豪華セレブも次々到着
豊かな自然に囲まれたイギリスの湖水地方を舞台に、元気いっぱいでいたずら好きなうさぎ・ピーターと、自然を愛する心優しい女性ビアが暮らすお隣に、大都会のロンドンからちょっぴり神経質そうな男性トーマス・マグレガーが引っ越してくるという、オリジナル・ストーリーで映画化された本作のために、プレミア実施時間は陽光輝く日中で、パシフィックシアターズは、湖水地方をイメージしたガーデン・デコレーションで彩られ、華やかで楽しい雰囲気のプレミアとなった。
出席したのは、『ANNIE/アニー』でミュージカルの手腕をいかんなく発揮したウィル・グラック監督を初め、ビアを演じたローズ・バーン(『X-MEN:アポカリプス』)、マグレガーを演じたドーナル・グリーソン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『アバウト・タイム 愛おしい時間について』)、そしてピーターの声を演じたジェームズ・コーデン、ピーターの妹のフロプシーの声を演じたマーゴット・ロビー(『スーサイド・スクワッド』)とモプシーを演じたエリザベス・デビッキ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』)。
本物のうさぎが自由に遊んだり、大きなにんじんのバルーンが飾られる中、レッドカーペットならぬグリーンカーペットが敷かれ、タレントたちはついに完成した作品をお披露目できる日が来たことを心から喜び、インタビューに答えた.
ピーターの声を担当したジェームズ・コーデンは「イギリスで育った誰もがこのキャラクターを知っていて、読んだことがあるけど、映画は(原作者ビアトリクス・)ポターが創り上げたキャラクターの“真実”を表していると思うし、彼女の作品への素晴らしいオマージュやエピソードが隠されているんだ。監督のウィル・グラックや制作チームが素晴らしいことをやり遂げた、という証拠だよね」と製作チームを賞賛し、一方の監督も「脚本の段階で、声はジェームズ・コーデンであることを確信していて、脚本を直しながら、ジェームズの声と一緒に創り上げていったんだ」とコーデンを讃えた。さらにこのプレミアの1週間前まで最後の仕上げにこだわり、最新のテクノロジーを駆使してピーターがまるでスクリーンから飛び出してくるようにしたことに触れ「もしビアトリクス・ポターさんが現代に生きていたら、この映画を楽しんでくれることを切に願うよ」と原作者への想いを語った。
ビアを演じたローズ・バーンも「原作は世界中で愛されているし、100年以上の時を経ている。それにビアトリクス・ポター財団(※ナショナル・トラスト)のサポートを得ることができたのは恐れ多かったわね」と、原作への敬意について語りました。マグレガーを演じたドーナル・グリーソンは、原作ではピーターと敵対するキャラクターであることに触れ、「マグレガーはとても神経質で、みんなに好かれるタイプではないけれど、映画が進むに連れて最後には、みんが彼のことを好きになってくれるといいね」とイギリス人らしいシニカルなユーモアでインタビューに答えた。
そして、ピーターの妹フロプシーの声を演じたマーゴット・ロビーは、のどかで色鮮やかな湖水地方の花々を思わせるBROCK COLLECTIONのフローラルドレスで登場、シルバーに輝くうさぎをモチーフにした Judith Leiberのクラッチ・バッグを手にし、ひときわ目を引いた。マーゴットは、『ピーターラビット』に登場するどうぶつたちがとびきりお気に入りで「CGであることはすぐに忘れてしまうほど、一体感があって、世界に入り込める楽しい体験よ」と映画の動物たちがいかに活き活きしているかを語った。
「ピーターラビット」は2018年5月日本公開。ソニー・ピクチャーズ配給。