日本を代表する名優・山﨑努と樹木希林が夫婦役で共演し、世代を超えた豪華キャストが脇を固める映画『モリのいる場所』が2018年5月19日(土)より公開されることが決定。あわせて予告編が解禁された。
本作は30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく、庭の生命を見つめ描き続けた伝説の画家・熊谷守一(くまがいもりかず)とその妻・秀子の結婚52年目のある1日の物語。94歳にして、「まだまだ生きるもっと描く」と意気込む夫と、そんな変わり者の夫を笑顔でまるごと受け入れる妻を山﨑努と樹木希林という日本映画の至宝たる名優が演じる。
予告編で描かれる、文化勲章を辞退するモリと、特別驚くことなく断りを入れる秀子のやり取りには、長年ともに過ごしてきた夫婦ならではのあうんの呼吸が感じられる。あじの開き、ウィンナー、お新香、炊きたてのごはんにお味噌汁といった朝食の風景、近所の人が集まってきて食べるお昼のカレーうどんなど、なごやかなシーンが続くなか、突然の「訴えます!」と凄まれるおどろきの展開に!
監督・脚本は『南極料理人』『横道世之介』などの俊英・沖田修一。本作では、熊谷守一夫妻とふたりを取り巻く人々の魅力的な生き方を温かな視線で描き出す。作中には、心にじんわり染みわたる名セリフがちりばめられ、お互いをいたわりあう会話がじんわり心に染み入り、幸せな気持ちに包まれる作品になっている。
モリのいる場所
2018年5月、シネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマ他全国ロードショー
配給:日活
©2017「モリのいる場所」製作委員会