『映画 バクテン‼︎』完全披露上映会に土屋神葉、石川界人、近藤隆、下野紘、神谷浩史、佐倉綾音が登壇！ファンを前に見どころ語る

本作は、宮城県の私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)の男子新体操部が、青春のすべてをかけて熱くひた走る姿を描いたストーリー。2021年4月に放送されたTVアニメから、映画化されいよいよ来月7月2日に公開を迎える。

6月11日に開催された完成披露上映会に登壇したのは、主人公・双葉翔太郎役の土屋神葉、美里良夜役の石川界人、築館敬助役の近藤隆、女川ながよし役の下野紘、亘理光太郎役の神谷浩史、栗駒あさを役の佐倉綾音の総勢6名の豪華声優陣。テレビシリーズから映画化され完成を喜ぶとともに、『映画 バクテン!!』の魅力を存分に語った。

満員の客席を前にキャスト陣が完成の喜びをかみしめる。主人公・双葉翔太郎役の土屋神葉は、スタジオにも見学に行かせていただいて、そこのスタッフの方が制作してくれた映画が皆さんに観ていただけると思うととても嬉しい、と心情を吐露。また栗駒あさを役の佐倉綾音は、本作について、青春に振り切 った作品であると語り、永遠ではない「青春」というものが詰め込まれており、1 時間半でいろんな気持ちになった、と明かした。 「バクテン!!」の魅力について聞かれると、キャストからは「前向きになれる」「青春」というワードが飛び出し、その中でも、土屋は、前向きになれる、元気になれる作品だとアピールした。美里良夜役の石川界人は、「青春」というキーワードを挙げ、青春をあまりしてこなかったという石川自身も胸に刺さるし、理想が詰まっている作品だとプッシュする。またすでに解禁されている本作PVはTV シリーズとは変わって、シリアスな印象だとし、青春の中には暗い面もあるけれどそのうえで明るい未来を目指し ていこうという姿が魅力があると話した。築館敬助役の近藤隆は、シナリオの人物描写が丁寧で演じやすく、見ていただくお客さまも見やすかったのかもしれないとコメント。女川ながよし役の下野紘は、リアリティがある作品と言い、弱小だったアオ高がインターハイに向かって頑張ってい く姿とともに日常生活が描かれている、おいしいものを食べたり、新体操とは関係のないところでいざこざが起きたりする部分も含めて共感できる点が、多くの人に愛されたポイントなのではとした。また料理の描き方についても語り、「バクテン!!」はお腹のすいている時に観てはいけないとも。 亘理光太郎役の神谷浩史は、アニメーションは派手なものが評価されがちだけど、絵が動くことが魅力の一つで、「バクテン!!」は一見地味ながらもストーリーがしっかりしていてキャラクターたちが生き生きしている、演技シーンは派手に描きつつバランスよく映像が埋まっていると語った。また、TVシリーズの「バクテン!!」をテレビで見ることがコロナ渦の楽しみでもあったと明かした。一方、佐倉は、新体操の描写が印象深いと言い、 「バクテン!!」は跳ぶときに光や火花が飛んだり、体の軌跡を光が描いたりする部分に目が奪われるし、新体操をアニメーション化するときの一つの スパイスになっていると話す。
続いて、自身の青春についての話題になると、高校時代にクラシックギター部に所属していたという土屋は、部活の後から終電までの時間は、ア クションの練習に励んでいたと言い、毎朝眠いまま学校に行っていたことが青春だったと振り返った。石川は、「バクテン!!」のような青春アニメも 観ていたそうで、学生時代は声優を目指すことに夢中になっていたようだ。近藤は、弓道部に所属しており、部員同士で休みの日に遊びに 出かけたりして楽しかったと話し、「バクテン!!」を見ていると自身の青春を思い出すと回顧。下野は、中学時代はゲームに夢中になっており、高校時代には演劇部に所属していたそうで、作中で描かれているような合宿生活に憧れると話した。神谷は、格闘ゲームにはまっていたといい、学校終わってすぐゲームセンターに向かっていたと振り返った。逆に買い食いなどは全くしなかったそうで買い食いするお金があればゲーム センターにつぎ込む!と会場の笑いを誘う。佐倉は、20歳の誕生日の時に事務所の先輩方が、佐倉の両親と結託してサプライズでお祝いする企画を立ててくれたそうで、その中に下野もいたと明かした。しかし、その日は大雪のため電車が止まってしまうというハプニングがあったそう。佐倉は家に帰るためにタクシー乗り場に向かうと、乗り場の列に下野が並んでいて、話しかけると、なぜか佐倉を家まで送ろうとする下野を不思議に思いつつ、“タクシー代が浮く”という考えを優先して一緒に帰宅したそうで、今思えばサプライズのためだったから向かう家は一緒だったのか!と当時のエピソードを明かした。
最後に、本作の見どころについて、土屋は、日常の音がドラマチックに聞こえたり、BGM にも注目ですと話し、石川は、「亘理」というキーワードの一言を、近藤は、1本1本の指の動き、震え具合など細かいところまで見てくださいと語った。下野は、表情に注目と、神谷は、見ていて気持ちのいい嘘をついてくれるし、演技シーンは迫力もあって丁寧にだましてくれると。最後の佐倉は、アオ高のライバルにあたる「シロ高」を挙げ、その理由は映画を見ていただけたらと語った。
締めの挨拶では、石川は、「バクテン!!」は映画だけを見ても楽しめるけど、映画を見るとTVシリーズも見たくなる、どちらを先に観ても楽しめる作品だとアピールし、土屋は、ティザービジュアルが解禁された際に石川と二人で盛り上がったと語ったうえでその理由がエンディングでわかるので最後まで楽しんでくださいと締めくくり、舞台挨拶は幕を閉じた。

イントロダクション

私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)男子新体操部。 『男子新体操』に魅せられ、それぞれの想いを胸に集い、いつしか“チーム”となった個性豊かな部員たち。 一つの目標を抱き、青春のすべてを懸けて熱くひた走る彼らの物語は、次なる舞台、インターハイへ。
6人で跳ぶ、「アオ高男子新体操部」最後の挑戦が、始まる——