「忘れられない一本」など絶賛評の嵐で世界の映画祭を席巻
「ヌーヴェル・バーグの祖母」とも呼ばれ、2015 年にはカンヌ国際映画祭で史上 6 人目となるパルム・ドール名誉賞を受賞したアニエス・ヴァルダ。そして、一般の人が自分のポートレートをプロジェクトのホームページに送り、大きなポスターになって返送されてきた写真を好きな場所に貼る、という参加型アートプロジェクト『Inside Out(インサイド・アウト)』で知られるフランス人アーティスト JR(ジェイアール)。本作は、そんなふたりがフランスの田舎を旅しながら、村々に住む市井の人々と接し作品を一緒に作り残していくロード・ムービースタイルのハートウォーミングなドキュメンタリー。
米映画批評サイト「ロッテン・トマト」では2月22日現在、100%という驚異の満足度を記録し、メディアでも「大いに感動させられ、面白く、すべてが素晴らしい!」(INDIEWIRE)、「忘れられない一本」(The New York Times)「完璧!!!」(Rolling Stone)と絶賛評が並んでいる。
第70回カンヌ国際映画祭にて最優秀ドキュメンタリー賞ルイユ・ドール(金の眼賞)、同年のトロント国際映画祭では最高賞にあたるピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)のドキュメンタリー部門を受賞するなど、世界の映画祭を席巻中。また本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門に有力作品としてノミネート。授賞式のゆくえにも注目だ。
顔たち、ところどころ
2018年9月、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
配給:アップリンク
©Agnès Varda-JR-Ciné-Tamaris, Social Animals 2016