01:エマ・ワトソン
日本でも興収120億円超という大ヒットとなった実写版「美女と野獣」でヒロイン、ベルを見事に演じきったエマ・ワトソン。自分の意思を通し、偏見に囚われないエマの素顔がベルのキャラクターとマッチしたのが、大ヒットの一つの要因だったのでは。
続いて11月にはトム・ハンクスと共演の最新作「ザ・サークル」が公開される。現代的なSNSの普及を背景にしたドラマだが、企業の論理や理想に翻弄されながらも、最後にはやはり自分の意志で方向性を選択するヒロイン、メイを体当たりの演技で見せてくれている。ベルとはまた違った、当世風の等身大のヒロインがエマにはよく似合っている。
素顔のエマもSNSには積極的で、ツイッターのアカウントは2500万人からフォローされているほど。国連ウイメンの親善大使の活動も続けるなど社会活動にも目を配っているが、映画の新作のニュースが待ち遠しい。
02:ソフィー・ターナー
大人気のTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」は多くの俳優を映画界に送り出してきたが、ソフィー・ターナーもその一人。「X-MEN:アポカリプス」では若き日のジーン・グレイを演じ新しい魅力を見せてくれた。シリーズの新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』ではタイトルロールに扮しており、他にもエーサ・バターフィールド共演のコメディー『タイム・フリーク』、サスペンス『ハンツビル』など待機作は続々だ。
03:リリー・ジェームズ
「ベイビー・ドライバー」がスマッシュヒットとなったリリー・ジェームズは、「シンデレラ」で注目されて以来絶好調。「高慢と偏見とゾンビ」も好評だったが、この後ジョー・ライト監督と初タッグの歴史劇『ダーケスト・アワー』、モダン西部劇『リトル・ウッズ』が撮影済み。「マンマ・ミーア!」続編ではメリル・ストリープ扮したドナの若き日を演じる。
04:フェリシティー・ジョーンズ
「怪物はささやく」では「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」と全く違う魅力を見せてくれたフェリシティー・ジョーンズ。「スター・ウォーズ」のアニメ・シリーズでは「ローグ・ワン」と同じジン・アーソ役で声の出演をしたが、いよいよアーミー・ハマーと共演する伝記ドラマ『性別の基本によって』の撮影が開始される。
05:デージー・リドリー
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のヒロインへの大抜擢で一躍注目を集めたデージー・リドリー。今年の暮れには『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が控えていて、前作で未解決だった多くの謎の解明が期待される。同じく正月映画の『オリエント急行殺人事件』にも顔を見せており、シェークスピアの『ハムレット』をヒロインの視点から描いた主演作『オフィーリア』もすでに撮影済みと、さらなる活躍が期待される。
06:メージー・ウィリアムズ
「ゲーム・オブ・スローンズ」出身組の中でもこれからが期待される若手。現在はソフィー・ターナーの『X-MEN:ダーク・フェニックス』とは別の流れとなる『X-MEN:ニュー・ミュータンツ』で狼に変身するウルフスベーン役の撮影が終わっている。新作は他に『フランケンシュタイン』の原作者の伝記映画『メーリー・シェリー』などが撮影済みだ。
07:エミリア・クラーク
「ゲーム…」出身組の中では一番の出世頭となっているエミリア・クラーク。「世界一キライなあなたに」以来スクリーンではちょっとごぶさただったが、トーラ・バーチと共演したアクション・スリラー『アンダー・サスピション』が完成し、いまはハン・ソロの若き日を描く「スター・ウォーズ」スピンオフ第2弾の撮影真っ盛りだ。
08:リリー・コリンズ
今年の新作「オクジャ」(ポン・ジュノ監督)「心のカルテ」(キアヌー・リーヴズ共演)がいずれもNetflix作品なので劇場公開されていないのは残念だが、『指輪物語』の作者J・R・R・トールキンの伝記映画『トールキン』でトールキンの妻となるエディス・ブラットを演じることになり、間もなく撮影が始まるのでこれを楽しみに待とう。
09:カーラ・デルヴィーニュ
「スーサイド・スクワッド」の後は日本公開作が途絶えていたが、ウィル・ポールターと共演した「キッズ・イン・ラブ」が11月にDVDリリース。嬉しいニュースはリュック・ベッソン監督、デーン・デハーン共演のSF大作『ヴァレリアン』が来年日本公開待機中だ。その後の新作はアンバー・ハード共演の『ロンドン・フィールズ』が撮影済み。