赤楚衛二(Season1)&坂口健太郎(Season2)が主演を務める「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」の完成報告会が2月7日都内会場にて開催され、主演のキャスト2人が見どころや、撮影でのエピソードを語った。
画像: 赤楚衛二&坂口健太郎「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」完成報告会に登壇![報告会レポート]

3月4日(金)午後11時より放送・配信がスタートする「WOWOW オリジナルドラマ ヒル」。
原作は、WEB・アプリで人気の今井大輔によるコミック『ヒル』『ヒル・ツー』(新潮社 パンチコミック)。他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く社会派復讐サスペンスだ。

本作は、2シーズンで構成されておりSeason1の主演は、赤楚衛二、Season2は坂口健太郎が主演を務める。
他人になりすまされた⻘年は、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに立ち向かう。その中で、ヒルたちが産まれた理由、彼らが社会から落ちこぼれてしまった理由を知る。そんな主人公も人としての愛情に気づき、心の機微、他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く新時代の社会派復讐サスペンスドラマとなっている。各シーズン6話ずつの全12話で放送・配信。

Season1で主演・赤楚衛二が演じるのは、他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追わ れるユウキ。警察から逃れる中、知り合った仲間と共に、ヒルから自分の身分を取り返そうと奮闘する。

Season2の主演を務める坂口が演じるのは、伝説のヒル・カラ。ユウキになりすました男にヒルとしての生き方を教え、また掟を破る者を罰する。過去に母親的存在のヒルを仮面の男に殺害されており、その男に復讐することを心に誓って生きている。

冒頭の挨拶

赤楚衛二「みなさま、こんばんは!四宮勇気役を演じさせていただきました赤楚衛二です」

坂口健太郎「みなさん、こんばんは!カラ役を演じました坂口健太郎です」

それぞれ演じた役柄、Seasonについて

画像1: それぞれ演じた役柄、Seasonについて

赤楚衛二「ヒルのSeason1は、父親が殺人犯というところのその息子の役なんですけど、世間からは離れて静かに暮らしていきたいという中で、ある日、ヒルに名前や身分を奪われてしまって、それをゾーカという謎の少女と一緒に取り戻していこうという話です。勇気を演じるにあたって、一番大切にしていたことは、最初のころは親が殺人犯ということでいろんな人にいじめられたり、言われたりと本当に静かに暮らしたいという思いがありつつ、どこか普通に暮らしていきたいという、幸せに生たいという気持ちをどっかしら抱えているんじゃないかなという悲しさを背負っていかなくてはなと思っていました」

ーーMC渋佐和アナ「聞いたところによると、そういういったものを感じるためにも、携帯やテレビから一時期距離を置いて感情を自分自身の中で起こされたと聞いたのですが」

赤楚衛二「しました。めちゃくちゃ寂しかっだですね(笑)僕、寂しがりなんですけど」

坂口健太郎「(笑)」

ーーMC「辛い作業ですね」

赤楚衛二「辛いですね。そういう普通の幸せを手に入れちゃいけないんだという自責の念を持っていて、だからキツいながらもやりました」

ーーMC「Season2、カラについて坂口さんよろしいでしょうか」

画像2: それぞれ演じた役柄、Seasonについて

坂口健太郎「はい、Season1がそれこそ、日常を生きていた勇気がちょっと巻き込まれるようなかたちで、ヒルという世界を知り始めて。Season2でいうともしかしたらヒル目線というか、ヒルたちの中で起こっているドラマというか、フォーカスをあてたSeasonになっていて。僕はヒルなりのカラであるんですけど、ヒルでもあるんですよね。いろんな登場人物が出てくる中で、彼はヒルの生き方だったりを教えてはいるんですけど、生きる意志は教えることができなかった、そういうところのカラの中に思っているものとかは、なんで彼がヒルを飼っていくのか。ヒルは仲間みたいなもんじゃないですか。だけど、なぜヒルを飼っていくのか。カラという登場人物はSeason1にも登場するんですが、とても謎が多い人物なんです。そのカラの素性というか、彼の中に何を思っているんだろうというのがちょっとずつ明らかになっていくストーリーでもあるなと感じました。影のような存在というか、だけどそこに実在している。ヒルっていうもの自体が、僕もちょっと原作読ませていただいて、台本も読んだ時に、なんか隣人感というか、本当にいるんじゃないかという、ある種の怖さみたいなものがあったりして、でもそれって割と現代の今の世の中に通づるものがあるなと感じて演じていました」

原作とドラマでは順番が逆の進行

赤楚衛二「僕の演じる四宮勇気というキャラクターはヒルではないので、法の中で守られている人間がある日、法や秩序が関係ないところに連れて行かれるということで、すごくヒルの生態というものを、僕の役を通してヒルの世界を知っていただいてから、Season2でヒルの世界というものを楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」

坂口健太郎「最初にこの勇気の世界を描くことによって、視聴者の方はヒルって何なんだろうってところから始まるじゃないですか。そこで、普通に生きている、生活をしている勇気が巻き込まれるというのをあえて入り口にしたんだと思うんですよね。だからこそ、まず1回ヒルに対しての解釈が落ちてからこそのカラの物語にになっていくというか。だからそれは僕も演じる前に、ヒル・ツーのほうからやるんですねと思ったんですけど、逆にその順番を逆にしたことによって、すごくわかりやすい構成になったんだなと思いました」

思い出に残っているシーン

画像: 思い出に残っているシーン

赤楚衛二「いやー選びづらくてですねー。関係性が変わっていくところもすごい見どころですし、ヒルの世界の人たちとの関わりというところでの、不気味さ、気持ち悪さもすごい見どころですし、で、せっかくなので、僕、ぐっちさん(坂口さん)と、カラとの共演シーンは割と印象的で、シーン数はそんなにないんですけど」

坂口健太郎「ほとんど共演してないんですよ」

赤楚衛二「2日間くらい。僕(勇気)が死にそうなところを助けてもらったから、本当にカッコよく見えたなーというのが印象的でした!」

坂口健太郎「嬉しい!嬉しいです。彼(赤楚)と共演シーンは少なかったんです。どうしてもSeason1は赤楚が勇気として生きていて、Season2になってくるとヒルの話が主体になってくるので。でも、アクション多かったね」

赤楚衛二「多かったですね。僕は基本ボコボコにされるんですけど」

坂口健太郎「そうだね」

赤楚衛二「でも割と(ぐっちさんは)どっちかというとパンチ、キックそっちじゃないですかね」

坂口健太郎「そっちだった。(赤楚の)やられっぷりがすごく良かった。難しいんですよ、本当に。やられ方で、やっている人が上手く見えるので。やられるというか受けのほうがもっともっと難易度が高かったりするんですけど。僕この現場で赤楚がやられている様を後ろで見ていてスゴいやられっぷりだなと思ってました」

赤楚衛二「(笑)」

坂口健太郎「だからこそ、相手が映えるというか」

赤楚衛二「例えば“バンッ”とタックルされるところも、本当に重く感じるから、意外と身を任せてたらやられました。(笑)」

坂口健太郎「ケガしなかった、良かったね」

赤楚衛二「ケガなかったですね、本当に」

坂口健太郎「良かった、良かった」

ーーMC「未だかつて、こんなにやられる赤楚さんを誰もみたことがないんじゃないかというくらい」

赤楚衛二「(笑)ないですね。ずっと撮影中、本当にやり返したい、やり返したいって思ってました」

ーーMC「一方、坂口さんは、聞くところによると、アクションの仕方もカラの要素を反映させた戦い方だったと聞いたのですが」

坂口健太郎「その時のアクションチームが、どういうアクションを作っていこうかと。何度も仕事をしたことのあるチームだったんですね。カラのやっていることはヒルとして生きていて褒められたものではないかもしれないですけど、社会から外れてしまっているんですけど、カラが出す拳はある種、正義の鉄槌みたいなところがあって。たしかに難しい生き方をしている彼なりの正義であって、そこで出す1つパンチもそういう様(さま)を表現したいなと思って。意外と特殊な動きはしてないんですよね。きたものを合わせていくというか。そういう意味だと、戦い方は王道な感じはしました。あと、実は、真夏の撮影にも関わらずカラは汗をかかないという設定があり・・・ブーツに⻑袖なのに汗をかいてはいけなかったので、別の大変さもあった。ただ、チームのメンバー皆さんがとても真摯に撮影に向き合っていて。チームのエネルギーを見て、この一員になりたいと思いました」

3年ぶりの共演となった2人

赤楚衛二「坂口さんは僕にとって本当に大きな背中でした。役柄も合間って、頼もしさ+力強さが増しました。こうやって一緒に登壇させてもらえていることがとても感慨深いです。特に今回は、主演という形でバトンを渡させていただくので。 Season1で飽きられたらSeason2にバトンを渡せない。とても重要な役でヒリヒリしています」

坂口健太郎「嬉しいです。さっきのやられっぷりの話になっちゃうはなっちゃうんですけど、勇気は、とっても普通の男の子なんです。今回のSeason1でヒルという題材はありながらも、勇気の逃亡劇というか、手に汗握るじゃないですけど。現場ではそんなにいろんなシーンでご一緒しなかったけど、映像を見て、赤楚が今言った感慨深さじゃないですけど、僕もすごく感慨深いと感じました。あと、記者会見ってとても緊張するんですけど、今日は赤楚が一緒でとても安心しています。信頼しています」

撮影現場&共演者エピソード

赤楚衛二「シーンとしては、ずっと追われて殴られての繰り返しだったから、“僕、なんでこんな目に遭ってるんだろう”と思いながら、とにかく理不尽な思いをしながらだったんですが、撮影現場は、和気あいあいとしてまして、ゾーカ役の吉川(愛)さんとは、ワンちゃんの話だったり、麻辣担の話だったり、あとゲームの話だったりしていました。ヒルチームが怖く見えるんですが、お子さんがいる方もいて、お子さんの話を聞くとほっこりして。面白かったですね、いろんな人がいて」

ーーMC「ヒルチームのヨビ役の栁俊太郎さんが醸し出す雰囲気もそうですし、赤楚さんは何度もやられていたと思いますが、現場では栁さんはどうだったんでしょう」

赤楚衛二「栁くんは、あえてそんなにしゃべってなかったですね。しかもカメラが自分に向いていない時もずっと挑発してきて。役として本当に腹が立って・・・全力で向き合ってくれて感謝しています」

ーーMC「逆に坂口さんは仲のいい栁さんと共演されていかがですか」

坂口健太郎「感慨深かったですねー。毎回感慨深いって言ってる(笑)。でも彼が演じたヨビっていう役はSeason1で本当に重要な役なんです。勇気が逃亡劇を図る理由を作るのもヨビだし、巻き込んでいくのもヨビだし、そこに+昔からの知り合いというのも合間って、ヨビとカラのシーンもあったし、そう考えると仲良しクラブではないし、お互いの演技を受け止めて楽しかったですね。アクションでは、板垣(瑞生)くんも楽しんで思いっきりやってくれたので、いいシーンが生まれてよかったなと思います」

ヒルが家に棲みつく本作にちなみ、理想のお家や気になるインテリア

坂口健太郎「最近なんか買った?」

赤楚衛二「大きい加湿器買いました」

坂口健太郎「あー」

赤楚衛二「小さい加湿器だとすぐ乾いちゃうので、大きいのを買ってみようと思って買ったら、意外と持ちがいいですね」

坂口健太郎「あーへー」

赤楚衛二「(笑)」

坂口健太郎「あんまり乾燥に気づかなくてじぶんが。“乾燥してるな〜”みたいなのがわかんないんですよ」

赤楚衛二「口の中、パサパサとか」

坂口健太郎「すっごい水飲むもん」

赤楚衛二「なるほど。潤ってるんですね」

ーーMC「朝、起きた時に、喉痛いなということは?」

坂口健太郎「ないんですよね。よく、地方での泊まりになる時に“ホテルすごい乾燥してるよね”とおっしゃられるじゃないですか。感じたことがなくて」

赤楚衛二「例えば、目がシバシバするとか、まばたきが増えるとか」

坂口健太郎「あんまりないかも」

赤楚衛二「加湿器関係なく、(本題に戻って)絵が飾ってあるお家、羨ましいなと」

坂口健太郎「(笑)」

赤楚衛二「どうですか、最近何か買いました?」

坂口健太郎「買ってないなー。絵が飾ってあるの、オレもいいと思う」

ーーMC「坂口さんはいかがですか?気になっているテイストのお家やインテリアとかありますか?」

坂口健太郎「買ってずっと使っていていいなと思うのは、ウォーターサーバー。お湯も出るやつ。猫舌なんですよ、やかんで沸かしたお湯だと熱すぎて、ウォーターサーバーのお湯がちょうどいいんですよ」

赤楚衛二「あれって、バトルは?」

坂口健太郎「届く、届く。でも、木があるといいですよね、おっきい木とかいいですよね」

赤楚衛二「いいですよね。スプレーで、“シュッ、シュッ”とやりながらみたいな」

最後にメッセージ

赤楚衛二「Season1は普通の男の子が見る世界。僕の役を通してヒルの世界を感じ てもらえれば。身近に感じるゾワゾワ感を楽しんで欲しいです」

画像1: 最後にメッセージ

坂口健太郎「身の回りで起きる“かもしれない” というのがこの作品の見どころだと思います。僕が演じるカラはヒルなので、やってることは褒められたものでは ないけれど、カラなりの正義がある。カラから出る拳が正義の鉄槌に見えるんです。Season1はユウキの逃亡劇、Season2はカラが見せる正義の鉄槌を感じて欲しいです」

画像2: 最後にメッセージ

第1話あらすじ

21歳の四宮勇気(赤楚衛二)は友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。ある日、いつものように夜勤バイトから帰ると、部屋には腹部をナイフで刺された見知らぬ男(栁俊太郎)が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事にむかって自分は“四宮勇気”だと名乗り、ユウキを指さしながら「この人が自分を刺した」と供述するのだった。咄嗟にその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯となってしまう。そんなとき、目の前にゾーカ(吉川愛)という謎の女が現れ、父親を殺したある人物の復讐を手伝って欲しいと頼まれ行動を共にすることに。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称“ヒル”だった。二人はやがて“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル、カラ(坂口健太郎)と出会う。カラもまた、復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだったー

◆原作

今井大輔『ヒル』(新潮社バンチコミックス)
佐倉葉子21歳。彼女は不当に手に入れた鍵を持ち、住人が不在の家を渡り歩いて、生活をしている。そんな葉子の前に、突然現れたのは、死んだはずの同級生・月沼マコト。彼の口から語られるところによると、葉子は知らず知らずのうちに「ヒル」と呼ばれる存在になっていたらしい。「ヒル」とは一体、何なのか?俊英今井大輔が描く、新時代のドロップアウトストーリー。

今井大輔『ヒル・ツー』(新潮社バンチコミックス)
四宮ユウキは高卒認定を取って大学進学することを志し、日々バイトと勉強に明け暮れていた。ある日、いつものように夜勤バイトから帰宅すると、部屋には刃物で腹を刺された見知らぬ男が座っていた。男は「やあ・・・」と口にするがーー!?完結より4年。 WEB・アプリで人気となった話題作『ヒル』が新たな主人公とともに復活!

「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」

■放送・配信日時 3月4日(金)午後11:00放送・配信スタート(全12話)
【放送】毎週金曜 午後11:00[第一話無料放送]〈WOWOWプライム〉
【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]〈WOWOWオンデマンド〉

<スタッフ・キャスト>

原作:今井大輔『ヒル』『ヒル・ツー』(新潮社バンチコミックス)

脚本:青島 武(映画『グラスホッパー』『東京難民』) 掛須夏美(NTV「今日は会社休みます。」脚本協力)
音楽:横関公太
監督:鈴木浩介(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「シグナル 長期未解決事件捜査班」
チーフプロデューサー:青木泰憲
プロデューサー:廣瀬眞子 笠置高弘 濵 弘大
製作:WOWOW トライストーン・ピクチャーズ

出演:赤楚衛二
   吉川愛 飯豊まりえ 栁俊太郎 板垣瑞生・佐久間由衣
   田中幸太朗 松澤匠 三浦誠己 利重剛 / 板尾創路 小西真奈美 / 坂口健太郎 ほか

【番組特設サイト】
https://www.wowow.co.jp/drama/original/hiru/

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