「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」などの大ヒット作を生んできたディズニー/ピクサーが、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に、時を超えた家族の強い絆を描くファンタジー・アドベンチャー。ディズニー/ピクサー作品としては初めて“音楽”をテーマに、先祖が暮らす“死者の国”に迷い込んだ少年の大冒険を描く。
監督は「トイ・ストーリー3」のリー・アンクリッチ。主題歌“リメンバー・ミー”は「アナと雪の女王」の主題歌”レット・イット・ゴー”の作曲家コンビ、ロバート&クリステン・アンダーソン・ロペス夫妻による新曲。本年度アカデミー賞では、長編アニメーション賞と主題歌賞の二部門を受賞。
これまで「トイ・ストーリー」ではおもちゃの世界、「ファインディング・ニモ」では魚の世界と、身近な世界の裏側をユニークな視点で描いてきたディズニー/ピクサー。今回の「リメンバー・ミー」の舞台はなんと死者の国! それだけ聞くとちょっと怖そうだけど、そこは夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。広場では音楽コンテストも開催されていて、ワクワクする雰囲気に満ちている。その美しさや楽しさが、衝撃の展開やクライマックスの感動をより際立たせる。
天才ギター少年が育ったのは“音楽禁止”の一家
音楽が大好きな天才ギター少年ミゲルは、この町出身の伝説のスター、エルネストのようなミュージシャンになることを夢見ていた。ところがミゲルの一家では、昔起きた悲しい出来事をきっかけに、代々、音楽を奏でるどころか聴くことも禁じられていた。
先祖は憧れのスーパースターだった!?
先祖の魂を迎えるお祭り、年に一度の死者の日。ミゲルはある出来事をきっかけに、自分の先祖が憧れのスター、デラクルスであることを確信する。その夜、音楽を禁じるエレナおばあちゃんと初めて衝突したミゲルは、死者の日でにぎわう街に飛び出していく。
迷い込んだのはガイコツが暮らす死者の国!
デラクルスのお墓に忍び込んだミゲルが、そこに置かれた美しいギターを奏でた瞬間、不思議なことが起きる。気づけば彼の目の前に広がっていたのは、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような巨大都市。ミゲルは死者の国に迷い込んでしまったのだ!
日の出までに元の世界に戻らないと!
死者の国では、日の出までに元の国に戻らないと体が消えるというルールが。ミゲルの唯一の頼りは、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。絶体絶命の二人と家族をつなぐ鍵は、ミゲルが大好きな曲“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が奇跡を起こす!
2017年度作品。1時間45分。アメリカ映画。ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
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