アカデミー賞で最多ノミネート!
「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が描くダーク・ファンタジー。政府の極秘研究所に運び込まれた不思議な生物と、口をきけない清掃員の女性を中心に綴られる愛の物語。昨年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、アカデミー賞でも最多ノミネートを果たしている。
主演は「パディントン2」のサリー・ホーキンズ。彼女を囲んで「ドリーム」のオクタヴィア・スペンサー、「ノクターナル・アニマルズ」のマイケル・シャノン、「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンズ、「女神の見えざる手」のマイケル・スタールバーグらが共演。撮影を「クリムゾン・ピーク」のダン・ローストセン、音楽を「グランド・ブダペスト・ホテル」のアレクサンドル・デスプラが担当している。
運び込まれた不思議な生物……
1962年の米ソが相手を出し抜こうと競っていた冷戦時代。米政府機関の研究センターに、ホフステトラー博士(スタールバーグ)率いるチームがものものしい警備の中、不思議な生物を運び込んできた。そこで清掃員として働くイライザ(サリー)は幼い頃のトラウマで声を出すことが出来ずにいたが、同僚のゼルダ(オクタヴィア)や隣人の画家ジャイルズ(ジェンキンズ)とは手話で交流し、不便さは感じていなかった。
イライザは“彼”を逃がそうとするのだが……
そんなイライザはある事件から運び込まれた生き物“彼”の姿を見てしまう。アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の魅惑的な姿に心を奪われたイライザは人目を忍んで“彼”と会うようになり、言葉を介さない二人の関係はいつしか愛に変わっていく。
だが高圧的な軍人ストリックランド(シャノン)が“彼”を生体解剖調査しようとしていることを知り、イライザは“彼”を逃がす計画を立てる。そして事態は思わぬ方向へ……
「シェイプ・オブ・ウォーター」
監督/ギレルモ・デル・トロ
出演/サリー・ホーキンズ、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンズ、マイケル・スタールバーグ
3月1日公開/20世紀フォックス映画配給
©2017 Twentieth Century Fox