2022年4月5日より東京・Bunkamura シアターコクーンにて(5月6日より大阪・森ノ宮ピロティホールあり)、蓬莱竜太作・演出、 天海祐希、鈴木亮平ダブル主演で COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ 2022』を上演することが決まった。

本作の劇作家・演出家の蓬莱竜太は、1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた。2019年には『ビューティフルワー ルド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し、外部公演も手掛け、数多くの演劇賞を受賞する他、映画の脚本や、人形劇ムービーで初監督を務めるなど、活躍中。

『広島ジャンゴ』は、公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMS アステールプラザにて上演された。
人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずる様々な不条理を問いかけた作品だ。
現在、誰もが想像しえなかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンタテイメント性を高めた作品として脚本をリニューアルし『広島ジャンゴ 2022』と題し上演する。

広島の牡蠣工場で働く山本のはずなのに、子連れガンマン「ジャン ゴ」工場のシフト担当・木村のはずなのに、ジャンゴの愛馬「ディカプリ オ」。二人は、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で、理不尽 がはびこる旧態依然とした、男社会で奮闘することになる・・・。

“山本”役と、何らかの罪で追われる凄腕ガンマン・シングルマザー“ジャンゴ”を演じるのは、天海祐希。

“木村”役と、ジャンゴの愛馬であり、馬でありな がら喋れる上にラップも出来る“ディカプリオ”役を演じるのは鈴木亮平。
天海祐希と鈴木亮平は、2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲー ム』以来13年ぶりの共演となる。

さらに、共演には野村周平、中村ゆり、宮下今日子、大人計画の池津祥子、藤井 隆、そし て、シアターコクーンには『プレイヤー』以来 5 年ぶりの出演となる仲村トオルが出演。ほかには土居志央梨、芋生 悠、北 香那など個性豊かなキャスト陣が集結した。

作・演出の蓬莱竜太と、ダブル主演の2人からコメントが到着した。

作・演出プロフィール・コメント

[作・演出] 蓬莱竜太 (ほうらい・りゅうた)

1976年1月7日生まれ 兵庫県出身
1999年に劇団モダンスイマーズの旗揚げに参加。以降、全公演の作・演出を務める。19年の劇団公演『ビューティフルワールド』において第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。他、『まほろば』(09 新国立劇場・栗山民也演出)で第 53 回岸田國士戯曲賞、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(16 パルコ劇場・栗山民也演出)で第20回鶴屋南北戯曲賞、『消えていくなら朝』(18 新国立劇場・宮田慶子 演出)で第6回ハヤカワ悲劇喜劇賞と数多くの演劇賞を受賞。映画・ドラマと映像作品での評価も高く、人形劇ムービー『しがらみ紋次郎〜恋する荒野路編〜』では脚本のみならず初監督も務めた。近年の主な作品に、【舞台】『醉いどれ天使』『不毛ドライブ』(21・作)、『首切り王子と 愚かな女』(21・作・演出)、『渦が森団地の眠れない子たち』(19・作・演出)、【映画】『劇場』(20・脚本)、『ピンクとグレー』(16・脚本)、【ドラマ】 『平成細雪』(18・NHKBS プレミアム・脚本)、『コールドケース〜真実の扉〜』(16・18・20・WOWOW・脚本・各シリーズ一本)など。

≪コメント≫
上京し、演劇の専門学校で学んでいた20数年前。シアターコクーンは「いつか辿り着けたら素晴らしい場所」でした。お話をいただいた時
は、素直に「演劇を続けてきて良かった」と感激し、自分が年を取ったことを実感した次第です(笑)。今は心地よい緊張感と共に、劇場に見合 うスケールの大きな演劇的遊びを天海祐希さん、鈴木亮平さんら素晴らしい俳優陣といかに繰り広げられるかと、うずうずしている最中です。
天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメン トの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。
鈴木さんとは 2019 年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り 組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。
今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必 要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。
困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様 にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。

キャストプロフィール・コメント

天海祐希(あまみ・ゆうき)

1967年8月8日生まれ 東京都出身
1987年宝塚歌劇団に入団し、95 年に退団。以降ドラマ・映画・舞台・CM等幅広く出演。近年の主な出演作は、【舞台】『贋作 桜の森の満開の下』『修羅天魔~髑髏城の七人 Season 極』(18)、『子供の事情』(17)、【映画】『老後の資金がありません!』(21)、『最高の人生の見つけ方』(19)、『恋妻家宮本』(17)、【ドラマ】『緊急取調室』シリーズ(14〜21・EX)、『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(20・NTV)、『BOSS』シリ ーズ(09〜21・CX)、『女王の教室』(05・NTV)など。

≪コメント≫
日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客様を迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心か
ら感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。

鈴木亮平(すずき・りょうへい)

1983年3月29日生まれ 兵庫県出身
2006年にドラマ『レガッタ〜君といた永遠〜』(EX)にて俳優デビュー。翌年『椿三十郎』で映画デビューを果たす。以降、数多くの映画・ドラマに出演し、13年の映画『HK/変態仮面』、14年のドラマ『花子とアン』(NHK)で幅広い層から注目を集める。18年には大河ドラマ『西郷どん』 (NHK)にて主演を務めた。近年の主な出演作に【舞台】『渦が森団地の眠れない子たち』(19)、『トロイ戦争は起こらない』(17)、『ライ王のテラス』(16)、【映画】『土竜の唄 FINAL』『燃えよ剣』『孤狼の血 LEVEL2』(21)、『ひとよ』(19)、『羊と鋼の森』(18)、【ドラマ】『TOKYO MER〜 走る緊急救命室』(21・TBS)、『レンアイ漫画家』(21・CX)、『テセウスの船』(20・TBS)など。

≪コメント≫
「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」と密かに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡って来ました。人間の暗部にまで視線を注ぐ
深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンタテイメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客様を楽しませようという強い想いは 俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。
西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。
劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。

あらすじ

舞台は現代の広島の牡蠣工場。 周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)に、シフト担当の木村(鈴木亮平)は、手を焼いていた。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」だった!
山本は、子連れガンマンの「ジャンゴ」として現れ、木村はなぜかジャンゴの愛馬「ディカプリオ」として、わけもわからぬまま、ともにこの町の騒動に巻き込まれていく―――!

COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ 2022』

【演出・演出】蓬莱竜太
【出演】天海祐希 鈴木亮平
    野村周平 中村ゆり 土居志央梨 芋生 悠 北 香那/
    宮下今日子 池津祥子 藤井 隆/仲村トオル 他

【東京公演】
公演期間:2022年4月5日(火)~30日(土) 
会場:Bunkamuraシアターコクーン
チケット発売日:2022年2月20日(日) AM10:00〜※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有
チケット料金:S席11,000円 A席9,000円 コクーンシート5,500円(全席指定・税込)
※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。
※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。

プレイガイド:
オンラインチケット MY Bunkamura
https://mybun.jp/hiroshimajango2022
(システム利用料無料//座席選択可)

Bunkamura チケットセンター(オペレーター対応/10:00〜17:00)
【発売日初日特電】03-3477-9912 【2/21(月)以降】03-3477-9999

東急シアターオーブチケットカウンター
【2/21(月)以降】渋谷ヒカリエ 2F 11:00~18:00

チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/hiroshimajango2022/ (座席選択可)
<Pコード:509-535>
【2/21(月)以降】 セブン-イレブン<24時間 毎週火・水曜日の 1:30AM~5:30AM を除く>

イープラス
https://eplus.jp/hiroshimajango2022/ (座席選択可)
【2/21(月)以降】ファミリーマート店内 Fami ポート

ローソンチケット
https://l-tike.com/hiroshimajango2022/ (座席選択可)
【2/21(月)以降】ローソン・ミニストップ店内Loppi <Lコード:31678>

チケットに関するお問合せ:Bunkamura チケットセンター 03-3477-9999(10:00〜17:00)
公演に関するお問合せ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00〜18:00)
https://www.bunkamura.co.jp
主催/企画・製作:Bunkamura
※各営業時間は変更となる可能性がございます。詳しくはホームページにてご確認ください。

【大阪公演】
公演期間:2022年5月6日(金)〜16日(月)
チケット発売日:2022年4月3日(日) AM10:00〜
会場:森ノ宮ピロティホール
主催:サンライズプロモーション大阪

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