昨今の難民問題に材を取り、シリア難民の青年がヘルシンキにたどり着き、途中で生き別れになった妹を探し求める様子をユーモラスに描いたドラマ。「ル・アーヴルの靴みがき」のアキ・カウリスマキ監督の最新作で、今年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いた。
画像: 難民青年をユーモラスに描くカウリスマキ監督作
「希望のかなた」12月2日公開

アキ・カウリスマキ監督のベルリン映画祭監督賞受賞作

シリア難民の青年がヘルシンキにたどり着き、途中で生き別れになった妹を探し求める様子をユーモラスに描いたドラマ。「ル・アーヴルの靴みがき」などの人気監督アキ・カウリスマキの最新作で、今年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いた。
主役の難民青年にはシリア出身のシェルワン・ハジが扮し、彼を助ける人々を「過去のない男」のサカリ・クオスマネン、イルッカ・コイヴラ、ヌップ・コイヴらが演じ、カウリスマキ作品の常連カティ・オウティネンも顔を出している。

画像: アキ・カウリスマキ監督のベルリン映画祭監督賞受賞作

難民の青年がたどり着いたのは北国フィンランドの首都ヘルシンキ

空爆で家と家族を失い、生き残った妹と共に故郷シリアを脱出した青年カーリド(ハジ)は、途中の混乱で妹とはぐれてしまいながらもヘルシンキにたどり着いた。妹を探し出しここで暮らそうとカーリドは難民申請を出し収容所に入るが、申請は却下されトルコへの送還決定が下る。だが彼は不法滞在者として残ることを決意して収容所を脱走、街中に潜むことになる。

画像: 難民の青年がたどり着いたのは北国フィンランドの首都ヘルシンキ

彼は生き別れとなった妹とめぐり会えるのか?

そんなカーリドを救ったのははやらないレストランを経営する中年男ヴィクストロム(クオスマネン)。食事と住むところを与え、レストランで雇ってくれたうえ、偽の身分証明書まで手に入れてくれた。
収容所で友人になった男から妹が発見されたと聞いたカーリドに、ヴィクストロムをはじめとするレストランの従業員たちが協力、妹をヘルシンキに連れてくる作戦が開始される。

画像: 『希望のかなた』予告編 www.youtube.com

『希望のかなた』予告編

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「希望のかなた」
監督/アキ・カウリスマキ
出演/シェルワン・ハジ、サカリ・クオスマネン、イルッカ・コイヴラ、ヌップ・コイヴ
12月2日公開/ユーロスペース配給
©Sputnik Oy, 2017

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