【札幌公演】
公演日時:2022年3月2日(水) 14:00/18:00 全2回公演
会場:Zepp Sapporo
お問合せ:道新文化事業社 011-241-5161(平日 9:30-17:30)
【東京凱旋公演】
公演期間:2022年3月4日(金)~6日(日)
全4回公演
会場:Zepp DiverCity
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00〜15:00)
【チケット発売日】2022年1月8日(土) am10:00~