まずは前作のおさらいから…
1988年、母親を亡くした少年ピーター・クイル(クリス・プラット)は、突然、宇宙人のヨンドゥ(マイケル・ルーカー)率いる海賊ラヴェンジャーズに誘拐されてしまいます。
宇宙で成長したクイルは泥棒となってスター・ロードと名乗り、秘宝“オーブ”を手に入れたことから暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)と賞金稼ぎのロケット(声/ブラッドリー・クーパー)&グルート(声/ヴィン・ディーゼル)から追われる羽目に。
街中で騒動を起こして逮捕された彼らは、宇宙刑務所で破壊王ドラックス(デイヴ・バウティスタ)と出会い、協力して脱獄に成功。
成り行きで一緒に行動していた彼らは、オーブを狙う謎の怪人サノスから銀河を守り抜きます。
そして銀河を守る英雄チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”というチームが誕生したのです。
そして続編となる今作へーー。
前作の後半で仲間を守るために自ら犠牲になり、その後“小さな木=ベビー・グルート”として復活したグルート。とにかくこのベビー・グルートが可愛いくて冒頭から一気に物語へと引き込まれます。話す言葉は「アイ アム グルート」の3ワードのみで、とってもマイペースなところも前作と変わらず。チームのみんなから愛されてすくすくと育っているベビー・グルートを見て癒されること間違い無し!
相変わらずケンカは絶えないものの、無邪気なベビー・グルートを中心に家族のような絆で繋がっている彼らは、人工星ソヴリンからとある任務を請け負います。
そして無事に任務は成功するのですが、ひょんなことからソヴリンの指導者アイーシャ(エリザベス・デビッキ)を怒らせてしまいソヴリン軍から追われる羽目に…。
大軍に攻撃され危機一髪なところで彼らを助ける謎の人物が登場します。
その人はエゴ(カート・ラッセル)と名乗り、クイルを見るなり“私はお前の父親だ”と正体を明かすのですが、果たしてエゴはクイルの本当の父親なんでしょうか? そして彼らを追うソヴリン軍との戦いは一体どうなるのか?
今作もおバカなギャグ要素満載で、最高に楽しいエンターテイメント作品に仕上がっています。
前作でも圧倒的に強いキャラクター(恐ろしく正確で自由自在な矢を飛ばす口笛は無敵!)として登場した宇宙海賊ラヴェンジャーズのリーダー・ヨンドゥが今作でもかなり美味しいところを持っていきます。
ちなみにヨンドゥを演じているマイケル・ルーカーは大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』のメルル役でお馴染み。
この作品はマーベルヒーロー作品の中でも最も“はみだしもの感”に溢れていて、だからこそ多くの人達に愛されるのだと思います。
落ちこぼれ達が集まって反発し合いながらもちゃんと心を通わせているのが伝わるので、思わずウルっとしてしまう瞬間も(笑い泣きが多かったのですが…笑)。
あとなんと言っても音楽が最高!!
70年代を中心としたヒット・ナンバーがあらゆるシーンで流れるので、観終わったらすぐにサントラが欲しくなってしまうかも♪
撮影中も劇中で流れる音楽を聴きながらキャスト達は演じていたなんて撮影エピソードも面白いですよね。
とにかく彼らのことが愛しくてたまらなくなるので、もし前作を観ずに今作を観た方は是非前作もご覧になるとより一層この作品が大好きになると思います。
5月病を吹き飛ばすようなゴキゲンな今作を是非劇場でお楽しみください!!
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
現在公開中
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