このサイトを訪れる人ならスティーヴ・マックィーンというスターを知らないということはないだろう。「大脱走」「ブリット」、そしてなにより「栄光のル・マン」! クルマ好き、バイク好きなら忘れられないハリウッドの大スターだ。亡くなってもう36年になるがいまだに彼のファンは多い。特に今年は、「栄光のル・マン」製作の裏側を描いたドキュメンタリー「スティーヴ・マックィーン その男とル・マン」が日本で公開され、ファンにとってはうれしい年になった。
実は、いまそのマックィーンのサイン(もちろん直筆のホンモノ)が展示されているのだ。東京・錦糸町の駅前にある映画館“楽天地シネマズ錦糸町”が今年開業30周年を迎えて、1階のチケット売り場前のスペースで展示イベント(7日まで)を行なっており、「のぼうの城」で野村萬斎が実際に着用した鎧や、「男はつらいよ」シリーズのセットなどにまじって、新旧ハリウッドスターのサインが並べられている。
オードリー・ヘプバーンやアラン・ドロン、マリリン・モンローといった懐かしいスターのものから、ジョニー・デップ、ブラッド・ピットのような最近の人気者のサインまで、展示されているのは50点ほど。スターの顔写真も付けられていて、サインが判読できなくても誰のものか分かるようになっている(笑)。人によっては、マイケル・J・フォックスのように「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」で実際に使ったガンベルトと一緒に展示されていたりもする。さほど広くないスペースなので、観覧に時間はかからない。マックィーンに限らず、古いスターが好きな人や、スターのサインに興味のある人なら、時間を作って訪れてみてはいかがだろうか。
なお、先に書いたドキュメンタリー「スティーヴ・マックィーン その男とル・マン」だが、「栄光のル・マン」の未使用映像やマックィーンのボイス・レコーディングなど、貴重な素材が盛り込まれているこの映画はブルーレイでリリースされている。マックィーンの好きな人ならぜひ一度見ておいてほしい作品だ。