アメリカに流入する麻薬のほとんどがパブロ・エスコバルによるコロンビア麻薬カルテルのものだった1980年代、それを阻止するため大胆な潜入捜査が行なわれた。その捜査官ロバート・メイザーの回顧録を基に、「リンカーン弁護士」のブラッド・ファーマン監督が、「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のブライアン・クランストンを主演に撮り上げたドラマ。
脚本は本作品監督の実の母、エレン・ブラウン・ファーマン
共演は「パパが遺した物語」のダイアン・クルーガー、「ジョン・ウィック」のジョン・レグイザモ、エーミー・ライアンら。脚本のエレン・ブラウン・ファーマンは弁護士でもある文筆家だが、監督の母親でもある。
STORY
潜入捜査官メイザー(クランストン)は、麻薬の流れを追うのではなく資金の流れを追うという新しい潜入捜査の方法を考えつき、自らが架空の大富豪ボブ・ムセラに化けて麻薬カルテルの資金洗浄を追うことになる。
エミール(レグイザモ)を協力者に引き入れ、国内で麻薬取引をしている下っ端から始め、次第に資金洗浄に使われている銀行やカルテルの上層部へと顔をつないでいくメイザー。カルテルの幹部アルケイノやその妻グロリアとも親しくなり、ついにエスコバル本人の顔も確認した。ムセラの婚約者として捜査に参加したキャシー(ダイアン)との結婚式を隠れ蓑に、メイザーはカルテル幹部と銀行家たちを一網打尽にしようという計画を進めていく。