シリーズ初の<悪>を演じる玄田からのコメントが届いた。
Q,長年のキャリアの中で数々の有名なキャラクターを演じていらっしゃる玄田さんですが、他のキャラクターとは違うオプティマスならではの想い入れや苦労する部分などはありますか?
Aこの作品は、感情を持った金属生命体がしっかり人間と同じように喋るという、今までのアニメとは違う作品として始めたものが、想像以上のスケールで実写になっています。トランスフォームシーンにおいても、アニメ以上に変身がとにかく速くて大きい。尚且つ人間たちと交流をもって喋る。多くの要素を交えたドラマとして成立させている凄い作品だと感じています。オプティマスは地球に対する思い入れが強い。第二の故郷のようなものです。どんな苦境に立たされても地球を守るという正義感を持ち続けることを土台にしてやっています。機械語のような人間離れした言葉を使うわけではないので楽しくやっています。
Q,本作のオプティマスは、人類のヒーローとして戦い続けたこれまでとは一転して、強大な敵として人類に牙をむき、何度も共闘してきたバンブルビーとも死闘を繰り広げる衝撃的な展開が待ち受けていますが、悪の手に堕ちてしまうダーク・オプティマスをどんな想いで演じられましたか?
A『トランスフォーマー』シリーズは、常に前作を超える完成度で作られています。そういう意味で、今回はいつものオプティマスでなく洗脳された状態が作品の新しさにつながるんだ、という想いで演じました。洗脳されるということは操られている状態で、本人にとっては苦悩や葛藤ではないはず。「俺は悪だ!」という強い意志を持ち過ぎず、逆にこれまでのオプティマスというキャラクターを貫く気持ちでした。
Q,アーサー王伝説や日本の歴史とも絡むなど新しい要素の多い<シリーズ最終章第一弾>である本作の、玄田さんオススメの注目ポイントを教えてください。
Aここ!というより、あらゆる場面に見どころがあります。これまでの雰囲気を覆すような中世からストーリーが始まるため驚くかもしれませんが、全く裏切ることなくふんだんに見せ場があります。
とにかく全部が見どころですので、楽しんで観ていただければ間違いないです!
全世界で大ヒットを続ける「トランスフォーマー」シリーズの最新作「トランスフォーマー/最後の騎士王」(東和ピクチャーズ配給)が2017年8月4日より全国公開される。この作品は<シリーズ最終章第1弾>と銘打たれており、これまでと違う新たな展開が待っている。なんと人類の味方だったはずのオプティマスが、今回は人類の敵になるという。そんなオプティマスの吹き替えを再び声優界のレジェンド、玄田哲章が演じることが決まった。