クリストファー・ノーランがが実話映画化初挑戦
「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」など、次々と新たな映像世界を生み出す鬼才クリストファー・ノーラン監督(兼脚本、共同製作)が初めて実話の映画化に挑んだ緊迫感あふれる戦争ドラマ。第二次大戦史に残る、史上最大の救出作戦“ダンケルクの戦い(ダイナモ作戦)”を基に、独軍に追いつめられた英仏軍40万人の生き残りをかけた奇跡の撤退作戦を、陸海空それぞれ異なる時間軸の出来事が一つの物語として同時進行するサスペンスフルな方式で描く。
出演者は、ノーラン作品の常連トム・ハーディー、キリアン・マーフィーの他、英国のベテラン演技派ケネス・ブラナー(「マリリン7日間の恋」)、マーク・ライランス(「ブリッジ・オブ・スパイ」)らに加え、人気グループ“ワン・ダイレクション”のハリー・スタイルズ、フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン・カーニーといった本作で俳優デビューを飾る若手たち、さらにジェームズ・ダーシー、バリー・コーガンらが共演。
撮影は「インターステラー」のホイテ・ヴァン・ホイテマ、音楽は「ダークナイト」のハンス・ジマーとこちらもノーラン監督作の常連がスタッフを務める。
敵軍の猛攻。英仏兵士たちは生き延びることができるのか?
1940年。フランス北端のダンケルク港に、ドイツ軍によって追い詰められた英仏連合軍40万の兵士が停滞していた。逃げ場のない状況で彼らは生還を諦めていなかった。
市街戦から辛くも逃げ延びた若い兵士トミー(ホワイトヘッド)。ダンケルクの浜辺に向った彼は、自身の命運を待つ何十万もの兵士たちと身動きが取れなくなる。英国海軍ボルトン中佐(ブラナー)はその中で英国軍救出の手を待っていた。彼に知らされたのは民間船も含めたドーバー海峡にいる全船舶を総動員した救出作戦の決行。だが残された時間は限られていた。
一方トミーはそこで出会ったギブソン、アレックス(スタイルズ)といった仲間と何とか救出船に乗ろうと画策する。
その頃、兵士たちを救うために、ミスター・ドーソン(ライランス)と息子ピーター(グリン・カーニー)のような民間人も自らの小型船をダンケルクに向けていた。彼らは頭上に英軍機スピットファイアが飛んでいるのを見て勇気を奮い立たせる。スピットファイアのパイロット、ファリア(ハーディー)らは襲いくる敵機から味方を必死に守っていた。
果たして敵軍の迫りくる猛攻から、膨大な英仏兵士たちは生き延びることができるのか?
「ダンケルク」
2017年9月9日(土)公開
2017年度作品。1時間46分。アメリカ映画。ワーナー・ブラザース配給
© 2017 Warner Bros.Entertainment Inc. All Rights Reserved.