「白い帽子の女」のアンジェリーナ・ジョリーの新作企画が二作、ユニバーサル・ピクチャーズで始動している。
一作は、英国の歴史作家サイモン・セバーグ・モンテフィオーリの小説『キャサリン大帝とポチョムキン:帝国の情事/Catherine the Great and Potemkin: The Imperial Love Affair』の映画化作。十八世紀のロシアの女帝と、彼女の愛人のロシアの軍人で政治家、グレゴリー・ポチョムキンを描くもの。
もう一作は、実在の第二次世界大戦中の英国の女性スパイ、クリスティーネ・グラヴィル(本名クリスチナ・スカーベック)を描く2013年のドラマ『スパイが愛したのは/The Spy Who Loved』の映画化作。彼女はイーアン・フレミングが「カジノ・ロワイヤル」で書いた女スパイ、ヴェスパー・リンドのモデルになったと言われている。
その他にもアンジーには企画が続々。
「マレフィセント」続編、「フランケンシュタインの花嫁」のリメーク企画の出演候補になっており、イタリアの小説家アレッサンドロ・バリッコが、父親の仇を討とうとする戦争孤児を描く『流血なしで』Without Bloodの映画化作を監督する企画もある。どれが先に進行するのか今後の情報に注目だ。