
中世英国を再現したマナーハウス

マナーハウス前 まずはシェイクスピアがお迎え

マナーハウス入り口
まるで映画「ハリー・ポッター」シリーズにでも出てきそうな街並み
東北新幹線の新白河駅から送迎バスで30分、海抜1000メートルの森に7万3000坪もの広大な敷地。そこには、ノルマン王朝からビクトリア時代まで、まさに英国文化そのものといえる街が、時を超えて優雅にそして堂々と展開されます。まるで、映画「ハリー・ポッター」シリーズや「プライドと偏見」、海外ドラマ「ダウントンアビー」にでも出てきそうな街並みです。
送迎バスで羽鳥湖周辺を抜け敷地内に入ると、まずは、英国国旗ユニオンジャックが迎えてくれます。敷地内の標識はもちろん、働くスタッフも外国人が多く、“英語”がスタンダード。さらに、施設内の買い物も、ブリティッシュ・ヒルズ£(ポンド)に両替をしてからという徹底のしよう。まさに、ここは“パスポートのいらない英国”なのです。

マナーハウスエントランス ウェッジウッドでデザインされた天井にまずは圧倒

マナーハウス内ステンドグラス

マナーハウス内キングスルーム

マナーハウス内クイーンズルーム

マナーハウス内ライブラリー ここではドラマの撮影も

レン棟(スチュワート様式)

ヘンリー2世棟(ヨーマン様式)

ホルバイン棟(チューダー様式)
実はこれらの立派な建築物、語学研修を目的に約20年前にオープンされました。中世英国を再現したマナーハウスを中心に時代考証に基づいた様々な建築様式を取り入れたゲストハウスには、一般の方も宿泊することが出来ます。木造と漆喰を基調とした安らぎの空間には、ドアノブから家具、調度品に至るまで、そのこだわりが演出されます。
英語の村てんえい
スコットランド・ハイランド地方と風土もよく似ているここ天栄村は、“英語の村てんえい”を掲げ、子供から大人まで英語の研修に力を注ぎ、映画の上映会なども定期的に行っています。そういった背景もあり招致されたブリティッシュ・ヒルズには、県外からも多くの中学校、高等学校が英語教育の一貫として訪れ、また、個人や家族での利用も増えています。さらに、最近では、企業の語学研修施設としての利用も多く、海外赴任前の駆け込み寺になっているという噂も…。もちろん滞在期間中は英語漬け(笑)。でも、一日ず~っとお勉強というわけではなく、ブリティッシュ・ヒルズ£(ポンド)でのお買い物や、スタッフとの会話を楽しみ、教室とは違う英国文化を楽しみながらの語学体験に、自然に英語が身につくのも納得です。

マナーハウス前 絶好のビール日和での発売イベント

レシピを担当したジェームズ・モロイさん
オリジナルビール“ブリティッシュヒルズプライド ブロンドエール”
そもそもここは、エアコンとは無縁の高原。関係者も「こんなに暑いのは初めてかも?」というくらいビール日和となった7月9日、日曜日。ブリティッシュ・ヒルズのオリジナルビール“ブリティッシュヒルズプライド ブロンドエール”の発売記念イベントが開催されました。
このビールは完全オリジナルレシピで、レシピを担当したのが、ブリティッシュ・ヒルズの教員、英国出身のジェームズ・モロイさん。以前、英国にてビール醸造所で長年修業をしていた経験を活かし、今回のプロジェクトでは中心的な存在です。そして、那須高原ビールとタッグを組み、英国伝統のビールを日本人の口にも合うよう、試行錯誤の上誕生したのが“ブリティッシュヒルズプライド ブロンドエール”。口当たりも良く、何杯でもいけてしまうのは、お天気だけのせいではありません。そして、地産・天栄長ネギ焼きの存在も忘れてはいけません。焼き立ての長ネギに少しだけお醤油を垂らしたとてもシンプルなレシピは、ネギの甘みをよりいっそう際立たせます。晴天下で頂く、オリジナルビールと産直のネギ焼き、たまりませんね。「う~ん、美味い!」(笑)。



英国の盆踊りフォークダンス
オリジナルビールで乾杯のあとは、ホグワーツの食堂を思わせるリフェクトリーでジャズの演奏を聞き、みんなで「You are my sunshine」を合唱し、お腹もいっぱいになったところで、今度はコートヤードで、英国の盆踊り“フォークダンス”をブリティッシュ・ヒルズのスタッフと踊ります。日差しが強すぎ、汗をかきながらも、だんだん手足の動きに慣れてくると、みなさん童心に帰って楽しみました。少しつかれたところで、今度はアフタヌーンティーを楽しみましょう! マナーハウスから歩いて2~3分、ティールーム“アスコット”で、ゆったりと時の流れを感じながら美味しい紅茶とスコーンやパイを頂きます。

ホグワーツの食堂を思わせるリフェクトリー

ティールーム“アスコット
ドライブがてら日帰り利用も可
至福のひとときは、過ぎゆくのも早く、夕方の送迎バスでブリティッシュ・ヒルズを後にします。施設内にはプール&スパ、スヌーカールーム、イングリッシュパブ、スーべニアショップなどもあり、日帰り利用することも可能です。車で少し足を伸ばせば、近くには羽鳥湖、会津・磐梯エリアも一時間程度でドライブ出来ます。またチャペルもあり、結婚式、披露宴会場としても人気です。伝統的な英国スタイルが大好きな方はもちろん、少し贅沢なひとときを味わいたい方にもおすすめのブリティッシュ・ヒルズ。今夏、是非チェックしてみて下さい。

マナーハウス内スヌーカールーム

イングリッシュパブ“フォルスタッフパブ”

スーベニアショップ“イェ・ショップ”
取材協力:神田外語グループ


