名作西部劇「荒野の七人」や往年の人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」でナポレオン・ソロを演じたロバート・ヴォーンが11月11日死去したことをマネージャーが明かした。死因は急性白血病で享年83歳。
ニューヨーク生れ。50年代に映画界入り。60年の「荒野の七人」のリー役で知名度を上げた。64年から出演した「ナポレオン・ソロ」の主人公で人気爆発。映画は他に「ブリット」「タワーリング・インフェルノ」「復活の日」などに出演。TVは「刑事コロンボ」「特攻野郎Aチーム」など数々の作品にゲスト出演した。近年はTVシリーズ「華麗なるペテン師たち」にレギュラー出演した。
ヴォーンの死去で「荒野の七人」のメンバー7人が全員死去したことになったが、奇しくも今年、アントワン・フークア監督によりリメーク版「マグニフィセント・セブン」がアメリカで公開されたところ。日本でもソニー・ピクチャーズ配給で17年1月27日から公開される。ここでユール・ブリンナーの役にあたるのはデンゼル・ワシントンのようだが、ヴォーンの演じたリーにあたる役が誰なのか気になるところ。ほかにイーサン・ホーク、イ・ビョンホン、クリス・プラット、ヴィンセント・ドノフリオらが共演する。
ヴォーンのもう一つの代表作「ナポレオン・ソロ」も先日「コードネームU.N.C.L.E.」という題で映画化され、ヘンリー・カヴィルとアーミー・ハマーが主演した。こちらもなかなかのエンターテーンメントだったが、新たに生まれ変わった「荒野の七人」も期待したいところだ。