バカリズム脚本のドタバタ結婚式コメディ映画『ウェディング・ハイ』が3月12日よりロードショー。結婚式を心待ちにする天真爛漫だけどしっかり者な新婦・新田遥役を、ドラマ『八月は夜のバッティングセンターで。』(テレビ東京系)で連続ドラマ初主演を務めた関水渚ちゃんが演じています。理想の結婚式や目指している女優像にも迫りました。本誌では“女心あるある”やプライベート秘話など独自インタビューもたっぷり掲載されているので、そちらもぜひチェックを。
撮影/稲澤朝博 スタイリスト/津野真吾(impiger) ヘアメイク/井手真紗子 文/内埜さくら
衣裳/ドレス ¥75,900円/CORCOVADO(フィルム 03-5413-4141)その他スタイリスト私物、価格は税込み

――渚ちゃんは、本作で監督を務めた大九明子氏の大ファンで、脚本を手がけたバカリズム氏の作品に出演することが夢だったそうですね。

関水「大九監督の『勝手にふるえてろ』の大ファンだったんです。すべてが最高ですし、主演の松岡茉優さんのお芝居もとても魅力的で、何もかも全部、主人公に共感できたんです。松岡さんが演じた(江藤)良香のようにみんなが感情を表に出すわけではないと思いますが、良香のような感情を心の内に抱えていることはあると思いました。行動やセリフは恐ろしいはずなのに、何だかかわいらしく見えるのもこの作品の不思議なところだなと、夢中になったんです。バカリズムさんの『架空OL日記』が大好きで、映画館にも行かせていただきました。疲れている時にボーッと観ても楽しめる上に、気持ちを明るくしてくれる。バカリズムさんの作品はほかにも前向きにしてくれるテイストが多いので、大好きなんです。女性同士の会話がリアルなので、脚本の力が素晴らしいなと思いました。“なぜこれほど女性の気持ちがわかるのだろう”と。だから『ウェディング・ハイ』に出演できて、一気に2つの夢が叶ってしまいました」

画像1: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

――では出演が決まったとき、どんな反応をしましたか。

関水「たしか直接マネージャーさんから教えてもらったのですが、唖然としてしまいました。大きなリアクションはしなかったような気がします。同時に、花嫁は経験がないので大丈夫かな、と不安にもなりました。ですが撮影では3週間ほど毎日、結婚式を挙げていたので(笑)、すごく楽しかったです」

――新婦の新田遥を演じる上で、心がけたことはありますか。

画像2: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

関水「遥は、とにかく幸せになることを目標としている女性です。私自身も、結婚式を最大限楽しもうと毎日、意識していました。そして遥の周りにいる人物、とくに男性陣は、風変わりな人が多いんです。目立ちたがり屋や大きな夢を持っている人など、そういう方たちと比べたら、遥はごく一般的な女性かもしれません。ですが遥はずっとハイテンションだったので、そのテンションを保つのが時には大変だなと感じることもありました。それから、中村(倫也)さんが演じる新郎の石川彰人と遥が家で過ごすシーンは、とてもリアリティーを感じました。遥は彰人に向かって一生懸命しゃべっているのですが、彰人は聞いているふうに見せかけて、全部真正面から聞くと大変だからバレないように聞き流しているんです(笑)。2人の掛け合いがリアルで、“さすがバカリズムさんの脚本!” だと思いました。彰人が遥に気づかれない程度にサラリと受け流しているシーンや、遥がしゃべりすぎて話が長くなってしまうシーンは、男女のあるあるだと思いながら演じました」

画像3: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

――遥とご自身の相違点は。

関水「遥と私はまったく違う人間だと捉えて演じました。育った環境も性格も、何から何まで違うな、と。でも、旦那さんになる中村(倫也)さんが演じる新郎の石川彰人には、親しき仲にも礼儀ありを守りながらもきちんと意見を伝えられる、楽しくなると1人で突っ走ってしまうところは、同じ女性として共感できました。もし私自身が結婚式を挙げるなら、遥と同じようになってしまうかもしれないと思ったんです」

――撮影で印象に残っているシーンがあれば教えてください。

画像4: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

関水「余興がめちゃくちゃ面白かったです。作品をご覧いただくとわかりますが、みなさん本当の結婚式の余興レベルで練習してきてくださっているんです(笑)。みなさんクオリティーがものすごく高いので、いろんなところを見ていたので、目が忙しかったです」

――ちなみに遥を演じて、渚ちゃん自身の結婚観に与えた影響はありましたか。

関水「遥を演じてみて自分が挙式をするとしたら、かなり大変だろうなと想像しました。関係者を呼ぶ以外にも細かな準備など、ハードなステップのオンパレードではないか、と。しかも式当日は、大勢の人前に出るので緊張しないかな、などのイメージもしました。プライベートで結婚式に参加したことがないのですが、今回初めて結婚式を主催する遥を演じてみたら、想像していたよりもとても楽しかったんです。会社の方々が参加してくれたり、親や友達が余興をしてくれたり。その全員が自分の結婚を祝っていてくれていて、みんな笑顔でいてくれるので、結婚式は最高のイベントだと思いました。準備は大変そうですが、もしいつか私が結婚する時は、結婚式を挙げたいな、という気持ちに変わりました」

画像5: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

――理想の結婚式は?

画像6: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

関水「父がウィンドサーフィンをしていた影響で私も海が好きなので、海の見える式場で挙式がしたいです。父がウィンドサーフィンをしていた神奈川県逗子市にもあると思いますし、ハワイとか南国で挙げるのも理想です。作品の挙式では友達をたくさん呼んでいたので、自分の結婚式でも友達を大勢呼びたいです」

――完成作を観た感想も教えてください。

関水「実際に間近で見させていただいた先輩方のお芝居が本当に魅力的かつ面白くて、完成作を観たらとても素敵に映し出されていました。私は終始笑いっぱなしで、“この映画に出演させていただけてよかった”と、心から思いました」

――今後、目標としている女優像についても教えていただけますか。

関水 朝ドラ女優になりたいという目標は変わっていませんが、今は何でもやってみたいと思っています。NHKさんのドラマに出演した経験がないので挑戦してみたいですし、私は石原さとみさんが主演の『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)に憧れて芸能界に入ったので、恋愛ドラマにも出てみたいです。このお仕事が本当に楽しいなと日々思っているので、いただけるのであればどんな役でもチャレンジしたい気持ちです」

画像7: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

――最後に作品の見どころを。

關水「作品は展開がスピーディーですが、テンポよく面白く進んでいくので、最初から最後まで観ていてまったく飽きません。どの登場人物も個性が強いので、それぞれのキャラクターに注目しながら観ていただきたいです。かなり笑える作品なので、軽い気持ちでご来場いただいた後は、気楽な気持ちで帰っていただけると思います。コロナ禍で挙式をするカップルが減っていると聞いたことがありますが、この作品をご覧いただいて、結婚式をする人が増えることも願っています」

PROFILE

関水 渚
SEKIMIZU NAGISA
生年月日:1998年6月5日
出身地:神奈川県

Instagram nagisa_sekimizu

画像8: 関水渚、映画『ウェディング・ハイ』で初めてのウェディングドレス「みんな笑顔で、結婚式は最高のイベントだと思いました」

STORY

画像: STORY

結婚式、それは新郎新婦にとって人生最大のイベント!ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)に支えられ、新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のカップルも幸せな式を迎える、はずだった…。しかし、スピーチに人生を懸ける上司・財津(高橋克実)をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる思いが大暴走!式はとんでもない方向へ・・・!?中越は披露宴スタッフと共に数々の問題を解決しようと奔走するが、さらに新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れて...。
果たして絶対に「NO」と言わない敏腕プランナーは、全ての難題をクリアし、最高の結婚式を2人に贈ることが出来るのか――?

映画『ウェディング・ハイ』

2022年3月12日(土)〈大安吉日〉ロードショー

出演:篠原涼子 中村倫也 関水渚 岩田剛典 向井理 高橋克実
脚本:バカリズム(『架空OL日記』『地獄の花園』)
監督:大九明子(『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』)
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ 「君にサチアレ」(cutting edge / JUSTA RECORD)
製作:「ウェディング・ハイ」製作委員会
制作プロダクション:ホリプロ
配給:松竹
【公式HP】 https://movies.shochiku.co.jp/wedding-high-movie/
【Twitter】 https://twitter.com/wedding_high
【Instagram】 https://www.instagram.com/wedding_high_movie/
(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会

This article is a sponsored article by
''.