“家”と“時間”が巧みに絡み合う予測不可能な結末が待ち受ける
物語は、1992年11月11日、ウィルン洞34番地にひっそりと佇む家で、殺人事件が発生するところから幕が開く。夫と息子殺害の容疑で逮捕されたのは、妻のミヒ。息子の遺体も見つからず、ミヒも無実を訴えるが、懲役30年が求刑される―。それから25年後。仮釈放されたミヒは、息子を探す手掛かりを掴むため、事件が起きた家へと戻る。その家は長年放置され老朽化が激しかったが、ミヒは“あの時”と同じ何者かの気配を感じ取っていた。一方、受刑者のケアをしているチェ神父は、家に籠っているミヒを訪ねるが、彼女は頑なに心を閉ざす。チェ神父は、ミヒを縛り付けている25年前の事件を調べる中、その家にまつわる驚愕の過去を突き止める。そして、事件から25年後の同日。チェ神父は、ミヒに家を出るように警告するが―。
主演は、韓国を代表する国際派女優キム・ユンジン。日本において初めて大ヒットを記録した韓国映画『シュリ』でヒロインを演じ、その後は海外ドラマ「LOST」等活躍の場を世界に移した。本作で、『国際市場で逢いましょう』から3年ぶりの韓国映画復帰を果たした。そして、事件を追う神父を演じるのは、アイドルグループ2PMのメンバー、オク・テギョン。韓国のみならず、日本での高い人気・知名度を誇る両名が、その完成度に唸り出演の決め手となった脚本は、『プリースト 悪魔を葬る者』のチャン・ジェヒョンが担った。衝撃のスリラー描写のみならず、散りばめられた伏線と謎解き、そして家族愛など、見どころ満載。そして“家”と“時間”が巧みに絡み合う予測不可能な結末に注目だ。
時間回廊の殺人
3月17日(土) シネマート新宿・心斎橋他にて全国順次ロードショー
配給:アルバトロス・フィルム
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