タイトルロールの“謎めいた女”には『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、世界的に活躍する実力派マリオン・コティヤールが務める。
映画『マリアンヌ』のストーリーの記事はこちらをご覧ください。
公開前に、今回は撮影の裏話を特別ご紹介しよう!
“順撮り”の魔術
「マリアンヌ」でブラッド・ピットが演じているのは、暗殺などの特殊工作を任務とする軍人。その彼がある仕事でレジスタンスの女性と夫婦を装うことになるが、その女性マリアンヌと惹かれ合うようになり、結婚して子供も生まれるという設定だ。
そのため、演技にリアリティーを求めようと撮影はシーンの順番通りに撮る“順撮り”という手法が用いられたが、このやり方を監督のロバート・ゼメキスに提案したのはピットだったという。
映画序盤でのマリアンヌに対するクールで無関心な振る舞いから、次第に情熱的になり、その後には疑心暗鬼に捕らわれ、最終的には真実を探ろうと決意するまでを忠実に追っていくことがピットにとっては大事なことだったのだ。実際に映画を見ていれば、マックスの妻に対する認識が変わっていくに従い、ピットの演技も変わっていくのが分かるだろう。
作られた“カサブランカ”
映画の冒頭はカサブランカのシーンだが、現代のこの都市は高層ビルや建設中の建物がひしめいており往時の雰囲気はない。そこで美術のゲーリー・フリーマンは、カナリア諸島のロケ撮影と共に大掛かりなセットを組んで対応した。高さ4メートルを超すシャンデリアも作られ、マックスとマリアンヌが愛を交わす砂漠の丘もセットが組まれ、そこには2人の足跡も彫り込まれた。最終的にフリーマンのチームはおよそ80ものまったく異なるセットを1から作り上げたのだ。
ハリウッドを代表とするブラッド・ピットと世界的に活躍する実力派女優マリオン・コティヤールが主演の壮大なラブストーリー映画『マリアンヌ』はいよいよ今週(2017年2月10日)より公開!お見逃しなく!!
『マリアンヌ』
2017年2月10日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズ 他 全国公開
©2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
配給:東和ピクチャーズ