ファンの間で、見逃したことを後悔する傑作!とまで言われている(笑)『レゴ®バットマン ザ・ムービー』。楽しい映画であると同時に、バットマン伝説を見事に凝縮した作品になっています。この映画の事実上の主役はロビンなのですが、バットガールの存在価値も際立っています。実はこのバットガールというキャラは、これからのDC映画の中でキーになると思われるからです。
この夏、全米で『ワンダーウーマン』が封切られ一大センセーションを巻き起こしました!日本でも期待が高まっていますが、この『ワンダーウーマン』の成功はDC作品への期待とともに、DCの誇る女性ヒーローの素晴らしさにも目をむけさせています。昨年夏、DC映画人気を牽引したのも『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインでしたからね。
そしてバットガールは、ハーレイ・クイン、ワンダーウーマンに続いて映画化が発表されました。監督はなんとジョス・ウェドン!『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を成功させ、マーベル・シネマティック・ユニバースの立役者とも言える存在です。その彼がDCと組んで映画版“バットガール”を作ると発表したのです。
(なおジョス・ウェドンは現在『ジャスティス・リーグ』にも参加しています)
バットガールの正体は、バットマンの盟友でゴッサム市警のゴードン警部の娘バーバラ(ここは『レゴ®バットマン ザ・ムービー』でも同じです)。バットマンのような装備・コスチュームに身をつつみ、バットマンやロビンらとともにゴッサムの犯罪者と戦います。
60年代の、伝説のTVシリーズ「バットマン」(先ごろ出演のアダム・ウェスト氏が亡くなり、多くのファンが哀悼の意を表しています)では〈サード・シーズン〉に登場。またシュワちゃんが出演した『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲!』(97)では、ちょっと設定を変えてアリシア・シルバーストーンがこの役を演じていました。
バットガールがコミックスのファンに衝撃を与えたのはジョーカーの怖さが描かれた「キリングジョーク」という作品。このお話ではジョーカーは、父であるゴードンとバットマンを苦しめるため、バーバラを半身不随にしてしまうのです。
車椅子の身となったバーバラは、バットガールの座を他の女性に譲り、オラクルという名のハッカーとしてバットマンたちをサポートします。
しかし最近のコミックでバーバラは立ち直り、またバットガールとして活躍しています。今回ジョス・ウェドンはこの復活したバットガールをテーマに描くようです。
コウモリのかっこうをした女の子だからとてもポップなキャラ・イメージですが、『レゴ®バットマン ザ・ムービー』でも“かわいいだけではない”、女性ヒーローとしてしっかり描かれており、映画版も楽しみです。
『ワンダーウーマン』を劇場で観た後は、ご家庭で『スーサイド・スクワッド』でハーレイ・クイン、TVシリーズ「SUPERGIRL/スーパーガール」でスーパーガール、そして『レゴ®バットマン ザ・ムービー』でバットガールを楽しんで、DCの誇る女性ヒーローたちの素晴らしさを実感してください。
(TEXT:杉山すぴ豊)
『レゴ®バットマン ザ・ムービー』
ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)3990円+税
4K ULTRA HD&3D&2Dブルーレイセット(3枚組/デジタルコピー付)6990円+税
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