STORY
証券会社のファンド・マネージャー、ソグ(コン)は、仕事にかまけて妻との関係が破綻しており、いまはプサンに住む妻の元へ幼い娘スアン(スアン)を送り届けるため早朝の高速列車KTXでプサンに向かった。
発車間際に一人の女性が駆け込み、トイレにこもる。一方、スアンはソグに断りなく席を離れ、妊娠中のソンギョン(ユミ)とその夫サンファ(マ)に出会う。駆け込んだ女性が発症、乗務員を襲い車内はパニックに。
スアンを探すソグはようやく彼女を見つけ出し、パニックを逃れて後方の車両へ。サンファ夫妻も合流する。チョナン駅通貨の車内アナウンス。政府はソウルで発生している異常事態を“暴動”と発表する。
列車に連絡が入り、テジョン駅で停止し、軍が車内を鎮圧するので全員下車するよう指示される。だがテジョンもすでに感染者によって汚染されており、生き残っていた人々は再び列車に乗ってプサンを目指すことになる。
高校野球の選手ヨングク(チェ・ウシク)とその恋人ジニ(アン・ソヒ)、バス会社の役員ヨンソク(キム・ウィソン)らが乗車。ソグとスアン、サンファとソンギョンはそれぞれ離れ離れで乗車してしまう。
ソグ、サンファ、ヨングクは、スアンとソンギョンからスマホで連絡を受け、感染者の群れを突き破りながら救出に赴く。感染者たちの習性を利用しつつ、なんとか3人はスアンらの救出に成功する。
合流した一行はさらにジニの乗っている前方の車両へ向かうが、彼らが感染していない保証はないと、エゴをむき出しにしたヨンソクの独断で、ジニの反対を無視して車両のドアを閉鎖してしまう。
途中の東テグ駅に障害物があることが判明。わずかに生き残っていた人々は、東テグで救出を待つか、列車を乗り換えてプサンに向かうかの決断を迫られる。ソグ、サンファらは何とか列車から脱出しようとするが……