黒木華と野村周平が初共演にしてW主演
極度の人見知りながらも、古書に対しては人一倍の情熱と知識を持つ主人公、若く美しいビブリア古書堂店主・篠川栞子を演じるのは、『小さいおうち』(14)で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を日本人最年少で受賞し、同作と『母と暮せば』(15)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を2年連続受賞するなど、高い演技力で日本映画界を牽引する黒木華。
そして、ひょんなことからビブリア古書堂で働き始め、栞子に密かに思いを寄せる五浦大輔(ごうら だいすけ)に、『ちはやふる 上の句・下の句』(16)、『帝一の国』(17)、『22年目の告白 -私が殺人犯です』(17)など大ヒット作への出演が続く今最も旬な俳優、野村周平。黒木と野村は本作で初共演を果たし、W主演をつとめる。
このたび主演解禁に合わせ、黒木演じる篠川栞子と、野村演じる五浦大輔のキャラクター写真も映画第一弾素材として初解禁!ビブリア古書堂の本棚を背にした二人の姿が捉えられている。本作には、太宰治や夏目漱石など数々の実在の名作古書が登場するのも見どころの一つだ。古い本には、人の秘密が詰まっている―。古書と、そこに刻まれた謎と秘密を紐解く古書ミステリー映画が、2018年、満を持して誕生する!
主演二人のコメントも到着!
黒木華さんコメント
以前から原作は読んでいて、とても面白かったので今回のお話をいただいた時はうれしかったです。表紙に描かれている栞子さんのビジュアルが強く印象に残っていて、そこがプレッシャーでもありましたが、ぼそぼそ喋るところだったり、人の目をぱっと見られないところだったり、雰囲気を近づけられるよう意識しました。また監督と「何か癖があるといいよね」とお話している中で、頭を掻くとか、推理をする時は人の目をバシッと見るとか、細かい仕草を詰めていきました。
三島監督とは『繕い裁つ人』に続きお仕事するのは2回目なので、すごく嬉しいです。監督はいつも撮りたいものに明確なイメージを持たれていて、男らしい部分もありながら、撮られるものは女性的で、自分が気付かないところにも気づいてくださり、とても細やかな方だと思います。ご一緒していて面白いです。野村さんとは初共演でした。TVなどで見ている姿とあまり変わらずとても面白い方で、いつも現場を盛り上げて下さり、楽しかったです。
この作品はミステリー映画として謎解きがすごく面白く、さらに栞子と大輔の恋愛など、いろいろなところに注目してお楽しみいただける作品だと思います。原作ファンの方にも、原作を読んでいない方にも楽しんでいただきたいです。
野村周平さんコメント
原作についてはもともと知っていました。大ヒットしている話題作の映画化に声をかけていただき、とても嬉しかったです。本作で僕は五浦大輔という、過去の経験から本が読めなくなった青年を演じていますが、僕も活字に少し苦手意識があったりするので(笑)、大輔と共通点が多く、すごく入りこんで演じられています。三島監督とは今回初めてご一緒しました。いい時はすごく褒めてくださりますし、アメとムチで上手に僕のことを躍らせてくれます。黒木さんは、最初は物静かな方という印象がありましたが、たくさん話しかけてくださり、一緒にいてとても楽しい方です。今回共演できて本当によかったです。この作品には本の魅力が詰まっています。ゆったりとした、ビブリアの魅力的な世界観に浸っていただきたいです。キュンとするような淡いラブストーリーもあります。そして何より、本が読みたくなるような作品だと思います。ぜひこの映画を観て、本を読んでいただけたらなと思います。
ビブリア古書堂の事件手帖
2018年全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画、KADOKAWA
© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会