流ちょうなフランス語で挨拶した常盤
今年で26回目を数える『フランス映画祭2018』(2018年6月21日~24日開催)。日仏交流160周年も迎える記念すべき本年の開催は、13年ぶりに横浜で実施。フェスティバル・ミューズに選ばれたのは、横浜出身で何度もフランスを訪れたことのある常盤貴子。彼女が今年の映画祭の見どころを語った。
横浜市市長、林文子の呼び込みで登壇した常盤は冒頭『ボンジュール、コモ サヴァ? モア、サヴァ! メルシー(こんにちは!皆さんお元気ですか?私は元気です。ありがとう)』とフランス語であいさつし、会場を和ませた。フランス語番組を二年間担当。フランス語を勉強した彼女は『語学を勉強するとその国のことがより理解できるといわれますが、私もその通りでした。よりフランス人の素敵なところを見つけられました。またフランスでは映画をエンターテインメントというよりは、アートとしてとらえるようです。フランス映画というと難しいな悩んでしまう方が多いかもしれないですが、アートのように何枚もの絵画を見る感じで映画を見ていただければいいと思います』とフランス映画の楽しみ方の持論を語った。
この後、ユニフランス代表イザベル・ジョルダーノから今回の上映作と来日ゲストの発表が行なわれた。オープニング作品は「最強のふたり」の監督コンビの新作「セラヴィ!」で、エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュの両監督が来日するという。さらにアニェス・ヴァルダとアーティストJRによるロードムービー「顔たち、ところどころ」や、セザール賞で作品賞ほかを受賞した「ブラッディ・ミルク」、アンヌ・フォステーヌ監督最新作「マーヴィン、あるいは素晴らしい教育」など合計12作が発表された(追加で2本上映)。
これを聞いた常盤は『すごく楽しみです。「セラヴィ!」のフランス語タイトルを覚えたいです。タイトルの中に監督のメッセージが込められていると思うので。そういうことを考えながらフランス語を学ぶのも楽しいと思います』と独自の楽しみ方も語った。