織物や編み物に用いる糸=“YARN”を題材に、編み物が生活に根ざしている北欧アイスランドで製作されたクラフトアート・ドキュメンタリー。糸を紡ぎ、編み、表現する4組のアーチストの人生に迫っていく。監督はアニメーターとしても活躍するウナ・ローレンツェン。
アイスランド発のクラフトアート・ドキュメンタリー
ひとつひとつ丁寧に作られた手しごとへの回帰やクラフト・フェアの活況など、昨今は世界的なクラフト・ブームになっている。織物や編み物に用いる糸=“YARN”を題材に、編み物が生活に根ざしている北欧アイスランドで製作されたクラフトアート・ドキュメンタリー。糸を紡ぎ、編み、表現する4組のアーチストの人生に迫っていく。監督はアニメーターとしても活躍するアイスランド人女性ウナ・ローレンツェン。
ユニークな4組のアーチストたちが登場する
映画に登場するのは、全身ニットの集団と街を闊歩し、『編むことは言葉でありコミュニケーション』と語るオレク。
白い糸を人生のメタファーとして、超絶パフォーマンスを見せるサーカス・シルクール。
ゲリラ的に街をニットで彩るヤーン・グラフィティで、アイスランドから世界を旅するティナ。
子供たちの想像力を刺激するカラフルなネットの遊具を世界中で作り続ける堀内紀子。
世界各国で2年をかけて撮影された
アーチストと共に旅する糸の冒険は、アイスランド、デンマーク、ドイツ、ポーランド、スペイン、イタリア、ハワイ、キューバ、カナダなどで2年をかけて撮影された。編み物を手芸から“人とつながるアート”に昇華させようとする4組のアーチストたちの情熱を通して、糸や編み物の魅力を再発見していく。
「YARN 人生を彩る糸」
監督/ウナ・ローレンツェン
12月2日公開/ミッドシップ=kinologue配給
© Compass Films Production 2016