同じ一つ歳を重ねるのでも、29 歳から30 歳になるのは人生の特別な節目。その“29歳問題”をテーマにした香港の舞台劇『29+1』を映画化。原作劇の作、演出、主演(二役)を務めた女性クリエーター、キーレン・パンが自ら脚色し、初監督を務める。出演はクリッシー・チャウ、ジョイス・チェンら。
舞台劇の映画化が7週連続のトップテン入り
同じ一つ歳を重ねるのでも、29 歳から30 歳になるのは人生の特別な節目。その“29歳問題”をテーマにした香港の舞台劇『29+1』を映画化。まもなく 30 歳を迎える二人の対照的な女性の姿を、80年代のアジア文化へのオマージュ満載で描く。原作劇の作、演出、主演(二役)を務めた女性クリエーター、キーレン・パンが自ら脚色し、初監督を務める。
出演は「西遊記 はじまりのはじまり」のクリッシー・チャウ、ジョイス・チェンら。本国・香港で非アクション映画としては異例の、7週連続ベストテン入りの大ヒットを記録した。
アパートから退去を言い渡されてしまう
2005年の香港。30歳を目前に控えたクリスティ(クリッシー)は勤め先では働きぶりが評価されて昇進、長年付き合っている彼氏もいて、周囲も羨むほど充実した日々を送っている。だが実のところ、仕事のプレッシャーはキツく、彼氏とはすれ違いがち、実家の父親の認知症も気がかりだ。そんなある日、住み慣れたアパートの部屋が家主によって売却され、退去を言い渡されてしまう。
同じ29歳でもまったく違う生活を送る女性
家主から紹介された仮住まい先は、女の子らしい小物でいっぱいの部屋だった。住人のティンロ(ジョイス)という女性はパリに旅行中。彼女の日記によると偶然にも誕生日も同じ29歳だったが、そこに書かれているささやかな日常はクリスティのものとはまったく違う、自由で新鮮なものだった。
「29歳問題」
監督/キーレン・パン
出演/クリッシー・チャウ、ジョイス・チェン
5月19日公開/ザジフィルムズ=ポリゴンマジック配給
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