通勤電車を舞台に放つサスペンス・アクション『トレイン・ミッション』が、2018年3月30日(金)より全国公開。本作の公開を記念して、主演のリーアム・ニーソンが『バットマン ビギンズ』(05)以来13年ぶりに来日。花束ゲストとしてニーソン大ファンの女優・観月ありさが登壇し、ジャパンプレミアが行われた。

颯爽とリーアム・ニーソンが登場、会場は瞬く間に大歓声と拍手に包まれる

集結した約500人のファンが今か今かと待ちわびる中、颯爽とリーアム・ニーソンが登場すると、会場は瞬く間に大歓声と拍手に包まれた。日本には一昨日到着したばかりだというニーソン。久しぶりの来日に彼自身も感激している様子で、「こうして再び東京に戻れたことを光栄に思います。日本の皆さんは本当に素晴らしい方々ばかりで、心の底から本作に携えたことに、そして皆さんにお会いできたことに感謝しています。」と笑顔でファンに挨拶。
さらに、プロモーションのため前日から取材を受けているニーソンは、「ジャーナリストの方も、映画を応援するためにきてくれて、映画はやはり一人で作れるものではないなと。日本の方々は礼儀がとても素晴らしく、そうしたエチケットや礼儀正しさは他の諸国でも見習うべきだと感じました。」と感謝の言葉を重ね、歓声に応えた。

『トレイン・ミッション』でリーアムが演じるのは、刑事を退職し長年勤めてきた保険会社を60歳で突如リストラされた不運な男・マイケル。途方に暮れながら帰路に向かう電車内、見知らぬ女から「乗客の中から〈ある人物〉を探し出せば、10万ドル支払う」と持ちかけられた彼は、同時に妻と息子の命が危ないと脅され、疾走する電車の中、駅の数だけ仕掛けられた罠に翻弄されながらも、元警官のスキルを駆使して“捜査”を進めていく―。

65歳でありながら激しいファイトシーンを完璧に演じて見せたニーソン

本作を手掛けたシチュエーションスリラーの名手ハウメ・コジェ=セラ監督とは、『アンノウン』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』に続き4度目のタッグとなるニーソン。監督には絶対の信頼を置いている様子で、「本当に監督は秀逸な方だと思います。最初に仕事したのが『アンノウン』という作品でしたが、その時から回を重ねるごとに彼の素晴らしさが際立っていると思います。どのシーンを撮っていても、作品全体のカタチやダイナミズムがちゃんと頭に入っている。常に全体像が見えている力を持たれている数少ない方だと思います。彼も僕も、お互いに100%の信頼を置いている関係です。」と明かしました。
また、本作については、「『フライトゲーム』の心の続編」だと監督が以前インタビュ―で答えていましたが、私も同じくそうだと思います。実際に自分も何度も乗った事のある、ニューヨークの北部にいく通勤電車が舞台ですが、撮影は実はロンドンのスタジオでされており、劇中7両ある車両は、実際は1.5両くらいしか無いのです。そのギャップがシュールで面白く感じました。」と、脚本を手にした当時の想いを振り返りました。
さらに、『96時間』シリーズでは無敵の父親を、そして本作でも65歳でありながら激しいファイトシーンを完璧に演じて見せたニーソンは、「膝が大丈夫なうちはね」と謙遜しつつもアクションにもまだまだ意欲的な様子を見せ、これにはファンも一安心。一方で、「そんな最強の男にも怖いものはあるの?」とのMCからの質問には、「高いところ」とぼそっと答えるチャーミングな一面も垣間見え、会場は度々黄色い歓声に包まれた。

ニーソンの大ファンである女優・観月ありさが会場に

イベント中盤には、リーアムの13年ぶりの来日を記念し、彼の大ファンである女優・観月ありさが会場に駆けつけた。アジアンビューティを感じさせる雅なロングドレスに身を包み華麗な美脚を披露した観月は、「今日はお会いできることができて光栄です!皆さんもリーアムさんのことが大好きだと思いますが、私も大ファンで…こんなに近づいてしまってすみません(苦笑)」と挨拶し、春の訪れに相応しい“サクラの花束“をリーアムにプレゼント。対するリーアムは、「それでは二人でこれから歌わせていただきますね」と、ジョークを飛ばしつつ、「恋に落ちてしまいました。」と笑顔で告白、観月も「私もです!Me too!!」と応え、まさかのビッグカップル誕生に会場は大盛り上がり!
実は、ニーソンがスクリーンデビューしたのと同時期に、芸能活動を始めたという観月。奇しくも“同期”のような関係性の観月についてリーアムが、「実は今日「伝説の少女」(91年リリース/観月ありさのデビューシングル)を拝聴させていただいたんです」と明かすと、「あの曲は、14歳の時に歌ったんです!リーアムさんに聞いてもらえる日がくるなんて…、大感激です!」と興奮した様子で喜びの胸中を明かした。
さらに、もしもリーアムと共演できるとしたら「やっぱり彼女役をさせていただきたい!そして一緒にアクションをしたい!」との観月の懇願にも、「ぜひやりましょう」と笑顔で了承した。

画像: 観月ありさとリーアム・ニーソン

観月ありさとリーアム・ニーソン

フォトセッションでは、集まったマスコミのほかファンに向けた撮影会も併せて行われ、会場は再び大熱狂。最後に、これから映画を鑑賞するファンに向け、ニーソンは「(映画の舞台が)電車ですので、ぜひ乗り心地を楽しんでください。また、チケットが必要になりますので、ぜひチケットを用意して楽しんでくださいね。」と哀愁ある笑顔で締めくくり、観月と共に会場を後にした。

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