世界最強のハンバーガー帝国、マクドナルド。その誕生の裏には果たして何があったのか? 50歳代で成功の階段をのぼりはじめ、10億ドル以上の巨大企業を築き上げた世界一の創業者(ファウンダー)、レイ・クロックの知られざる実話を映画化した『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』が7月29日(土)より公開される。
世界最強のハンバーガー帝国の創業者は英雄か? 怪物か?
サラリーマン人生も半ばを過ぎた50代にして、マック&ディック兄弟の“マクドナルド”と出会い、その革新的なシステムに勝機を見い出し、壮大なフランチャイズビジネスで世界最強のハンバーガー帝国の創業者となったレイ・クロック。その成功物語は本人の自伝でも明かされているが、本作ではマクドナルド兄弟からの視点も取り入れられ、手段を選ばず競争社会でのしあがっていくレイのダークな側面にも初めて光が当てられている。果たして彼は英雄なのか、怪物なのか?
この男がいなければ我々の日常は変わっていたかもしれない
型破りな主人公レイを演じるのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたマイケル・キートン。ギラギラとした野心を隠すこともなく、魅力とカリスマ性を同時に放つレイという人物の複雑な内面をみごとに体現している。このレイという男がいなければ、我々が今のようにハンバーガーを日常的に食べる光景はなかったかもしれない。世界の、日本の日常を変えた男の半生、あなたはどう見るだろうか?