古川雄輝主演の舞台『室温〜夜の音楽〜』が、東京と兵庫にて上演されることが決定した。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ作、河原雅彦演出、古川雄輝主演による舞台『室温〜夜の音楽〜』が、6月25日(土)〜7月10日(日)まで世田谷パブリックシアターにて、7月22日(金)〜24日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演となることが決まった。

演劇界の第一線を走り続けるケラリーノ・サンドロヴィッチが2001年に作・演出を手がけ、第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した舞台『室温〜夜の音楽〜』。人間が潜在的に秘めたる善と悪、正気と狂気といった、相反する感情に恐怖と笑いを織り込んだ唯一無二傑作のホラー・コメディだ。12年前に起こった凄惨な殺人事件をきっかけに一つの場所に集まってきた人々の奇妙な関係を描いている。

今回ケラリーノ・サンドロヴィッチ作のホラー・コメディの演出を手がけるのは、河原雅彦。2021年に『カメレオン ズ・リップ』で初めてケラ作品を手がけ、ケラからの厚い信頼を受ける河原が、この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、21年ぶりに復活となる。

そして本作の音楽を手がけるのは、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンク。タイトルにもある通り、本作において音楽は作品のカギとなり、全公演・生演奏でお贈りする。

主演を務めるのは、古川雄輝。映像を中心に数多くの作品 に出演し、クールな役から人外(?)なキャラクターまで硬軟問わず幅広い役を演じ分け、2019年の『神の子どもたちはみな踊る』以来約3年ぶりの舞台主演となる。
共演には、声優としても舞台女優としても活躍する平野綾、人気お笑いトリオ我が家の大ボケ 担当・坪倉由幸、ミュージシャンの活動と並行して俳優としても数多くの作品に出演の浜野謙太、独特の存在感で個性を放つ長井短、映像・舞台とジャンルを問わず活躍し、現在放映中の「カ ムカムエヴリバディ」の好演も話題の堀部圭亮といった個性豊かな俳優陣が顔を揃えた。

演出の河原とキャストからコメントが到着した。

スタッフコメント・プロフィール

作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

1963年1月3日生まれ。東京都出身。
劇作家、演出家、映画監督、音楽家。
85年、「劇団健康」を旗揚げ、演劇活動を開始。92年解散後、93年に「ナイロン 100°C」を始動。99年、『フローズン・ビーチ』で第43回岸田國士戯曲賞を受賞し、現在同賞の選考委員を務める。2018年秋の紫綬褒章をはじめ、第66回芸術選奨文部科学大臣賞、第24回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第26回読売演劇大賞最優秀作品賞(ナイロン100°C『百年の秘密』)など受賞多数。

演出:河原雅彦コメント

音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を。「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。
筋肉少女帯、O.L.H.(ex 面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の『ロッキー・ホラー・ ショー』。個人的にいずれも大変充実した作品になった。
『室温〜夜の音楽〜』を在日ファンクでやる。
初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク・・・ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。
KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022 年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。

河原雅彦プロフィール
1969年7月7日生まれ。福井県出身。
俳優、演出家、脚本家。1992年に演劇&ライブ集団「HIGHLEG JESUS」結成。全作品の構成・演出を手掛ける。同劇団解散後も、舞台や映画、ドラマなどで構成・脚本・演出の才能を発揮。2006年の舞台『父帰る/屋上の狂人』では第14回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞。

音楽・演奏:在日ファンクコメント

在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!
在日ファンク・浜野謙太

在日ファンクプロフィール
浜野謙太(Vo)、仰木亮彦(Gt)、村上啓太(Ba)、永田真毅(Dr)、橋本剛秀(Sax)、村上基(Tp)、ジェントル久保田(Tb) 新しい時代のディープファンクバンド、在日ファンク。高祖ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら(在日)再認識しようと、音、思想、外観あらゆる面から試みるその様は目を覆うものがある。しかし、それこそがまさにファンクだとい うことに彼らはまだ気付いていない。

出演者プロフィール・コメント

古川雄輝コメント

久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に 観に来ていただければと思います。

古川雄輝プロフィール
1987年12月18日生まれ。東京都出身。
7歳でカナダへ。中学卒業と共に、単身カナダからアメリカ・NYへ渡る。
2009年、ミスター慶應コンテストでグランプリに輝き、2010年、キャンパスターH★50with メンズノンノにて審査員特別賞を受賞。 同年8月役者デビュー。13年に主演を務めたドラマ『イタズラな Kiss〜Love in TOKYO』が中国で大ヒットし一躍注目を浴びる。 舞台作品『俺たちの明日』(14)、『イニシュマン島のビリー』(16)、『神の子どもたちはみな踊る after the quake』(19)では主演を務める。2022年3月19日より配信が始まる Hulu オリジナルドラマ「神様のえこひいき」、同年4月放送スタートの主演ドラマ「ねこ物件」が予定されている。

平野綾コメント

ケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。

平野綾プロフィール
1987年10月8日生まれ。愛知県出身。
1998年から子役として TV ドラマやCMなどに出演。2003年に声優デビュー。2011年からは舞台を中心に活動し、『レ・ミゼラブ ル』エポニーヌ役(13・15)、『レディ・ベス』レディ・ベス役(14・17)、『モーツァルト!』コンスタンツェ役(14・18) などを務める。【舞台】 『ヴェラキッカ』(22)、『エニシング・ゴーズ』(21)、『ブロードウェイと銃弾』(18・21)、 『サンセット大通り』(20)、『ロカビリー☆ジャック』 (19)、舞台『仮面山荘殺人事件』(19)、『レベッカ』(19)【TV ドラマ】『声春っ!』(21・NTV)、【吹替】『ミラベルと魔法だらけの家』(21)など。

__堀部圭亮コメント_g

僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ...」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?...不快だなぁ...後味悪いなぁ...けど不思議と心地好い...あっ!ホラーコ メディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に〝不快に〟なりにきてください。

堀部圭亮プロフィール
東京都出身。
1986年にお笑いコンビ「パワーズ」としてデビュー、現在は俳優として活躍。最近の主な出演に【舞台】『ポルノグラフィ』(21/桐山 知也演出)、『チョコレートドーナツ』(20-21/宮本亞門演出)、『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1(19-20/デイヴィッド・セイント 演出)、『ドライビング・ミス・デイジー』(19/森新太郎演出)、『華氏 451 度』(18/白井晃演出)、『シラノ・ド・ベルジュラック』(21/谷 賢一演出)、【映画】『Fukushima 50』、『his』、『Shell and Joint』、【ドラマ】『カムカムエヴリバディ』(NHK)、『今夜コの字で Season2』 (BSTX)、『さまよう刃』(WOWOW)、『共演 NG』(TX)など。

あらすじ

田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)。12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)。タクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、そこへ加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。
偶然か...、必然か...、バラバラに集まってきたそれぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる...。

舞台「室温〜夜の音楽〜」

作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:河原雅彦
音楽・演奏:在日ファンク
出演:古川雄輝 平野綾 坪倉由幸 浜野謙太 長井短 堀部圭亮 ・ 伊藤ヨタロウ ジェントル久保田
企画・製作:関西テレビ放送
公式HP:https://www.ktv.jp/shitsuon/
チケット一斉発売日:2022年4月29日(金・祝)am10:00〜

≪東京公演≫
会場:世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区太子堂 4-1-1)
公演日程:2022年6月25日(土)〜7月10日(日)
公演スケジュール:全19回公演
チケット料金:S席9,500円 A席7,500円 (全席指定・税込・未就学児入場不可)
プレイガイド:
チケットぴあ 
https://w.pia.jp/t/shitsuon/ (Pコード:511-210) セブンイレブン
ローソンチケット 
https://l-tike.com/shitsuon/ (Lコード:33271) ローソン店頭/ミニストップ店頭(店内 Loppi)
e+(イープラス) 
https://eplus.jp/shitsuon/
ファミリーマート店頭
世田谷パブリックシアターチケットセンター 
03-5432-1515(10:00〜19:00)※窓口での発売・発券はございません。 キャロットタワー5階
世田谷パブリックシアターオンラインチケット 
https://setagaya-pt.jp(PC・スマホ/要事前登録・24時間受付)
主催:関西テレビ放送 サンライズプロモーション東京
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00〜15:00)

≪兵庫公演≫
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(兵庫県西宮市高松町2−22)
公演日程:2022年7月22日(金)〜24日(日)
公演スケジュール:全4回公演
プレイガイド:
チケットぴあ 
https://w.pia.jp/t/shitsuon/ (Pコード:511-180) セブンイレブン店頭「マルチコピー機」
ローソンチケット 
https://l-tike.com/shitsuon/ (Lコード:54268) ローソン店頭/ミニストップ店頭(店内 Loppi)
e+(イープラス) 
https://eplus.jp/shitsuon/
ファミリーマート店頭「Fami ポート」
CNプレイガイド
https://www.cnplayguide.com/shitsuon/ 0570-08-9999(オペレーター対応)
楽天チケット 
http://r-t.jp/shitsuon
芸術文化センターチケットオフィス
http://r-t.jp/shitsuon
主催:関西テレビ放送 兵庫県 兵庫県立芸術文化センター
運営協力:サンライズプロモーション大阪
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00~17:00 / 月曜休 ※祝日の場合は翌日)

This article is a sponsored article by
''.