アカデミー賞候補歴を持つ若手演技派アンドリュー・ガーフィールドが主演
第71回ロンドン映画祭でオープニングを飾った本作は、1950年代にアフリカでポリオに感染した父親のロビン・カヴェンディッシュとその妻ダイアナの激動の半生を、息子であるジョナサン・カヴェンディッシュが自ら映画化した感動作。
運命の恋に落ち、家族や友人に祝福されて結婚し、最高に幸せな日々を送っていたロビンとダイアナ。ところが、出張先のナイロビで、突然ロビンが倒れてしまう。診断結果はポリオ、首から下が全身マヒとなり人工呼吸器なしでは息もできない。時は1959年、医師からは「余命数カ月」と宣告される。英国に戻り息子が生まれたが、ロビンは絶望の中にいた。病院を出たいと望むロビンのために、医師の反対を押し切り自宅で看病する決意をするダイアナ。彼女の決断は、ロビンの運命を大きく変えていく――
首から下が全身マヒになり、人工呼吸器なしでは自力で息をすることができず、余命数ヶ月を宣告されたロビン。なぜ、彼は「世界一幸せ」だと胸を張れたのか?
ポジティブかつエネルギッシュに人生を謳歌したロビンと、彼に無償の愛を注ぎ込んだ妻のダイアナ、支え続けた兄弟や友人たちとの絆が、『レ・ミゼラブル』の脚本家ウィリアム・ニコルソンの手腕により、感動的に描かれる。笑いや感動で、人々を幸せにする映画製作者として活躍するジョナサン・カヴェンディッシュの原点にもなったと言える真実の物語。
主人公には『ハクソー・リッジ』でアカデミー賞®にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールド、ダイアナにはTVシリーズ「ザ・クラウン」でゴールデン・グローブ賞を受賞したクレア・フォイ。家族を見守る仲間たちには『プライドと偏見』のトム・ホランダーや、「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵でお馴染みのヒュー・ボネヴィル。監督は、『ホビット』シリーズの第2監督を務め、今回初長編監督デビューとなるアンディ・サーキス。オスカーに3度輝く撮影監督ロバート・リチャードソンが捉える、50~60年代の英国のエレガントな暮らしと、旅先の雄大なアフリカの風景も見逃せない。
ブレス しあわせの呼吸
2018年9/7(金)角川シネマ有楽町他全国ロードショー
配給:KADOKAWA
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