「君の名前で僕を呼んで」のジェームズ・アイヴォリーが贈る伝説の文芸ロマンがリバイバル!「モーリス」が4Kで2018年4月28日公開。

監督はアカデミー賞受賞経験を持つジェームズ・アイヴォリー

1980年代に日本のミニシアターで大ヒットした、美しき英国青年たちの禁断の愛を描く作品で、先日「君の名前で僕を呼んで」でアカデミー賞脚色賞を受賞したジェームズ・アイヴォリーが監督。原作はE・M・フォースター(「眺めのいい部屋」)が執筆したものの、同性愛がテーマだったため1914年当時は出版されず、彼の死後71年に出版されたもの。

製作当時また新人だったヒュー・グラント(「パディントン2」)の出世作で、モーリス役のジェームズ・ウィルビー(「ハワーズ・エンド」)と共に、本作でベネチア国際映画祭男優賞を受賞。ほかにTV「SHERLOCK /シャーロック」のルパート・グレイヴス、「ガンジー」のベン・キングズリー、「インディ・ジョーンズ」シリーズのデナム・エリオットらが共演。製作はアイヴォリーのパートナーだった故イスマイル・マーチャントが担当。4Kデジタル修復版での再公開で、これが初の無修正版上映となる。

禁断の愛の行方は…?

1909年、ケンブリッジ大学で美しい学生モーリス(ウィルビー)は、知性的なクライヴ(グラント)と出会う。ギリシアの古典的理想主義と同性愛を信奉するクライヴは、モーリスに愛していることを打ち明け、モーリスは戸惑いながらも、いつしかその愛情を受け入れるようになる。

やがて二人は卒業するが、そのころの英国では同性愛者が社会的な制裁を受ける風潮になっていくと、家柄のあるクライヴはモーリスを避けるようになっていき、貴族令嬢と偽りの結婚もしてしまう。

クライヴの変貌に絶望するモーリス。そんな彼の前に現われたのは、クライヴ家の使用人である森番の美青年アレック(グレイヴス)で、彼はモーリスへの秘かな思いを打ち明ける。そしてモーリスは身分違いの彼と結ばれるが、アレックが仕事場まで訪ねてくることに懸念を抱くことも。しかしアレックが外国へ移住することを知った時、モーリスは自分の本当の気持ちに気づいていく。

注目ポイント:初公開当時、英国美青年ブームを巻き起こす

日本で初公開されたのは1988年1月29日で、いまや東京の老舗ミニシアター、シネスイッチ銀座の開場第2弾作品としてリリース。ここで10万人近い観客を集め、5月までに及ぶロングヒットを記録。その観客の多くが女性で、劇場は連日ファンの熱気で溢れかえった。

またヒュー・グラントを筆頭に、ルパート・グレーヴズ、ジェームズ・ウィルビーが新たな英国美青年俳優として人気急上昇。本誌でも彼らはじめダニエル・デイ・ルイスら英国男優がカラー・グラビアページを飾るようになった。

作品自体の評価も高く、翌年の本誌読者ベストテンで、作品賞第2位にランクイン。

「モーリス」
2018年4月28日公開
原題『モーリス』1987年度作品。2時間21分。
イギリス映画。KADOKAWA配給

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