フランシス・フォード・コッポラ監督の妻であり、ドキュメンタリー作家でもあるエレノア・コッポラが、自身の体験を基にしたドラマで、80歳にして監督デビューを飾った「ボンジュール、アン」が7月7日から公開される。主演は夫コッポラ監督の「アウトサイダー」などで人気を呼んだダイアン・レインだ。
名匠フランシス・フォード・コッポラの妻であり、夫や娘ソフィア・コッポラ監督の現場の裏を撮影してきたドキュメンタリー作家でもあるエレノア・コッポラが、80歳にして初めて手掛けた長編劇映画。エレノア自身の体験がベースになった物語で、夫の仕事仲間とカンヌからパリへ車で移動する最中に起きた出来事を描く。エレノア自身が投影されたヒロイン、アンには夫コッポラ監督の「アウトサイダー」などで人気を呼んだダイアン・レイン。他にアルノー・ヴィアール、アレック・ボールドウィンらが共演。
映画プロデューサーの夫マイケル(ボールドウィン)とカンヌ映画祭にやってきたアン(ダイアン)は、そこでバカンスを過ごすはずだったのだが、夫の仕事の都合で突然ブダペストに飛ぶことに。でもそんなことは日常茶飯事。早速荷造りしてマイケルと飛行機に乗る用意をしたが、どうも耳の具合が良くない。そこで夫の仕事仲間ジャック(ヴィアール)がパリに戻る車に同乗して、パリの友人のアパートで休むことにした。
しかし人生を楽しむ術に長けたフランス男ジャックは、アンを美味しいレストランに誘ったり、サント・ヴィクトワール、プロヴァンスなどの名所を楽しいガイドをしながら寄り道。その日のうちにパリに着くはずが途中一泊することに……アンは思いがけない旅の間に、忘れていた自分と出会うことになる。
「ボンジュール、アン」
監督/エレノア・コッポラ
出演/ダイアン・レイン、アレック・ボールドウィン、アルノ―・ヴィアール
7月7日公開
東北新社=STAR CHANNEL MOVIES配給
©American Zoetrope, 2016