本作は、IQ164の天才的な頭脳をもつ一方で、自閉スペクトラム症を抱えて生きる一流法律事務所で働き始めた主人公の新米弁護士ウ・ヨンウが、法廷や私生活で偏見や不条理といったさまざまな壁に果敢に挑む姿を描く。
主人公のウ・ヨンウを演じるのは、「恋慕」のパク・ウンビン。「恋慕」で見せた勇ましい世子、王役とはまた180°違った難しい役どころに挑んでいる。彼女が演じる自閉スペクトラム症を抱えながらも奮闘するウ・ヨンウには、観るものを惹きつける魅力がある。
そのウ・ヨンウを演じるにあたって、演じきれるかどか不安で出演をためらっていたパク・ウンビン。そんな彼女を、監督と脚本家が1年がかりで説得したそうだ。
出演を決断した彼女はこの役に打ち込むために、自閉スペクトラム症の研究を専門とする教授と会い、綿密なリサーチを行なった。
「彼女の誠実な心に焦点を当てました。このキャラクターに制約を持たせたくなかったので、彼女の心を自由に表現するために、あらゆる可能性を受け入れました。とても元気で勇気がある彼女から、多くを学ぶことができました」とウ・ヨンウ役を演じるにあたってパク・ウンビンは語っている(Netflix)。
劇中の裁判や打ち合わせシーンでは、誰も気づかないポイントや法律の抜け穴を見つけ、勝訴するシーンが描かれる一方で、毎回裁判で勝つ訳ではなく現実的に描かれている点にも好感がもてる。そして、相談依頼を受ける案件がバラエティ豊かで、大小さまざまな点も観ていて飽きない。
また、自閉スペクトラム症を抱える主人公に敬意を払って丁寧に描写されているほか、カン・テオ演じる法律事務所で働く同僚のイ・ジュノとのロマンス、彼女の生い立ちや家族問題、個性豊かな登場人物といった視聴者を魅了する数多くの要素や展開が視聴者の心を掴んで離さない。
毎週発表されるNetflixのTOP10リストが、この人気を裏付けている。英語以外のTV番組のグローバルTOP10では、毎週1位か2位を獲得しており、人気の高さを物語っている。日本のみならず、韓国、香港、インドネシア、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムのTOP10リストでも1位を獲得し、その他14の国や地域のTOP10リストにもランクインを記録している(2022年7月20日時点)。これはまさに多くの人に視聴されている証だ。
ウ to the ヨン to theウ!
トン to the グ to the ラミ!
さらに、パク・ウンビン演じるウ・ヨンウと、チュ・ヒョニョン演じる親友トン・グラミが劇中でかわす挨拶(ウ to the ヨン to theウ!トン to the グ to the ラミ!)もまた話題となっている。
BTSやJO1、INIのメンバーたち著名人が彼女らの挨拶をオマージュした動画(YouTubeやTikTokなど)をアップしており、注目を集めているのだ。本作の人気の高さと影響力がうかがえる。
ウ・ヨンウロス必至のNetflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は全16話、独占配信中。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
Netflixにて独占配信中
出演:
パク・ウンビン、カン・テオ、カン・ギヨン
原作・制作:
ユ・インシク、ムン・ジウォン